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公開番号
2025085281
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-05
出願番号
2023199050
出願日
2023-11-24
発明の名称
透過型ディスプレイ
出願人
アルプスアルパイン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G09F
9/30 20060101AFI20250529BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約
【課題】光源を点灯したとき照射される光がディスプレイの裏面に漏れてしまうことを抑止できる「透過型ディスプレイ」を提供する。
【解決手段】透明基板1の上にアレイ状に配置された複数組の電極2,3間に複数のLED4を配置するとともに、電極2,3が配置されない複数の開口部20をアレイ状に設けることにより、複数の開口部20を通して光を透過させることができるようになされた透過型ディスプレイにおいて、LED4の裏面のうち電極2,3間の隙間に対向する部分から透明基板1に向かう方向の光路上で、当該光路を遮蔽する領域を含む対象領域に遮光層11を配置することにより、LED4の裏面から透明基板1に向かう方向に照射される光が遮光層11によって遮光されるようにして、LED4の照射光がディスプレイの裏面に漏れてしまうことを抑止できるようにする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
透明基板上にアレイ状に配置された複数組の電極間に複数の光源を配置するとともに、上記電極が配置されない複数の開口部を設けることにより、上記複数の開口部を通して光を透過させることができるようになされた透過型ディスプレイにおいて、
上記光源の裏面のうち上記電極間の隙間に対向する部分から上記透明基板に向かう方向の光路上で、当該光路を遮蔽する領域を含む対象領域に遮光層を配置したことを特徴とする透過型ディスプレイ。
続きを表示(約 520 文字)
【請求項2】
上記対象領域は、上記光路を遮蔽する領域を含み、かつ、上記電極間の隙間を覆う領域であることを特徴とする請求項1に記載の透過型ディスプレイ。
【請求項3】
上記対象領域は、上記電極間を結ぶ方向の長さが上記電極間の間隔と同等以上であり、かつ、隣り合う対象領域と重ならない長さであることを特徴とする請求項2に記載の透過型ディスプレイ。
【請求項4】
上記対象領域は、上記電極間を結ぶ方向に直交する方向の幅が上記電極の幅あるいは上記光源の幅のうち狭い方の幅と同等以上であり、かつ、隣り合う対象領域と重ならない幅であることを特徴とする請求項2に記載の透過型ディスプレイ。
【請求項5】
上記対象領域は、上記光路を遮蔽する領域を含み、かつ、上記電極間の隙間を塞ぐ領域であることを特徴とする請求項1に記載の透過型ディスプレイ。
【請求項6】
上記遮光層の光学濃度が3以上であることを特徴とする請求項1に記載の透過型ディスプレイ。
【請求項7】
上記光源としてマイクロLED素子を用いたことを特徴とする請求項1~6の何れか1項に記載の透過型ディスプレイ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、透過型ディスプレイに関し、特に、透明基板上にアレイ状に配置された複数組の電極間に複数の光源を配置するとともに、電極が配置されない複数の開口部を設けることにより、複数の開口部を通して光を透過させることができるようになされた透過型ディスプレイに用いて好適なものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、一般的なディスプレイとは異なり、背後が透けて見えるように成された透過型ディスプレイが知られている。透過型ディスプレイは、透明な基板上に複数の光源をアレイ状に配置するとともに、電極等が配置されない複数の開口部を設けることにより、開口部を通してディスプレイの裏面から表面に光を透過させることができる。1つの画素面積に占める開口部の面積の比率を開口率と言うが、開口率が大きいほど背景の光を多く取り入れることが可能となり、見た目で透明に近い表示を行うことができる。
【0003】
透過型ディスプレイには種々のタイプがあるが、中でも透過型LEDディスプレイは、70%以上の高い透過率を実現可能なことから、様々な用途の応用が期待されている。透過型LEDディスプレイを構成する場合、光源として利用されるLEDを微細化し、それをアレイ状に配置して成るマイクロLEDと呼ばれる技術を用いることが好適である。マイクロLEDを用いたディスプレイについては、例えば特許文献1~3に開示されている。
【0004】
図7は、透過型LEDディスプレイの発光部の構造を簡易的に示す図である。図7(a)は透過型LEDディスプレイの発光部を表面側から見た状態を示し、図7(b)は透過型LEDディスプレイの発光部を裏面側から見た状態を示している。図7に示すように、複数のLED101がアレイ状に配置されるとともに、当該複数のLED101に隣接するように複数の開口部102がアレイ状に配置されている。複数のLED101は、それぞれアノード電極103とカソード電極104との間に配置されている。
【0005】
しかしながら、このように構成された透過型LEDディスプレイでは、表面に情報を映し出すために発光されるLED101の光が、アノード電極103とカソード電極104との間の隙間から裏面に漏れてしまうという問題があった。すなわち、図7(b)に示すように、透過型LEDディスプレイを裏面側から見ると、アノード電極103とカソード電極104との隙間からLED101の一部が見える。透過型LEDディスプレイでは、LED101の表側に配置される基板を透明基板により構成するだけでなく、LED101の裏側に配置される基板も透明基板により構成されるため、LED101を点灯すると、LED101の背面から電極102,103の隙間を介してディスプレイの裏面に光が漏れてしまう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2021-052156号公報
特開2022-093393号公報
WO2023-127585号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、透過型ディスプレイにおいて、光源を点灯したとき照射される光がディスプレイの裏面に漏れてしまうことを抑止できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記した課題を解決するために、本発明では、透明基板上にアレイ状に配置された複数組の電極間に複数の光源を配置するとともに、電極が配置されない複数の開口部をアレイ状に設けることにより、複数の開口部を通して光を透過させることができるようになされた透過型ディスプレイにおいて、光源の裏面のうち電極間の隙間に対向する部分から透明基板に向かう方向の光路上で、当該光路を遮蔽する領域を含む対象領域に遮光層を配置している。
【発明の効果】
【0009】
上記のように構成した本発明によれば、透過型ディスプレイにおいて、光源を点灯したときに光源の裏面から透明基板に向かう方向に照射される光が遮光層によって遮光されるため、光源の照射光がディスプレイの裏面に漏れてしまうことを抑止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態による透過型LEDディスプレイに適用される漏れ抑止機能付き発光構造の構成例を示す図である。
本実施形態による漏れ抑止機能付き発光構造の遮光効果を模式的に示す図である。
本実施形態による漏れ抑止機能付き発光構造の製造プロセスの一例を示す図である。
本実施形態による漏れ抑止機能付き発光構造のアレイ配置の一例を模式的に示す図である。
本実施形態による漏れ抑止機能付き発光構造のアレイ配置の他の例を模式的に示す図である。
本実施形態による遮光層を備えた漏れ抑止機能付き発光構造の変形例を示す図である。
透過型LEDディスプレイの発光部の構造を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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