TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025086473
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-09
出願番号2023200471
出願日2023-11-28
発明の名称回路装置及び表示システム
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G09G 3/36 20060101AFI20250602BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】共通の演算アルゴリズムを用いて任意配置のバックライトをローカルディミング制御できる回路装置等を提供すること。
【解決手段】回路装置100は輝度処理回路120と色補正回路160とを含む。輝度処理回路120は、複数の光源素子の各光源素子が発光する輝度を示す光源輝度情報と、光源素子と画素の距離に対する光の減衰率分布を示す減衰率分布情報171とに基づいて、表示パネルの対象画素が複数の光源素子により照明される輝度を示す照明輝度情報を演算する。色補正回路160は、照明輝度情報に基づいて入力画像データを色補正する。輝度処理回路120は、照明輝度情報の演算に用いる演算用グリッドのうち、複数の光源素子が配置されない仮想光源位置の光源輝度情報を、ディセーブルにして照明輝度情報を演算する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数の光源素子と表示パネルとを含む表示装置を制御する回路装置であって、
前記複数の光源素子の各光源素子が発光する輝度を示す光源輝度情報と、光源素子と画素の距離に対する光の減衰率分布を示す減衰率分布情報とに基づいて、前記表示パネルの対象画素が前記複数の光源素子により照明される輝度を示す照明輝度情報を演算する輝度処理回路と、
前記照明輝度情報に基づいて入力画像データを色補正する色補正回路と、
を含み、
前記輝度処理回路は、
前記照明輝度情報の演算に用いる演算用グリッドのうち、前記複数の光源素子が配置されない仮想光源位置の前記光源輝度情報を、ディセーブルにして前記照明輝度情報を演算することを特徴とする回路装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
請求項1に記載された回路装置において、
前記演算用グリッドのうち、前記複数の光源素子が配置された有効光源位置、及び前記仮想光源位置の少なくとも一方を特定するグリッド特定情報を記憶する記憶部を含み、
前記輝度処理回路は、
前記グリッド特定情報に基づいて、前記仮想光源位置の前記光源輝度情報をディセーブルにすることを特徴とする回路装置。
【請求項3】
請求項2に記載された回路装置において、
前記記憶部は、
前記演算用グリッドの各光源位置に対して前記有効光源位置又は前記仮想光源位置が特定された前記グリッド特定情報を記憶することを特徴とする回路装置。
【請求項4】
請求項2に記載された回路装置において、
前記記憶部は、
前記演算用グリッドの各光源位置に対して予め前記有効光源位置又は前記仮想光源位置が特定された複数のプリセットのうち、いずれかのプリセットを指定する前記グリッド特定情報を記憶することを特徴とする回路装置。
【請求項5】
請求項1に記載された回路装置において、
前記輝度処理回路は、
前記演算用グリッドの各光源位置を、前記複数の光源素子が配置された有効光源位置に設定する有効光源モードと、
前記演算用グリッドの各光源位置を、前記仮想光源位置に設定する仮想光源モードと、
前記演算用グリッドにおいて前記有効光源位置と前記仮想光源位置を混在させる混在モードと、
のうち少なくとも2つのモードを有することを特徴とする回路装置。
【請求項6】
請求項5に記載された回路装置において、
前記輝度処理回路は、
前記演算用グリッドの第1領域に対して、前記少なくとも2つのモードのうちいずれかである第1モードを設定し、
前記演算用グリッドの前記第1領域と異なる第2領域に対して、前記少なくとも2つのモードのうち前記第1モードと異なる第2モードを設定することを特徴とする回路装置。
【請求項7】
請求項1に記載された回路装置において、
前記演算用グリッドは、
水平走査方向に第1間隔で並び、垂直走査方向に第2間隔で並ぶグリッドであることを特徴とする回路装置。
【請求項8】
請求項7に記載された回路装置において、
前記演算用グリッドにおいて、奇数行の奇数列又は偶数列の一方、及び偶数行の奇数列又は偶数列の他方が、前記仮想光源位置であることを特徴とする回路装置。
【請求項9】
請求項1に記載された回路装置において、
前記輝度処理回路は、
前記演算用グリッドのうち前記仮想光源位置の前記光源輝度情報をディセーブルにして、前記入力画像データに基づいて前記光源輝度情報を決定する光源輝度決定回路と、
前記光源輝度決定回路により決定された前記光源輝度情報と、前記減衰率分布情報とに基づいて前記照明輝度情報を演算する照明輝度演算回路と、
を含むことを特徴とする回路装置。
【請求項10】
請求項1に記載された回路装置において、
前記輝度処理回路は、
前記演算用グリッドにおける前記対象画素の周囲s×t光源位置(s、tは2以上の整数)の前記光源輝度情報を用いて、前記照明輝度情報を演算することを特徴とする回路装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、回路装置及び表示システム等に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ローカルディミングを行う画像表示装置が開示されている。バックライトのLEDはマトリクス状に配置されている。画像表示装置は、LED出力値算出部と表示輝度データ算出部とLCDデータ算出部とを含む。LED出力値算出部は、画像の各エリアに対応する光源の発光時の輝度を示す発光輝度データを求める。表示輝度データ算出部は、発光輝度データに対して、点拡散関数又は輝度拡散関数を用いた畳み込み処理を施すことで、拡散輝度データを求める。線形補間部は、拡散輝度データに対して線形補間処理を行うことにより、画素毎に表示輝度データを求める。LCDデータ算出部は、入力画像データと表示輝度データとに基づいて、原色別に画素毎の光透過率を求める。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-095559号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ローカルディミングにおいて、バックライトの光源素子が、予め想定された特定の配置になっている場合にしかバックライトの輝度を計算できないという課題がある。例えば、上記の特許文献1では、バックライトのLEDがマトリクス状に配置されることが想定されており、マトリクス状以外にLEDが配置された場合のバックライトの輝度計算については、想定されていない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様は、複数の光源素子と表示パネルとを含む表示装置を制御する回路装置であって、前記複数の光源素子の各光源素子が発光する輝度を示す光源輝度情報と、光源素子と画素の距離に対する光の減衰率分布を示す減衰率分布情報とに基づいて、前記表示パネルの対象画素が前記複数の光源素子により照明される輝度を示す照明輝度情報を演算する輝度処理回路と、前記照明輝度情報に基づいて入力画像データを色補正する色補正回路と、を含み、前記輝度処理回路は、前記照明輝度情報の演算に用いる演算用グリッドのうち、前記複数の光源素子が配置されない仮想光源位置の前記光源輝度情報を、ディセーブルにして前記照明輝度情報を演算する回路装置。
【0006】
また、本開示の他の態様は、上記の回路装置と、前記表示装置と、を含む表示システムに関係する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
電子機器の構成例。
回路装置の構成例。
回路装置の第1詳細構成例。
演算用グリッドの例。
演算用グリッドの全光源位置が有効光源位置である例。
演算用グリッドの一部が仮想光源位置である場合の第1例。
演算用グリッドの一部が仮想光源位置である場合の第2例。
演算用グリッドの一部が仮想光源位置である場合の第3例。
プリセットを指定するグリッド特定情報の一例。
回路装置の第2詳細構成例。
光源輝度決定回路が行う処理のフロー。
周囲光源位置に配置された光源素子の例。
照明輝度演算回路が行う処理のフロー。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが必須構成要件であるとは限らない。
【0009】
1.電子機器、表示システム及び回路装置
図1は、本実施形態の表示システムを含む電子機器の構成例である。電子機器500は、処理装置300と表示システム400とを含む。電子機器500は、一例としては、メーターパネル、センターインフォメーションディスプレイ、ヘッドアップディスプレイ又は電子ミラーを含む車載表示機器、テレビジョン装置、或いは、ディスプレイを含む情報処理装置である。
【0010】
表示システム400は、回路装置100と表示装置200とを含む。回路装置100は、例えば、半導体基板に複数の回路素子が集積された集積回路装置である。なお、図1には回路装置100と表示装置200を別の構成要素として記載したが、回路装置100が表示装置200内に含まれてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
広告
2か月前
個人
標準学士検定
1か月前
個人
4分割正積世界地図
1か月前
株式会社バンダイ
表示具
1か月前
日本精機株式会社
発光装置
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
5日前
日本精機株式会社
表示装置
2か月前
日本精機株式会社
表示装置
2か月前
日本精機株式会社
発光装置
1か月前
個人
地熱を利用した集客装置
1か月前
株式会社ケイオー
収納器具
2か月前
個人
表示装置および表示方法
2か月前
個人
注射針穿刺訓練用モデル
1か月前
ブジョングループ
電子ラベル装置
1か月前
シャープ株式会社
表示装置
今日
シャープ株式会社
表示装置
28日前
シャープ株式会社
表示装置
1か月前
シャープ株式会社
表示装置
27日前
個人
広告設置構造及び広告支持部材
1か月前
株式会社ReTech
シミュレータ
2か月前
パイオニア株式会社
表示装置
今日
EID SYSTEM株式会社
ラベル
1か月前
EID SYSTEM株式会社
ラベル
1か月前
ニチレイマグネット株式会社
磁着式電飾装置
1か月前
矢崎総業株式会社
表示装置
1か月前
株式会社フジシール
ラベル
2か月前
三菱電機株式会社
発光装置
2か月前
株式会社フジシール
ラベル
2か月前
中国電力株式会社
危険予知訓練装置
20日前
コベルコ建機株式会社
システム
2か月前
コベルコ建機株式会社
システム
2か月前
シャープ株式会社
走行式表示装置
1か月前
朝日インテック株式会社
心臓モデル装置
6日前
医療法人 鶴岡クリニック
医療実習用人体模型
1か月前
厦門天馬顕示科技有限公司
走査回路
14日前
日本放送協会
立体配線を用いた電子ディスプレイ
1か月前
続きを見る