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公開番号2025087084
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023201486
出願日2023-11-29
発明の名称表示装置および個室構造
出願人有限会社衣川木工所
代理人弁理士法人真明センチュリー
主分類G09F 11/00 20060101AFI20250603BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】出入口が引き戸により開閉される個室の使用状況を外部から確認することができる表示装置および個室構造を提供すること。
【解決手段】使用者が個室Sに入室し、引き戸3が閉位置に配置された状態では、表示部172が引き戸3の背面側に隠れる(図2(a))。この状態から使用者が操作子120を表示位置に操作すると、表示部172が上昇されて引き戸3の上縁よりも上方に突出される(図2(b))。使用者が個室Sから退室するために引き戸3の開き動作を行うと、その開き動作に伴い、操作子120が解除位置に配置(復帰)されると共に、表示部172が下降される(図2(c))。その結果、表示装置100の表示部172が引き戸3の上縁から突出されているか否かに基づいて、個室Sの使用状況を外部から確認することができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
出入口を有すると共に天面が開放された個室を区画する固定枠と、その固定枠の出入口を開閉する引き戸と、を備えた個室構造に配設される表示装置であって、
前記引き戸の背面に配設される本体と、
突出位置およびその突出位置よりも前記本体に押し込まれる押し込み位置の間でスライド変位可能に前記本体に配設されるスライダと、
前記押し込み位置から前記突出位置に向かう方向の付勢力を前記スライダに付与可能に構成される付勢手段と、
表示位置および解除位置の間で回転可能に前記本体に配設される操作子と、
その操作子に基端側が固着される回転アームと、
上端側に表示部を有し、前記本体に昇降可能に配設される昇降体と、
その昇降体の下端側および前記回転アームの先端側に一端側および他端側がそれぞれ回転可能に連結され、前記昇降体および前記回転アームを接続する連接リンクと、
その連接リンクの他端側または前記回転アームの先端側に回転可能に吊り下げられる振子片と、を備え、
前記スライダが前記押し込み位置まで押し込まれた状態において、前記操作子が前記解除位置から前記表示位置に操作され、その操作子の操作に伴って、前記回転アームが第1方向へ回転されると、前記昇降体が上昇されると共に前記振子片が前記スライダの被載置面に載置され、
前記スライダが前記付勢手段の付勢力によって前記押し込み位置から前記突出位置へ向けてスライド変位されると、前記スライダの被載置面が前記振子片の下方から引き抜かれることで、前記昇降体の重量を受けた前記回転アームが前記第1方向と逆方向となる第2方向に回転され、前記操作子が前記解除位置に配置されると共に前記昇降体が下降されることを特徴とする表示装置。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記振子片が前記スライダの被載置面に載置された状態では、前記回転アームと前記連接リンクとの連結位置が前記回転アームの回転中心の上方となる位置よりも第2方向側となるように前記回転アームが傾いていることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
【請求項3】
前記振子片は、前記連接リンクに連結される連結体と、その連結体の一側に配設され前記連結体よりも厚み寸法が大きくされる厚肉部とを備えることを特徴とする請求項2記載の表示装置。
【請求項4】
前記スライダは、そのスライダの先端側に回転可能に配設されるローラを備え、前記ローラの回転軸は、鉛直方向に沿う方向とされることを特徴とする請求項3記載の表示装置。
【請求項5】
請求項1から4のいずれかに記載の表示装置を備えた個室構造であって、
出入口を有すると共に天面が開放された個室を区画する固定枠と、
その固定枠の出入口を開閉する引き戸と、を備え、
前記引き戸を開いた状態では、前記突出位置にある前記スライダが前記引き戸の戸先から突出され、
前記引き戸を閉じた状態では、前記固定枠の縦枠によって前記スライダが前記押し込み位置に押し込まれ、
前記昇降体が上昇された状態では、前記表示部が前記引き戸の上縁よりも上方に突出される共に、前記昇降体が下降された状態では、前記表示部が前記引き戸の上縁よりも下方に没入されることを特徴とする個室構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置および個室構造に関し、特に、出入口が引き戸により開閉される個室の使用状況を外部から確認することができる表示装置および個室構造に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
個室の使用状況を外部へ向けて表示する構造として、例えば、施錠・解錠の動作に連動する表示部を施錠機構に設け、その表示部の表示(例えば、使用中を示す赤色の表示、不使用を示す青色の表示)により個室の使用状況を外部から確認できるようにしたものが知られている(特許文献1)。
【0003】
ここで、比較的年齢の低い幼児(例えば、4歳以下)がいる保育施設や知的障がい者がいる施設などでは、解錠ができなくなった幼児や知的障がい者が閉じ込められることを防止するために、施錠機構を設けないことが一般的である。そこで、本願出願人は、個室の使用状況を外部から確認できる新たな表示装置を開発した(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実用新案登録第3197976号公報(例えば、段落0005)
特許第7347886号公報(例えば、段落0049~0051)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献2の技術では、対象が開き戸に限定され、出入口が引き戸により開閉される個室の使用状況を外部から確認できないという問題点があった。
【0006】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、出入口が引き戸により開閉される個室の使用状況を外部から確認することができる表示装置および個室構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的を達成するために本発明の表示装置は、出入口を有すると共に天面が開放された個室を区画する固定枠と、その固定枠の出入口を開閉する引き戸と、を備えた個室構造に配設されるものであって、前記引き戸の背面に配設される本体と、突出位置およびその突出位置よりも前記本体に押し込まれる押し込み位置の間でスライド変位可能に前記本体に配設されるスライダと、前記押し込み位置から前記突出位置に向かう方向の付勢力を前記スライダに付与可能に構成される付勢手段と、表示位置および解除位置の間で回転可能に前記本体に配設される操作子と、その操作子に基端側が固着される回転アームと、上端側に表示部を有し、前記本体に昇降可能に配設される昇降体と、その昇降体の下端側および前記回転アームの先端側に一端側および他端側がそれぞれ回転可能に連結され、前記昇降体および前記回転アームを接続する連接リンクと、その連接リンクの他端側または前記回転アームの先端側に回転可能に吊り下げられる振子片と、を備え、前記スライダが前記押し込み位置まで押し込まれた状態において、前記操作子が前記解除位置から前記表示位置に操作され、その操作子の操作に伴って、前記回転アームが第1方向へ回転されると、前記昇降体が上昇されると共に前記振子片が前記スライダの被載置面に載置され、前記スライダが前記付勢手段の付勢力によって前記押し込み位置から前記突出位置へ向けてスライド変位されると、前記スライダの被載置面が前記振子片の下方から引き抜かれることで、前記昇降体の重量を受けた前記回転アームが前記第1方向と逆方向となる第2方向に回転され、前記操作子が前記解除位置に配置されると共に前記昇降体が下降される。
【0008】
また、本発明の個室構造は、請求項1から4のいずれかに記載の表示装置を備えたものであって、出入口を有すると共に天面が開放された個室を区画する固定枠と、その固定枠の出入口を開閉する引き戸と、を備え、前記引き戸を開いた状態では、前記突出位置にある前記スライダが前記引き戸の戸先から突出され、前記引き戸を閉じた状態では、前記固定枠の縦枠によって前記スライダが前記押し込み位置に押し込まれ、前記昇降体が上昇された状態では、前記表示部が前記引き戸の上縁よりも上方に突出される共に、前記昇降体が下降された状態では、前記表示部が前記引き戸の上縁よりも下方に没入される。
【発明の効果】
【0009】
請求項1記載の表示装置または請求項5記載の個室構造によれば、突出位置にあるスライダが引き戸の戸先から突出され、昇降体が上昇された状態において表示部が引き戸の上縁よりも上方に突出されると共に、昇降体が下降された状態において表示部が引き戸の上縁よりも下方に没入されるように、引き戸の背面に本体を配設することで、出入口が引き戸により開閉される個室においてその個室の使用状況を外部から確認することができる。
【0010】
請求項2記載の表示装置によれば、請求項1記載の表示装置の奏する効果に加え、振子片がスライダの被載置面に載置された状態では、回転アームと連接リンクとの連結位置が回転アームの回転中心の上方となる位置よりも第2方向側となるように回転アームが傾いているので、スライダの被載置面が振子片の下方から引き抜かれ、昇降体の重量が連接リンクを介して回転アームに作用された際に、回転アームを第2方向に回転させやすくできる。
(【0011】以降は省略されています)

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