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公開番号2025083764
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-02
出願番号2023197338
出願日2023-11-21
発明の名称情報処理システム、電子採点方法、プログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類G09B 19/00 20060101AFI20250526BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】採点者が採点後に平均点を調整する手間を軽減することができる仕組みを提供する。
【解決手段】情報処理システム100は、複数の解答欄で構成された解答用紙の採点を行う。情報処理システム100は、異なる複数の解答者によってそれぞれ記入された複数の解答用紙をそれぞれ読み取って生成された複数の画像データを取得し、複数の画像データに基づいて解答欄毎の正答率を算出する。情報処理システム100は、解答欄毎の正答率に基づいて合計得点の平均点が所定の点数になる配点の調整を行う。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
複数の解答欄で構成された解答用紙の採点を行う情報処理システムであって、
異なる複数の解答者によってそれぞれ記入された複数の前記解答用紙をそれぞれ読み取って生成された複数の画像データを取得する手段と、
前記複数の画像データに基づいて解答欄毎の正答率を算出する手段と、
前記正答率に基づいて合計得点の平均点が所定の点数になる配点の調整を行う手段とを備えることを特徴とする情報処理システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記調整を行う手段は、複数の配点パターンの中から採点者によって指定された配点パターンに基づいて前記合計得点の平均点が前記所定の点数になる配点の調整を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記複数の配点パターンは、前記正答率に基づいて解答欄毎に配点が調整された配点パターンを含むことを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記複数の解答欄の中から採点者に指定された問題番号の解答欄を採点する採点画面を表示する手段を更に備え、
前記採点画面には、前記複数の画像データにそれぞれ含まれる複数の前記指定された問題番号の解答欄が表示されることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記解答用紙を採点した結果を出力する手段と、
前記所定の範囲を採点者に設定させる手段とを更に備え、
前記出力する手段は、前記合計得点の平均点が前記所定の範囲に収まらない場合、前記解答用紙を採点した結果の出力を中断することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記情報処理システムは、前記解答用紙を読み取って当該解答用紙の画像データを生成する読取手段を備える画像処理装置で構成され、
前記画像処理装置は、前記取得する手段と、前記算出する手段と、前記調整を行う手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記情報処理システムは、前記解答用紙を読み取って当該解答用紙の画像データを生成する画像処理装置から前記複数の画像データを受信する情報処理装置で構成され、
前記情報処理装置は、前記取得する手段と、前記算出する手段と、前記調整を行う手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項8】
複数の解答欄で構成された解答用紙の採点を行う電子採点方法であって、
異なる複数の解答者によってそれぞれ記入された複数の前記解答用紙をそれぞれ読み取って生成された複数の画像データを取得する工程と、
前記複数の画像データに基づいて解答欄毎の正答率を算出する工程と、
前記正答率に基づいて合計得点の平均点が所定の点数になる配点の調整を行う工程とを有することを特徴とする電子採点方法。
【請求項9】
請求項8に記載の電子採点方法をコンピュータに実行させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、電子採点方法、プログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、学校では、採点方法として、従来の方法である紙の解答用紙に採点者が直接採点を行う方法の他に、解答用紙をスキャンして得られた画像を用いてコンピュータの画面上で採点を行う方法(以下、「電子採点」という。)が取り入れている。電子採点では、解答用紙をスキャンして得られた画像のプレビューに対して矩形領域の認識処理が行われ、採点者が矩形領域をコンピュータの画面上で選択することによって解答欄を設定し、設定した解答欄の採点を行う方式が一般的である。
【0003】
また、学校におけるテストの点数は生徒の成績に大きな影響を与えるため、テストの難易度が極端に高い、或いは低いことによって生徒間で極端な点数差がついてしまうことは望ましくない。このため、採点者は、生徒間で極端な点数差がつかないように、適切な配点で採点する必要がある。関連する技術として、特許文献1の技術が提案されている。特許文献1では、過去問題DBに紐づいた過去の問の配点や正答率を用いて平均点が想定される。採点者は、想定した平均点に基づいて極端な点数がつかないように配点を決定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-113961号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、実際のテストの平均点が、想定した平均点と異なり、生徒間で極端な点数差がついてしまう場合がある。このような場合、採点者は、採点後に平均点を調整するための配点の再検討を行う必要があり、手間が生じる。
【0006】
本発明は、採点者が採点後に平均点を調整する手間を軽減することができる仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の情報処理システムは、複数の解答欄で構成された解答用紙の採点を行う情報処理システムであって、異なる複数の解答者によって記入された複数の前記解答用紙の画像をそれぞれ読み取って生成された複数の画像データを取得する手段と、前記複数の画像データに基づいて解答欄毎の正答率を算出する手段と、前記正答率に基づいて合計得点の平均点が所定の点数になる配点の調整を行う手段とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、採点者が採点後に平均点を調整する手間を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施の形態に係る画像処理装置を含む情報処理システムの構成を概略的に示すブロック図である。
図1の画像処理装置の構成を概略的に示すブロック図である。
図1の画像処理装置によって管理されるデータベースの構成例を示す図である。
図1の画像処理装置によって実行される採点制御処理の手順を示すフローチャートである。
図4のS411の採点詳細処理の手順を示すフローチャートである。
図5のS507のフラット配点算出処理の手順を示すフローチャートである。
図5のS508の重み付け配点算出処理の手順を示すフローチャートである。
図5のS509の合計得点の算出処理の手順を示すフローチャートである。
図5のS510の合計得点の平均点算出処理の手順を示すフローチャートである。
図2の操作部における画面遷移図である。
図2の操作部における画面遷移図である。
図1の画像処理装置によって実行される採点制御処理の別の手順を示すフローチャートである。
図2の操作部における画面遷移図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳しく説明する。なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また、実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
(【0011】以降は省略されています)

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