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公開番号
2025077373
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-19
出願番号
2023189518
出願日
2023-11-06
発明の名称
表示装置
出願人
アルプスアルパイン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G09F
9/00 20060101AFI20250512BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約
【課題】 ガラス部材を筐体に精度よく取り付けることが可能な表示装置を提供する。
【解決手段】 本発明の液晶表示装置100は、表示面側に形成されたカバーガラス150を含む液晶モジュール120と、開口Pを規定する側壁112と、当該側壁の内周に形成された第1の段差部116とを含み、開口Pを介して液晶モジュール120を内部に収容する筐体110とを含み、カバーガラス150の裏面側の外周と第1の段差部116との間に溶着用樹脂160が設けられる。筐体110は、赤外線を吸収する樹脂から構成され、溶着用樹脂160は、赤外線を透過する材料から構成され、カバーガラス150の上方から照射された赤外線レーザーにより溶着用樹脂160と第1の段差部との接合部が溶着される。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
表示面側に形成されたガラス部材を含む表示モジュールと、
開口を規定する側壁と、当該側壁の内周に形成された段差部とを含み、前記開口を介して前記表示モジュールを内部に収容する筐体と、
前記ガラス部材の裏面側の外周と前記段差部との間に設けられた溶着用樹脂とを含み、
前記溶着用樹脂と前記段差部とがレーザー溶着される、表示装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記筐体は、赤外線を吸収する材料から構成され、
前記ガラス部材の裏面と前記熱溶着用樹脂との間に遮光部が形成され、
前記遮光部および前記溶着用樹脂は、赤外線を透過する材料から構成され、
前記ガラス部材の上方から赤外線レーザーを照射することで、前記溶着用樹脂と前記段差部との界面がレーザー溶着される、請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記遮光部は、前記ガラス部材の裏面に形成された黒印刷領域であり、
前記段差部は、前記筐体の各側壁の内周に沿うように連続的に形成され、
前記溶着用樹脂は、上面および底面を有する枠体であり、前記上面が前記遮光部に接し、前記底面が前記段差部に接する、請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記側壁にはさらに、前記段差部より上方に別の段差部が形成され、
前記ガラス部材の裏面側の外周が前記別の段差部に載置され、前記溶着用樹脂が前記段差部に載置される、請求項1に記載の表示装置。
【請求項5】
前記開口と前記ガラス部材の側面との間に隙間が形成される、請求項1に記載の表示装置。
【請求項6】
前記筐体は、金属材料から構成され、前記段差部には、載置面を提供するように別の溶着用樹脂が設けられ、
前記溶着用樹脂は、赤外線を透過する材料から構成され、前記別の溶着用樹脂は、赤外線を吸収する材料から構成され、
前記ガラス部材の上方から赤外線レーザーを照射することで、前記溶着用樹脂と前記別の溶着用樹脂との界面がレーザー溶着される、請求項1に記載の表示装置。
【請求項7】
前記ガラス部材の裏面と前記熱溶着用樹脂との間に遮光部が形成され、
前記段差部は、前記筐体の各側壁の内周に沿うように連続的に形成され、
前記別の溶着用樹脂は、前記段差部上に離間して複数配置され、
前記段差部と前記溶着用樹脂との空間にシール材または接着材が充填される、請求項6に記載の表示装置。
【請求項8】
表示面側に形成されたガラス部材を含む表示モジュールを筐体に取り付ける取り付け方法であって、
赤外線を透過する溶着用樹脂を前記ガラス部材の裏面側の外周に設け、
前記筐体の側壁の内周に形成された段差部上に前記溶着用樹脂が接するように、前記表示モジュールを筐体内に位置決めし、
前記ガラス部材上からレーザー光を照射し、前記溶着用樹脂と前記段差部とをレーザー溶着する、取り付け方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置に関し、特に、筐体内に収容された液晶モジュールの表面を保護するためのカバーガラスの取り付けに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
液晶表示装置は、筐体内に収容された液晶モジュールを含み、液晶モジュールは、液晶パネルと、その表面に取り付けられたカバーガラスとを含んで構成される。例えば、特許文献1は、液晶パネルよりも外方に突出するカバーガラスの裏面を、フレームの第1の固定部に接着材により固定し、液晶パネルをフレームの第2の固定部に接着材により固定する液晶表示装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-230401号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
図1(A)は、従来の液晶表示装置の概略平面図、図1(B)は、そのA-A線断面の概略拡大図である。液晶表示装置10は、概ね矩形状の筐体20を有し、筐体20の内部には、液晶モジュール30や図示しないバックライトが収容される。液晶モジュール30は、例えば、一対の偏光板の間に液晶パネルやTFT基板などを含む液晶パネル40と、液晶パネル40の裏面側を支持する板金部材50と、液晶パネル40の表示面側に光学接着材を介して接着されたカバーガラス60とを含む。また、カバーガラス60の裏面の外周には、遮光領域としての黒印刷部70が形成される。
【0005】
一方、筐体20は、液晶モジュール30を収容するための開口Pを規定する側壁22を含み、側壁22の内周には、段差部24が形成される。板金部材50より外方に突出したカバーガラス60の外周と段差部24とを両面テープまたは接着材80で接着することで、カバーガラス60を筐体20の開口P内に取り付けている。
【0006】
カバーガラス60を取り付ける際、開口Pを規定する側壁22の内面とカバーガラス60の側面との間の隙間Qが均一となるように、カメラで撮像した画像データからカバーガラス60と筐体20の位置を検出し、自動貼付け設備でカバーガラス60の貼り合わせを行っている。
【0007】
しかしながら、従来のカバーガラスの取り付け方法には、次のような課題がある。
(1)両面テープ80を使用した固定手法では、カバーガラス60の貼り合せ後、カメラによる位置決めの精度やカバーガラス60と筐体20の外形輪郭度の精度の影響で、隙間Qが規格外となったときに調整ができないため、カバーガラス60を筐体20からはがす必要がり、その過程でカバーガラス60に傷がついたりや破損することがあり、そのためにカバーガラスの廃却が発生してしまう。
(2)接着材を使用した固定手法では、カバーガラス60の貼り合せ後、接着材が硬化するまでは、隙間Qを調整することが可能であるが、接着材が硬化するまでに時間が掛かったり、硬化するまでの養生中の温度変化や接着材の硬化収縮の影響で隙間Qが変化し規格外となることがある。この場合にも、取り付け不良としてカバーガラスを廃却しなければならない。それ故、カバーガラス60と筐体20とを組付け、隙間Qが均一に調整された状態で固定する手法が求められる。
【0008】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、筐体の開口内にガラス部材を精度よく取り付け可能な表示装置および取り付け方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る表示装置は、表示面側に形成されたガラス部材を含む表示モジュールと、開口を規定する側壁と、当該側壁の内周に形成された段差部とを含み、前記開口を介して前記表示モジュールを内部に収容する筐体と、前記ガラス部材の裏面側の外周と前記段差部との間に設けられた溶着用樹脂とを含み、前記溶着用樹脂と前記段差部とがレーザー溶着される。
【0010】
ある態様では、前記筐体は、赤外線を吸収する材料から構成され、前記ガラス部材の裏面と前記熱溶着用樹脂との間に遮光部が形成され、前記遮光部および前記溶着用樹脂は、赤外線を透過する材料から構成され、前記ガラス部材の上方から赤外線レーザーを照射することで、前記溶着用樹脂と前記段差部との界面がレーザー溶着される。ある態様では、前記遮光部は、前記ガラス部材の裏面に形成された黒印刷領域であり、前記段差部は、前記筐体の各側壁の内周に沿うように連続的に形成され、前記溶着用樹脂は、上面および底面を有する枠体であり、前記上面が前記遮光部に接し、前記底面が前記段差部に接する。ある態様では、前記側壁にはさらに、前記段差部より上方に別の段差部が形成され、前記ガラス部材の裏面側の外周が前記別の段差部に載置され、前記溶着用樹脂が前記段差部に載置される。ある態様では、前記開口と前記ガラス部材の側面との間に隙間が形成される。ある態様では、前記筐体は、金属材料から構成され、前記段差部には、載置面を提供するように別の溶着用樹脂が設けられ、前記溶着用樹脂は、赤外線を透過する材料から構成され、前記別の溶着用樹脂は、赤外線を吸収する材料から構成され、前記ガラス部材の上方から赤外線レーザーを照射することで、前記溶着用樹脂と前記別の溶着用樹脂との界面がレーザー溶着される。ある態様では、前記ガラス部材の裏面と前記熱溶着用樹脂との間に遮光部が形成され、前記段差部は、前記筐体の各側壁の内周に沿うように連続的に形成され、前記別の溶着用樹脂は、前記段差部上に離間して複数配置され、前記段差部と前記溶着用樹脂との空間にシール材または接着材が充填される。
(【0011】以降は省略されています)
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