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公開番号2025079186
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-21
出願番号2023191712
出願日2023-11-09
発明の名称車両制御方法、車両制御装置及び電気自動車
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類B60L 3/00 20190101AFI20250514BHJP(車両一般)
要約【課題】ドライバによる手動変速操作に基づき電気モータの出力制御が行われる制御モードを含む電気自動車の、複数の運転モードの切り替えの内容をドライバに正しく伝える車両制御方法を提供する。
【解決手段】車両制御方法は、電気自動車が有する運転モードの設定情報が取得し、設定情報に基づいて運転モードのモード切り替えが検出された場合、モード切り替えをドライバに通知するための通知音をスピーカから出力する。運転モードは、電気自動車の手動運転要素の操作情報に基づいた電気モータの出力制御及び、操作情報に基づいて生成された擬似エンジン音の出力制御の少なくとも一方が行われるカスタムモードを含む。カスタムモードへの切り替えが検出された場合にスピーカから出力される通知音の出力形態は、カスタムモードからの切り替えが検出された場合にスピーカから出力される通知音の出力形態と異なる。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
電気モータを走行用の動力装置として使用する電気自動車に適用される車両制御方法であって、
前記電気自動車が有する運転モードの設定情報を取得するステップと、
前記設定情報に基づいて前記運転モードのモード切り替えが検出された場合、前記電気自動車のドライバに前記モード切り替えを通知するための通知音を前記電気自動車のスピーカから出力するステップと、
を含み、
前記運転モードが、前記電気自動車の手動運転要素の操作情報に基づいた前記電気モータの出力制御、及び、前記操作情報に基づいて生成された擬似エンジン音の出力制御の少なくとも一方が行われるカスタムモードを含み、
前記カスタムモードへの切り替えが検出された場合に前記スピーカから出力される前記通知音の出力形態が、前記カスタムモードからの切り替えが検出された場合に前記スピーカから出力される前記通知音のそれと異なる
ことを特徴とする車両制御方法。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両制御方法であって、
前記カスタムモードへの切り替えが検出された場合に前記スピーカから出力される前記通知音の内容が、前記カスタムモードからの切り替えが検出された場合に前記スピーカから出力される前記通知音のそれと異なる
ことを特徴とする車両制御方法。
【請求項3】
請求項1に記載の車両制御方法であって、
前記カスタムモードへの切り替えが検出された場合は前記スピーカから出力される前記通知音がフェードイン再生され、前記カスタムモードからの切り替えが検出された場合は前記スピーカから出力される前記通知音がフェードアウト再生される
ことを特徴とする車両制御方法。
【請求項4】
請求項1に記載の車両制御方法であって、
前記カスタムモードへの切り替えが検出された場合に前記スピーカから出力される前記通知音、及び、前記カスタムモードからの切り替えが検出された場合に前記スピーカから出力される前記通知音が、所定エンジン車両のエンジン音を含む
ことを特徴とする車両制御方法。
【請求項5】
請求項4に記載の車両制御方法であって、
前記カスタムモードへの切り替えが検出された場合に前記スピーカから出力される前記通知音が、前記所定エンジン車両のイグニッションオン時のエンジン音を含み、
前記カスタムモードからの切り替えが検出された場合に前記スピーカから出力される前記通知音が、前記所定エンジン車両のイグニッションオフ時のエンジン音を含む
ことを特徴とする車両制御方法。
【請求項6】
請求項4に記載の車両制御方法であって、
前記カスタムモードへの切り替えが検出された場合に前記スピーカから出力される前記通知音が、前記所定エンジン車両の加速時のエンジン音を含み、
前記カスタムモードからの切り替えが検出された場合に前記スピーカから出力される前記通知音が、前記所定エンジン車両の減速時のエンジン音を含む
ことを特徴とする車両制御方法。
【請求項7】
請求項4に記載の車両制御方法であって、
前記所定エンジン車両は、複数のエンジン車種の中から指定されたものであり、
前記カスタムモードへの切り替えが検出された場合に前記スピーカから出力される前記通知音、及び、前記カスタムモードからの切り替えが検出された場合に前記スピーカから出力される前記通知音が、前記指定されたエンジン車種のエンジン音を含む
ことを特徴とする車両制御方法。
【請求項8】
請求項1~7何れか1項に記載の方法であって、
前記手動運転要素が、アクセルペダルと、エンジン車両のシフトパドルに似せた擬似シフトパドルを含む
ことを特徴とする車両制御方法。
【請求項9】
請求項1~7何れか1項に記載の方法であって、
前記手動運転要素が、アクセルペダルと、エンジン車両のクラッチペダルに似せた擬似クラッチペダルと、エンジン車両のシフトレバーに似せた擬似シフトレバーを含む
ことを特徴とする車両制御方法。
【請求項10】
電気モータを走行用の動力装置として使用する電気自動車に適用される車両制御装置であって、
各種処理を行うプロセッサを備え、
前記プロセッサが、
前記電気自動車が有する運転モードの設定情報を取得し、
前記設定情報に基づいて前記運転モードのモード切り替えが検出された場合、前記電気自動車のドライバに前記モード切り替えを通知するための通知音を前記電気自動車のスピーカに出力し、
前記運転モードが、前記電気自動車の手動運転要素の操作情報に基づいた前記電気モータの出力制御、及び、前記操作情報に基づいて生成された擬似エンジン音の出力制御の少なくとも一方が行われるカスタムモードを含み、
前記カスタムモードへの切り替えが検出された場合に前記スピーカから出力される前記通知音の出力形態が、前記カスタムモードからの切り替えが検出された場合に前記スピーカから出力される前記通知音のそれと異なる
ことを特徴とする車両制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電気モータを走行用の動力装置として使用する電気自動車に適用される技術に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許第6787507号公報は、電気モータを走行用の動力装置として使用する電気自動車を開示する。この従来の電気自動車は、手動変速機付きのエンジン車両(以下、「MTエンジン車両」とも称す。)に特有のトルク特性を模擬するように、電気モータの出力を制御する。電気モータの出力の制御は、ドライバによって操作される擬似手動変速機からの信号に基づいて行われる。擬似手動変速機は、MTエンジン車両に搭載される手動変速機に似せた構成を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6787507号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来の電気自動車によれば、ドライバによる手動変速操作に基づいた電気モータの出力制御が行われる制御モードに加え、手動変速操作に基づかない電気モータの通常の出力制御が行われる制御モードを、電気自動車の2つの運転モードとして設定できる。そして、ドライバによるモードの指定操作に基づいてこれらの運転モードを切り替えれば、ドライバが希望する時間及び場所で、MTエンジン車両を運転しているような感覚をドライバが得ることが可能となる。
【0005】
しかしながら、電気自動車に設定できる運転モードの数が増えることで、ドライバによって指定された運転モードをドライバ自身が勘違いする可能性がある。そうすると、例えば、手動変速操作に基づかない電気モータの出力制御が行われる運転モードが指定されているにもかかわらず、運転モードの内容を勘違いして手動変速操作を行ったドライバが、電気自動車の挙動に対して違和感を覚えることになる。そして、この問題は、運転モードの切り替え時に起こることが予想される。従って、運転モードの切り替えの内容をドライバに正しく伝えるための改良が望まれる。
【0006】
本開示は上記の課題に鑑みてなされたものである。本開示の1つの目的は、ドライバによる手動変速操作に基づいた電気モータの出力制御が行われる制御モードを含む電気自動車の複数の運転モードの切り替えの内容を、ドライバに正しく伝えることが可能な技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の第1の観点は、電気モータを走行用の動力装置として使用する電気自動車に適用される車両制御方法であり、次の特徴を有する。
前記車両制御方法は、前記電気自動車が有する運転モードの設定情報を取得するステップと、前記設定情報に基づいて前記運転モードのモード切り替えが検出された場合、前記電気自動車のドライバに前記モード切り替えを通知するための通知音を前記電気自動車のスピーカから出力するステップと、を含む。
前記運転モードは、前記電気自動車の手動運転要素の操作情報に基づいた前記電気モータの出力制御、及び、前記操作情報に基づいて生成された擬似エンジン音の出力制御の少なくとも一方が行われるカスタムモードを含む。
前記カスタムモードへの切り替えが検出された場合に前記スピーカから出力される前記通知音の出力形態は、前記カスタムモードからの切り替えが検出された場合に前記スピーカから出力される前記通知音のそれと異なる。
【0008】
本開示の第2の観点は、電気モータを走行用の動力装置として使用する電気自動車に適用される車両制御装置であり、次の特徴を有する。
前記車両制御装置は、各種処理を行うプロセッサを備える。前記プロセッサは、前記電気自動車が有する運転モードの設定情報を取得し、前記設定情報に基づいて前記運転モードのモード切り替えが検出された場合、前記電気自動車のドライバに前記モード切り替えを通知するための通知音を前記電気自動車のスピーカに出力する。
前記運転モードは、前記電気自動車の手動運転要素の操作情報に基づいた前記電気モータの出力制御、及び、前記操作情報に基づいて生成された擬似エンジン音の出力制御の少なくとも一方が行われるカスタムモードを含む。
前記カスタムモードへの切り替えが検出された場合に前記スピーカから出力される前記通知音の出力形態は、前記カスタムモードからの切り替えが検出された場合に前記スピーカから出力される前記通知音のそれと異なる。
【0009】
本開示の第3の観点は、電気モータを走行用の動力装置として使用する電気自動車であり、次の特徴を有する。
前記電気自動車は、スピーカと、手動運転要素と、各種処理を行うプロセッサとを備える。前記プロセッサは、前記電気自動車が有する運転モードの設定情報を取得し、前記設定情報に基づいて前記運転モードのモード切り替えが検出された場合、前記電気自動車のドライバに前記モード切り替えを通知するための通知音を前記電気自動車のスピーカに出力する。
前記運転モードは、前記電気自動車の手動運転要素の操作情報に基づいた前記電気モータの出力制御、及び、前記操作情報に基づいて生成された擬似エンジン音の出力制御の少なくとも一方が行われるカスタムモードを含む。
前記カスタムモードへの切り替えが検出された場合に前記スピーカから出力される前記通知音の出力形態は、前記カスタムモードからの切り替えが検出された場合に前記スピーカから出力される前記通知音のそれと異なる。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、カスタムモード以外の他の運転モードからカスタムモードへの切り替えが検出された場合における通知音のスピーカからの出力態様と、カスタムモードから当該他の運転モードへの切り替えが検出された場合における通知音のそれとを変えることが可能となる。そのため、カスタムモードが開始されたこと、及び、カスタムモードが終了したことを、ドライバに正しく伝えることが可能となる。このことは、カスタムモードの使用に対する安心感に繋がるので、エンジン車両の運転により得られる感覚を、様々な運転シチュエーションにおいてドライバに提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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