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公開番号2025102126
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023219378
出願日2023-12-26
発明の名称相間絶縁部材、固定子、電動機および圧縮機
出願人愛知電機株式会社
代理人
主分類H02K 3/38 20060101AFI20250701BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】固定子巻線の冷却性能を向上させることのできる相間絶縁部材と、これを用いた固定子、電動機および圧縮機を提供する。
【解決手段】集中巻き方式で固定子の各ティースに巻回される固定子巻線の間に配置される相間絶縁部材200であって、第1の中央部分106と第2の中央部分107を中央折曲部101でV字状に折り曲げる。第1の中央部分106には第1の縁部103を設け、第2の中央部分107には第2の縁部105を設ける。第1の中央部分106と第2の中央部分107の何れか一方に開口108を設ける。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
隣接するティースに巻き付けられる固定子巻線の間に配置される相間絶縁部材であって、軸方向に沿った中央折曲部でV字状に折り曲げられる第1の中央部分および第2の中央部分と、前記第1の中央部分のV字状に開いた側から周方向一方側へ向けて延在する第1の縁部と、前記第2の中央部分のV字状に開いた側から周方向他方側へ向けて延在する第2の縁部からなり、前記第1の中央部分又は第2の中央部分の何れか一方に開口を設けたことを特徴とする相間絶縁部材。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
隣接するティースに巻き付けられる固定子巻線の間に配置される相間絶縁部材であって、軸方向に沿った中央折曲部でV字状に折り曲げられる第1の中央部分および第2の中央部分と、前記第1の中央部分のV字状に開いた側から周方向一方側へ向けて延在する第1の縁部と、前記第2の中央部分のV字状に開いた側から周方向他方側へ向けて延在する第2の縁部からなり、前記第1の中央部分と前記第2の中央部分の双方に開口を設け、当該前記第1の中央部分の開口と前記第2の中央部分の開口の位置をずらして配置したことを特徴とする相間絶縁部材。
【請求項3】
前記第1の中央部分の開口と第2の中央部分の開口をそれぞれ複数備えて構成したことを特徴とする請求項2記載の相間絶縁部材。
【請求項4】
隣接するティースに巻き付けられる固定子巻線の間に配置される相間絶縁部材であって、軸方向に沿った中央折曲部でV字状に折り曲げられる第1の中央部分および第2の中央部分と、前記第1の中央部分のV字状に開いた側から周方向一方側へ向けて延在する第1の縁部と、前記第2の中央部分のV字状に開いた側から周方向他方側へ向けて延在する第2の縁部からなり、前記第1の中央部分又は第2の中央部分の何れか一方に開口を設けるとともに、前記第1の縁部と前記第2の縁部の幅方向寸法を相違させたことを特徴とする相間絶縁部材。
【請求項5】
隣接するティースに巻き付けられる固定子巻線の間に配置される相間絶縁部材であって、軸方向に沿った中央折曲部でV字状に折り曲げられる第1の中央部分および第2の中央部分と、前記第1の中央部分のV字状に開いた側から周方向一方側へ向けて延在する第1の縁部と、前記第2の中央部分のV字状に開いた側から周方向他方側へ向けて延在する第2の縁部からなり、前記第1の中央部分と前記第2の中央部分の双方に開口を設け、当該前記第1の中央部分の開口と前記第2の中央部分の開口の位置をずらして配置するとともに、前記第1の縁部と前記第2の縁部の幅方向寸法を相違させたことを特徴とする相間絶縁部材。
【請求項6】
隣接するティースに巻き付けられる固定子巻線の間に配置される相間絶縁部材であって、軸方向に沿った中央折曲部でV字状に折り曲げられる第1の中央部分および第2の中央部分と、前記第1の中央部分のV字状に開いた側から周方向一方側へ向けて延在する第1の縁部と、前記第2の中央部分のV字状に開いた側から周方向他方側へ向けて延在する第2の縁部からなり、前記第1の中央部分と前記第2の中央部分の双方に複数の開口を設け、当該前記第1の中央部分の開口と前記第2の中央部分の開口の位置をずらして配置するとともに、前記第1の縁部と前記第2の縁部の幅方向寸法を相違させたことを特徴とする相間絶縁部材。
【請求項7】
請求項1乃至請求項6の何れかの相間絶縁部材を備えて構成されることを特徴とする固定子。
【請求項8】
請求項7の固定子を備えて構成されることを特徴とする電動機。
【請求項9】
請求項8の電動機を備えて構成されることを特徴とする圧縮機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、圧縮機に組み込まれる電動機の冷却性能を向上させることのできる相間絶縁部材に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
電動機を構成する固定子は、絶縁特性を向上させるために、固定子コアの隣接するティースにスロット絶縁を介して巻き付けられる固定子巻線の間に相間絶縁部材が配置されている。例えば、特許文献1には、矩形状の樹脂製フィルムの中央部をV字状に折り曲げ、V字状の両側に、略L字状に伸びる折り曲げ部を設けた相間絶縁部材が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-164357号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記相間絶縁部材を備えた電動機が空調機を構成する圧縮機に組み込まれる場合、当該電動機は圧縮機内の冷媒を循環させ、室内の温度調節をするための動力源として用いられる。このとき、当該冷媒は電動機を冷却する目的にも利用される。冷媒によって電動機を冷却する際、ティース間のスロット内を冷媒が通過することによって、ティースに巻回された固定子巻線は冷却されるが、固定子巻線間に相間絶縁部材が配置されていると、当該相間絶縁部材によって、冷媒が固定子巻線と接触することが阻害されるため、冷媒による固定子巻線の冷却効果が低下してしまう。
【0005】
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、電動機の固定子巻線の冷却効果の低下を防止することのできる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の発明は、隣接するティースに巻き付ける固定子巻線間に配置される相間絶縁部材であって、軸方向に沿った中央折曲部でV字状に折り曲げられる第1の中央部分および第2の中央部分と、前記第1の中央部分のV字状に開いた側から周方向一方側へ向けて延在する第1の縁部と、前記第2の中央部分のV字状に開いた側から周方向他方側へ向けて延在する第2の縁部からなり、前記第1の中央部分又は第2の中央部分の何れか一方に開口を設けたことに特徴を有する。
【0007】
請求項2記載の発明は、隣接するティースに巻き付けられる固定子巻線の間に配置される相間絶縁部材であって、軸方向に沿った中央折曲部でV字状に折り曲げられる第1の中央部分および第2の中央部分と、前記第1の中央部分のV字状に開いた側から周方向一方側へ向けて延在する第1の縁部と、前記第2の中央部分のV字状に開いた側から周方向他方側へ向けて延在する第2の縁部からなり、前記第1の中央部分と前記第2の中央部分の双方に開口を設け、当該前記第1の中央部分の開口と前記第2の中央部分の開口の位置をずらして配置したことに特徴を有する。
【0008】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の相間絶縁部材であって、前記第1の中央部分の開口と第2の中央部分の開口をそれぞれ複数備えて構成したことに特徴を有する。
【0009】
請求項4記載の発明は、隣接するティースに巻き付けられる固定子巻線の間に配置される相間絶縁部材であって、軸方向に沿った中央折曲部でV字状に折り曲げられる第1の中央部分および第2の中央部分と、前記第1の中央部分のV字状に開いた側から周方向一方側へ向けて延在する第1の縁部と、前記第2の中央部分のV字状に開いた側から周方向他方側へ向けて延在する第2の縁部からなり、前記第1の中央部分又は第2の中央部分の何れか一方に開口を設けるとともに、前記第1の縁部と前記第2の縁部の幅方向寸法を相違させたことに特徴を有する。
【0010】
請求項5記載の発明は、隣接するティースに巻き付けられる固定子巻線の間に配置される相間絶縁部材であって、軸方向に沿った中央折曲部でV字状に折り曲げられる第1の中央部分および第2の中央部分と、前記第1の中央部分のV字状に開いた側から周方向一方側へ向けて延在する第1の縁部と、前記第2の中央部分のV字状に開いた側から周方向他方側へ向けて延在する第2の縁部からなり、前記第1の中央部分と前記第2の中央部分の双方に開口を設け、当該前記第1の中央部分の開口と前記第2の中央部分の開口の位置をずらして配置するとともに、前記第1の縁部と前記第2の縁部の幅方向寸法を相違させたことに特徴を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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