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公開番号2025077882
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2023190389
出願日2023-11-07
発明の名称車両制御装置
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60L 15/20 20060101AFI20250512BHJP(車両一般)
要約【課題】トルクリダクション制御機能を備えた車両がパーキングロックを解除した場合に、動力源の駆動トルクの低減を抑制する。
【解決手段】車両制御装置10は、車両を走行させるモータの回転に対応する回転数を検出する回転数検出部11Aと、回転数から抽出される特定の周波数成分に応じて、モータに対して出力するモータトルク指令値を低減することによりモータの駆動トルクを低減する制御を行うトルク制御部11Bと、を備える。トルク制御部11Bは、車両のパーキングギアがロックされた状態を表すパーキングロック状態である場合、パーキングロック状態の解除後一定時間経過するまで駆動トルクの低減を抑制する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両を走行させる動力源の回転に対応する回転数を検出する回転数検出部と、
前記回転数から抽出される特定の周波数成分に応じて、前記動力源に対して出力するトルク指令値を低減することにより前記動力源の駆動トルクを低減する制御を行うトルク制御部であって、前記車両のパーキングギアがロックされた状態を表すパーキングロック状態である場合、前記パーキングロック状態の解除後一定時間経過するまで前記駆動トルクの低減を抑制する前記トルク制御部と、
を備えた車両制御装置。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記トルク制御部は、前記車両の勾配が閾値以上で、かつ、前記パーキングロック状態である場合、前記パーキングロック状態の解除後一定時間経過するまで前記駆動トルクの低減を抑制する、
請求項1に記載の車両制御装置。
【請求項3】
前記駆動トルクの低減の抑制を解除する条件は、パーキングロックの可能性がない車速が一定時間継続すること、パーキングロックの可能性がないシフト位置が一定時間継続すること、及び、前記車両のシフト位置が判別できないこと、の少なくとも1つである、
請求項1又は請求項2に記載の車両制御装置。
【請求項4】
前記トルク制御部は、前記パーキングロックの可能性がない前記車速を、プラス側及びマイナス側の各々で判定する、
請求項3に記載の車両制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両制御装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
車両が波状路を走行する際に、駆動輪がスリップとグリップを繰り返す走行状態となり、駆動力に応じて駆動輪の回転速度に大きな変動が発生し、動力伝達経路においてねじり共振が発生することがある。ねじり共振が発生すると、部品の破損の原因となる可能性がある。このため波状路と判定した場合、動力源のトルクリダクション制御、つまり、動力源の駆動トルクを低減する制御を実施する場合がある。
【0003】
例えば、特許文献1には、車体共振に起因するインバータの過電流を防止することが可能な車両用モータ制御装置が記載されている。この車両用モータ制御装置は、モータの回転角に基づいてモータの回転速度変化量を検出し、検出した回転速度変化量に基づいて車体に共振が発生しているか否かを判定し、車体に共振が発生していると判定した場合、モータトルク指令値を低減する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4661744号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、車両を勾配路に停車した際に、パーキングギアが篏合(ロック)して車重がかかると、動力伝達経路においてねじりが発生した状態となる。そして、パーキングロックが解除されると、ねじりが戻る反動でモータの回転数が振動するため、この振動に起因して波状路と誤判定し、トルクリダクション制御が実行されてしまう場合がある。パーキングロックの解除直後にトルクリダクション制御が実行されてしまうと、駆動トルクが不足し、走行に影響が出る可能性がある。
【0006】
本発明は、以上の事実を考慮して成されたもので、トルクリダクション制御機能を備えた車両がパーキングロックを解除した場合に、動力源の駆動トルクの低減を抑制することができる車両制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載の車両制御装置は、車両を走行させる動力源の回転に対応する回転数を検出する回転数検出部と、前記回転数から抽出される特定の周波数成分に応じて、前記動力源に対して出力するトルク指令値を低減することにより前記動力源の駆動トルクを低減する制御を行うトルク制御部であって、前記車両のパーキングギアがロックされた状態を表すパーキングロック状態である場合、前記パーキングロック状態の解除後一定時間経過するまで前記駆動トルクの低減を抑制する前記トルク制御部と、を備える。
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、バーキングロックの解除直後に動力源の駆動トルクの低減を抑制することができる。このため、駆動トルクの不足により走行に影響が出ないようにすることができる。
【0009】
請求項2に記載の車両制御装置は、請求項1に記載の車両制御装置において、前記トルク制御部が、前記車両の勾配が閾値以上で、かつ、前記パーキングロック状態である場合、前記パーキングロック状態の解除後一定時間経過するまで前記駆動トルクの低減を抑制する。
【0010】
請求項2に記載の発明によれば、勾配路での動力源の駆動トルクの低減を抑制することができる。このため、勾配路でトルク低減による車両のずり下がりが抑制される。
(【0011】以降は省略されています)

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