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公開番号2025077523
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2023189781
出願日2023-11-07
発明の名称袋供給装置
出願人澁谷工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B65B 43/18 20060101AFI20250512BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】 より確実に袋の姿勢を矯正する。
【解決手段】 袋2が供給される袋供給部5と、袋2を載置可能な載置テーブル11と、上記袋供給部5から上記載置テーブル11へと袋2を移載する移載手段8と、上記載置テーブル11を挟んで設けられ、離隔位置または接近位置に移動可能に設けた矯正ガイド12とを備えた袋供給装置1に関する。
上記接近位置における矯正ガイド12の間隔は、上記袋2の幅よりも狭く設定されている。
上記袋供給部5の袋2を上記載置テーブル11に移載する際、上記矯正ガイド12は上記接近位置に位置しており、移載手段8は上記矯正ガイド12の間へと袋2を上方から押し込んで、袋2の中央部が下方に突出した順反り状態とする。
その後、上記矯正ガイド12を上記接近位置から離隔位置に移動させ、再度接近位置に位置させると、当該載置テーブル11上の袋2の向きが矯正される。
【選択図】 図6
特許請求の範囲【請求項1】
可撓性を有した素材からなる袋が供給される袋供給部と、一つの袋を載置可能な載置テーブルと、上記袋供給部から上記載置テーブルへと袋を移載する移載手段と、上記載置テーブルを挟んで設けられるとともに袋に対して離隔位置または接近位置に移動可能に設けた矯正ガイドと、上記矯正ガイドと移載手段とを制御する制御手段とを備えた袋供給装置において、
上記接近位置における矯正ガイドの間隔を、上記袋の幅よりも狭く設定し、
上記制御手段は、上記移載手段が上記袋供給部の袋を上記載置テーブルに移載する際、上記矯正ガイドを上記接近位置に位置させるとともに、移載手段によって上記袋を上記矯正ガイドと矯正ガイドとの間へと上方から押し込んで、袋の中央部が下方に突出した順反り状態とし、
さらに制御手段は、上記矯正ガイドを上記接近位置から離隔位置に移動させた後に再度接近位置に位置させて、載置テーブル上の袋の向きを矯正することを特徴とする袋供給装置。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
上記袋には向きが設定され、
上記袋を載置可能な回転テーブルと、当該回転テーブルを回転させる回転手段と、上記載置テーブルから上記回転テーブルへと袋を移載する第2移載手段と、上記載置テーブルまたは回転テーブルのうち、少なくともいずれか一方のテーブル上の袋を撮像する撮像手段とを備え、
制御手段は、上記撮像手段の撮像結果に基づいて上記回転テーブルに載置された袋の向きを判定するとともに、上記判定結果に基づいて上記回転テーブルを回転させ、袋の向きを揃えることを特徴とする請求項1に記載の袋供給装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は袋供給装置に関し、詳しくは載置テーブルに移載された袋の姿勢を矯正ガイドによって矯正する袋供給装置に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、載置テーブルに載置された袋の姿勢を矯正してから下流側の処理装置へと受け渡す袋供給装置が知られている。
このような袋供給装置として、袋が供給される袋供給部と、一つの袋を載置可能な載置テーブルと、上記袋供給部から上記載置テーブルへと袋を移載する移載手段と、上記載置テーブルを挟んで設けられるとともに袋に対して離隔位置または接近位置に移動可能に設けた矯正ガイドとを備えたものが知られている(特許文献1)。
上記特許文献1の袋供給装置では、上記移載手段が上記袋供給部から上記載置テーブルに袋を移載すると、その段階では袋の向きが傾いているため、上記矯正ガイドを離隔位置から接近位置に移動させて、当該載置テーブル上の袋の姿勢を矯正するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-196485号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで上記袋を構成する素材として、可撓性を有したものが採用される場合があり、このような素材を使用した袋を上記載置テーブルに載置すると、当該袋に反りが生じる場合がある。つまり、図3(a)に示す袋の中央部が下方に突出した順反り状態や、(b)に示す中央部が上方に突出した逆反り状態になる場合がある。
袋が順反り状態の場合、袋と載置テーブルとの接触部分は袋の突出部によって構成される1本の直線となるのに対し、逆反り状態の場合、袋と載置テーブルとの接触部は袋の突出部の両側部に形成される2本の直線となる。
そして上記矯正ガイドによって載置テーブル上の袋の姿勢を矯正する際、上記袋が逆反り状態であると、載置テーブルとの接触部分が多いことから、噛み込みの発生や想定外の挙動を示す場合があり、姿勢の矯正ができずに下流側の装置への受け渡しができなくなる恐れがあった。
このような問題に鑑み、本発明はより確実に袋の姿勢を矯正することが可能な袋供給装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
すなわち請求項1の発明にかかる袋供給装置は、可撓性を有した素材からなる袋が供給される袋供給部と、一つの袋を載置可能な載置テーブルと、上記袋供給部から上記載置テーブルへと袋を移載する移載手段と、上記載置テーブルを挟んで設けられるとともに袋に対して離隔位置または接近位置に移動可能に設けた矯正ガイドと、上記矯正ガイドと移載手段とを制御する制御手段とを備えた袋供給装置において、
上記接近位置における矯正ガイドの間隔を、上記袋の幅よりも狭く設定し、
上記制御手段は、上記移載手段が上記袋供給部の袋を上記載置テーブルに移載する際、上記矯正ガイドを上記接近位置に位置させるとともに、移載手段によって上記袋を上記矯正ガイドと矯正ガイドとの間へと上方から押し込んで、袋の中央部が下方に突出した順反り状態とし、
さらに制御手段は、上記矯正ガイドを上記接近位置から離隔位置に移動させた後に再度接近位置に位置させて、載置テーブル上の袋の向きを矯正することを特徴としている。
【発明の効果】
【0006】
上記発明によれば、接近位置における矯正ガイドの間隔を、上記袋の幅よりも狭く設定しているため、移載手段が上記袋を上記矯正ガイドと矯正ガイドとの間に上方から押し込むことで、袋を上記順反り状態とすることができる。
その状態で矯正ガイドを接近位置から離隔位置に移動させても、袋は姿勢の変更が容易な順反り状態を維持しており、接触部分が1本の直線となっているため、その後矯正ガイドを再度接近位置に位置させれば、より安定して袋の姿勢の矯正をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態にかかる袋供給装置の側面図
袋供給装置の平面図
順反り状態および逆反り状態の袋を説明する図
向き変更部を説明する平面図
第1移載手段および吸着保持された袋の姿勢を説明する図
第1移載手段および矯正ガイドの動作を説明する正面図
矯正ガイドの動作を説明する平面図
向き変更部の動作を説明する側面図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下図示実施形態について説明すると、図1、図2は袋供給装置1の側面図および平面図を示し、袋2がトレイ3に収容された状態で供給されると、当該袋2の姿勢を矯正してから下流側に設けた充填装置4へと受け渡すものとなっている。
上記袋2は空の医療用バッグとなっており、平面視において略長方形を有したポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等の樹脂シートや、これらの素材からなる樹脂シートを含むアルミラミネートフィルム等からなる、可撓性を有した2枚の樹脂シートを重ね合わせ、一方の短辺の中央部に筒状のポート2aを設けたものとなっている。なお、以下の説明において、上記ポート2aが設けられている側を袋2の前方とし、また長辺と同じ方向を袋2の長さ方向、短辺と同じ方向を袋2の幅方向と呼ぶこととする。
また上記袋2は、重ね合わせた樹脂シートにおける対向する短辺および一方の長辺をヒートシール等の手段によって接合しており、これに対し他方の長辺には、少なくともその一部が接合されていない開口部が形成されている。上記充填装置4では、上記開口部から樹脂シートと樹脂シートとの間に充填ノズルを挿入して、液体等の充填を行うようになっている。
そして上記袋2は、可撓性を有した素材によって構成されているため、ある程度の力を付与することでその形状を維持する性質を有しており、後述するように袋2の幅方向から矯正ガイドを当接させることで、図3(a)に示すように袋2の中央部が下方に突出した順反り状態とすることが可能となっている。ここで、袋2を構成する樹脂シートとして上記アルミラミネートフィルムを採用した場合、このような反りが顕著に生じる。
【0009】
そして本実施形態の袋供給装置1は、袋2が供給される袋供給部5と、袋2の姿勢を矯正する姿勢矯正部6と、袋2の向きを変更する向き変更部7とが設けられている。
また袋供給装置1は、袋供給部5から姿勢矯正部6へと袋2を移載する第1移載手段8と、姿勢矯正部6から向き変更部7へと袋2を移載する第2移載手段9と、向き変更部7から充填装置4へと袋2を移載する第3移載手段10とを備えており、袋供給装置1や充填装置4はコンピュータなどからなる図示しない制御手段によって制御されるようになっている。
【0010】
上記袋供給部5は、複数の袋2を収容した上記トレイ3が載置されるテーブルによって構成され、図示しないトレイ供給手段が袋2を収容したトレイ3を袋供給部5に供給するようになっている。
上記トレイ3の内部には、図1に示すように複数の袋2が積層された状態で収容され、複数枚ごとに上記ポート2aが図示左方(以下、下流側と呼ぶ)または図示右方(以下、上流側と呼ぶ)を向くように整列されている。
また図2に示すように、トレイ3の内部では上下の袋2のポート2aが袋2の幅方向にずれた状態で収容されており、換言すると上下の袋2は相互に傾いており、各袋2の姿勢はランダムなものとなっている。
(【0011】以降は省略されています)

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