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公開番号
2025078745
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-20
出願番号
2025033726,2021549277
出願日
2025-03-04,2020-02-21
発明の名称
キナーゼ阻害剤
出願人
インシリコ メディシン アイピー リミテッド
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C07D
233/90 20060101AFI20250513BHJP(有機化学)
要約
【課題】キナーゼ阻害剤の提供。
【解決手段】TNIK及び/又はMAP4K4キナーゼ阻害剤は、式A
(環1はヘテロ原子を含むか含まない芳香環であり;環2は芳香族複素環であり;環3は少なくとも1つの芳香族複素環及び必要に応じて少なくとも1つの芳香族複素環と縮合した少なくとも1つの脂環式環を含み;環4はヘテロ原子を含むか含まない芳香環であり;Yは結合又はリンカーであり;Y
1
はリンカーであり;各nは独立して0、1又は2であり;各oは独立して0、1、2、3、4又は5であり;各R
1
、R
6
、R
11
及びR
12
は独立して置換基であり;R
A
は環構造、脂肪族直鎖又は脂肪族分岐鎖であり、これらは置換もしくは非置換であり、任意にヘテロ原子を含むか含まないことができる)、その誘導体、プロドラッグ、塩、立体異性体、互変異性体多形もしくは溶媒和物又は任意のキラル中心にキラリティーを有するものを含むことができる。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
本願明細書に記載の発明。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
相互参照
本特許出願は、2019年2月22日出願の米国仮特許出願第62/809,413号(その全体が本明細書中で具体的に参考として援用される)の優先権を主張する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
TRAF2およびNCKと相互作用するプロテインキナーゼとして公知の生物学的に活性な酵素は、ヒトにおいてTNIKキナーゼとして一般に知られており、TNIK遺伝子にコードされる酵素である。TNIKキナーゼは、セリン/トレオニンキナーゼに共通する種々の生物学的過程(Wntシグナル伝達経路のアクチベーターとしての作用など)に関与する。TNIKキナーゼは、Wnt標的遺伝子のプロモーターに動員され、その発現を活性化するために必要とされ得る。TNIKキナーゼは、TCF4/TCF7L2をリン酸化することによって作用し得る。TNIKキナーゼは、JUN N末端経路の上流で作用するようである。TNIKキナーゼは、環境ストレスに対する応答で役割を果たし得る。また、TNIKキナーゼは、NEDD4、RAP2A、およびTNIKから構成されるシグナル伝達複合体の一部であり、発生中のニューロンの樹状突起の伸長および分岐を制御する。より一般的には、TNIKは、細胞骨格再構成で役割を果たし、細胞伸展を制御し得る。また、TNIKキナーゼは、SMAD1のThr-322をリン酸化する。
【0003】
また、TNIKキナーゼは、胚中心キナーゼ(GCK)と見なされており、制御機能を果たすN末端キナーゼドメインおよびC末端GCKドメインを特徴とし得る。
【0004】
Wntシグナル伝達のTNIKキナーゼ活性化は、発癌および胚発生で重要な役割を果たす。この遺伝子の変異は、認識障害の常染色体劣性遺伝形態に関連する。
【0005】
さらに、TNIKキナーゼは、結腸直腸がん、おそらく他のがんにも関与する。そのようなものとして、TNIKキナーゼは、結腸直腸がんを標的とするための魅力的な薬物の候補として認識されている。
【0006】
現在のデータは、TNIKキナーゼが結腸直腸がんまたは認識障害の常染色体劣性遺伝形態などの病状においてWnt経路を特異的に遮断するための小分子阻害剤の生成のための潜在的な標的であることを示している。
【0007】
また、Smadおよび非Smadのシグナル伝達経路(Wnt、NF-κB、FAK-Src-パキシリン関連接着斑、およびMAPキナーゼ(ERKおよびJNK)シグナル伝達経路が含まれる)の減弱によってTGF-β活性化EMTを阻害することができることが知られている。そのようなものとして、EMTに関連する治療標的(TNIKが阻害のための標的であることなど)を、EMTを基本とする障害(がん転移および線維症など)を処置および/または予防するための治療のために使用することができる。
【0008】
したがって、TNIK活性を阻害することができるTNIK阻害剤を有することが有利であろう。また、TNIKを選択的に阻害する特異的TNIK阻害剤を有することが有利であろう。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0009】
概要
いくつかの実施形態では、TNIKキナーゼおよび/またはMAP4K4キナーゼを阻害する方法は、式A
TIFF
2025078745000001.tif
59
111
の構造、またはその誘導体、そのプロドラッグ、その塩、その立体異性体、その互変異性体多形、もしくはその溶媒和物、または任意のキラル中心に任意のキラリティーを有する構造を有する化合物とTNIKキナーゼを接触させることを含むことができる。
【0010】
いくつかの態様では、環1は、ヘテロ原子を含むか含まない芳香環であり;環2は芳香族複素環であり;環3は、少なくとも1つの芳香族複素環および必要に応じて少なくとも1つの芳香族複素環と縮合した少なくとも1つの脂環式環を含み;環4は、ヘテロ原子を含むか含まない芳香環であり;Yは結合またはリンカーであり;Y
1
はリンカーであり;各nは、独立して、0、1、または2であり;各oは、独立して、0、1、2、3、4、または5であり;各R
1
、R
6
、R
11
、およびR
12
は、独立して、置換基であり;R
A
は、環構造、脂肪族直鎖、または脂肪族分岐鎖であり、これらは、置換もしくは非置換であり、いずれかはヘテロ原子を含むか含まないことができる。いくつかの態様では、R
11
およびR
12
は、存在しないか水素である。いくつかの態様では、環1または環4のうちの少なくとも1つのoは、少なくとも1である。
(【0011】以降は省略されています)
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