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公開番号
2025077714
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-19
出願番号
2023190122
出願日
2023-11-07
発明の名称
舗装方法及び舗装構造
出願人
株式会社甲斐組
,
エターナルプレザーブ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
E01C
5/22 20060101AFI20250512BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】洗掘を防止することによって、わだちや大規模な不陸の発生を防止することができる舗装方法及び舗装構造を提供すること。
【解決手段】 舗装方法は、路床の上面に区画された多数の収納部を有する路盤補強材を敷設する路盤補強材敷設工程と、路盤補強材の多数の収納部に水硬性鉄鋼スラグを含む充填物を充填し路盤を形成する路盤形成工程と、路盤形成工程で形成した路盤の上部に第1のアスファルト乳剤を塗布して第1のアスファルト乳剤層を形成する第1のアスファルト乳剤層形成工程と、第1のアスファルト乳剤層の上部に粒状物を敷設し、路盤不陸整正層を形成する路盤不陸整正層形成工程と、路盤不陸整正層の上部に第2のアスファルト乳剤を塗布して第2のアスファルト乳剤層を形成する第2のアスファルト乳剤層形成工程と、第2のアスファルト乳剤層の上部に砕石を配置し、転圧してシールコート層を形成するシールコート工程とを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
路床の上面に区画された多数の収納部を有する路盤補強材を敷設する路盤補強材敷設工程と、前記路盤補強材の多数の収納部に水硬性鉄鋼スラグを含む充填物を充填し路盤を形成する路盤形成工程と、前記路盤形成工程で形成した前記路盤の上部に第1のアスファルト乳剤を塗布して第1のアスファルト乳剤層を形成する第1のアスファルト乳剤層形成工程と、前記第1のアスファルト乳剤層の上部に粒状物を敷設し、路盤不陸整正層を形成する路盤不陸整正層形成工程と、前記路盤不陸整正層の上部に第2のアスファルト乳剤を塗布して第2のアスファルト乳剤層を形成する第2のアスファルト乳剤層形成工程と、前記第2のアスファルト乳剤層の上部に砕石を配置し、転圧してシールコート層を形成するシールコート工程とで構成される舗装方法。
続きを表示(約 520 文字)
【請求項2】
前記路盤補強材は略ハニカム形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の舗装方法。
【請求項3】
前記シールコート工程で用いられる前記砕石は粒径10mm以下の粒状物又はバライト砕石であることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の舗装方法。
【請求項4】
路床の上面に形成された路盤と、前記路盤の上部に形成された第1のアスファルト乳剤層と、前記第1のアスファルト乳剤層の上部に敷設された路盤不陸整正層と、前記路盤不陸整正層の上部に形成された第2のアスファルト乳剤層と、前記第2のアスファルト乳剤層の上部に敷設されたシールコート層とで構成され、前記路盤は、区画された多数の収納部を有する路盤補強材と、前記路盤補強材の多数の収納部にそれぞれ充填された水硬性鉄鋼スラグを含む充填物とで構成される舗装構造。
【請求項5】
前記路盤補強材は略ハニカム形状に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の舗装構造。
【請求項6】
前記シールコート層を構成する砕石は、バライト砕石であることを特徴とする請求項4又は請求項5のいずれかに記載の舗装構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、主に林道、駐車場等に用いられる舗装方法及び舗装構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、砕石で仕上げた勾配がある道路、林道、駐車場では、通常、砂利等の砕石が用いられており、このような砕石は通常、1.7t/m3程度の比重であり、局地的豪雨や山からの湧水、出水などにより表層が洗堀され、「わだち」や大規模な不陸が発生し、車両通行に支障を与えるという欠点があった。また、洗堀により路盤補強材が露出し、車両通行の妨げとなっていた。
【0003】
コンクリート舗装であれば強度が高く、洗掘等は防止することができるが、林道のような生コンクリート製造工場から離れた場所にある現場では、生コンクリート運搬に時間がかかり、品質低下や施工不良のおそれがあった。また、シールコートが砂、砕石の場合には、剥がれによる粉塵が懸念された。
【0004】
ところで、従来、砕石層を設けた舗装において、わだち等の発生を回避する技術としては、「ほぼ平面に均した路床土上に繊維密度10~2000m/cm3の不織布層を設け、更にその不織布層の上に砕石層を設けることを特徴とする、道路の強化方法」(特許文献1)が知られているが、砕石層に用いられる砕石は一般的な比重のクラッシャランが用いられており、洗掘等を効果的に防止できるものではなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平6-136710号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、洗掘を防止することによって、わだちや大規模な不陸の発生を防止することができる舗装方法及び舗装構造を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の舗装方法は、路床の上面に区画された多数の収納部を有する路盤補強材を敷設する路盤補強材敷設工程と、前記路盤補強材の多数の収納部に水硬性鉄鋼スラグを含む充填物を充填し路盤を形成する路盤形成工程と、前記路盤形成工程で形成した前記路盤の上部に第1のアスファルト乳剤を塗布して第1のアスファルト乳剤層を形成する第1のアスファルト乳剤層形成工程と、前記第1のアスファルト乳剤層の上部に粒状物を敷設し、路盤不陸整正層を形成する路盤不陸整正層形成工程と、前記路盤不陸整正層の上部に第2のアスファルト乳剤を塗布して第2のアスファルト乳剤層を形成する第2のアスファルト乳剤層形成工程と、前記第2のアスファルト乳剤層の上部に砕石を配置し、転圧してシールコート層を形成するシールコート工程とで構成されることを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の舗装方法の前記路盤補強材は略ハニカム形状に形成されていることを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の舗装方法の前記シールコート工程で用いられる前記砕石は粒径10mm以下の粒状物又はバライト砕石であることを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載の舗装構造は、路床の上面に形成された路盤と、前記路盤の上部に形成された第1のアスファルト乳剤層と、前記第1のアスファルト乳剤層の上部に敷設された路盤不陸整正層と、前記路盤不陸整正層の上部に形成された第2のアスファルト乳剤層と、前記第2のアスファルト乳剤層の上部に敷設されたシールコート層とで構成され、前記路盤は、区画された多数の収納部を有する路盤補強材と、前記路盤補強材の多数の収納部にそれぞれ充填された水硬性鉄鋼スラグを含む充填物とで構成されることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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