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公開番号2025076749
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-16
出願番号2023188564
出願日2023-11-02
発明の名称スクロール圧縮機
出願人株式会社石川エナジーリサーチ
代理人個人,個人,個人
主分類F04C 29/12 20060101AFI20250509BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】圧縮率が向上されたスクロール圧縮機を提供する。
【解決手段】スクロール圧縮機10は、固定スクロール21と、固定スクロール21に対して旋回可能に配置された可動スクロール20と、固定スクロール21と可動スクロール20との間隙として形成される圧縮空間22と、可動スクロール20に駆動力を与えるシャフト18と、シャフト18に取り付けられたファン17と、ファン17が収容される前段圧縮室14と、を具備する。スクロール圧縮機10では、ファン17および前段圧縮室14は、冷媒11の流れにおいて、可動スクロール20よりも上流側に配置される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
蒸気圧縮冷凍サイクルで用いられる冷媒を圧縮する圧縮機であり、
固定スクロールと、前記固定スクロールに対して旋回可能に配置された可動スクロールと、前記固定スクロールと前記可動スクロールとの間隙として形成される圧縮空間と、前記可動スクロールに駆動力を与えるシャフトと、前記シャフトに取り付けられたファンと、前記ファンが収容される前段圧縮室と、を具備し、
前記ファンおよび前記前段圧縮室は、前記冷媒の流れにおいて、前記可動スクロールよりも上流側に配置されることを特徴とするスクロール圧縮機。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記ファンは、第1ファンと、前記第1ファンよりも下流側に配置された第2ファンと、を有し、
前記前段圧縮室は、前記第1ファンが収容される第1前段圧縮室と、前記第2ファンが収容される第2前段圧縮室と、を有することを特徴とする請求項1に記載のスクロール圧縮機。
【請求項3】
前記ファンは、主面部と、送風壁と、を有し、
前記主面部は、前記シャフトの軸方向に対して直交する方向に伸びる略円形の面であり、
前記送風壁は、前記主面部を部分的に隆起させた部位であり、半径方向外側に向かって壁状に伸びることを特徴とする請求項1に記載のスクロール圧縮機。
【請求項4】
前記主面部は、前記冷媒の流れにおける上流側を向く上流側主面部と、前記冷媒の流れにおける下流側を向く下流側主面部と、を有し、
前記送風壁は、前記上流側主面部に形成された上流側送風壁と、前記下流側主面部に形成された下流側送風壁と、を有することを特徴とする請求項3に記載のスクロール圧縮機。
【請求項5】
前記上流側送風壁の中間部は、前記ファンの回転方向に向かって膨らむように湾曲する形状を呈することを特徴とする請求項4に記載のスクロール圧縮機。
【請求項6】
前記下流側送風壁の中間部は、前記ファンの回転方向に向かって窪むように湾曲する形状を呈することを特徴とする請求項4または請求項5に記載のスクロール圧縮機。
【請求項7】
前記ファンを覆うように構成されたファンケーシングを更に具備し、
前記前段圧縮室は、前記ファンケーシングの内壁と前記ファンとの間に形成された空間であり、
前記ファンは、前記冷媒の流れにおける上流側を向く上流側主面部と、前記冷媒の流れにおける下流側を向く下流側主面部と、半径方向外側を向く側面部と、を有し、
前記上流側主面部と前記内壁との間隙の厚さと、前記下流側主面部と前記内壁との間隙の厚さと、前記側面部と前記内壁との厚さとは略同一であることを特徴とする請求項1に記載のスクロール圧縮機。
【請求項8】
上下方向において、前記ファンの下端部と前記前段圧縮室との距離は、前記ファンの上端部と前記前段圧縮室との距離よりも短いことを特徴とする請求項1に記載のスクロール圧縮機。
【請求項9】
前記ファンの側面部に、半径方向外側に向かって突起する突起部を形成することを特徴とする請求項1に記載のスクロール圧縮機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、スクロール圧縮機に関し、特に、流体の圧縮率を高めることができるスクロール圧縮機に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
一般的なスクロール圧縮機は、スクロール本体に固定スクロールが固定され、この固定スクロールに対して可動スクロールが旋回可能に組み合わされている。スクロール圧縮機を運転すると、旋回中心を回転軸にして可動スクロールが旋回することで、スクロール圧縮機の周辺部から、固定スクロールと可動スクロールとの間に導入された流体は、両者の間で圧縮されながら、中心部に向かって移動する。中心部に達した流体は、圧縮された状態で系外に供給される。このような構成のスクロール圧縮機は、例えば特許文献1に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4635660号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記した一般的な構成を有するスクロール圧縮機では、それほど加圧されていない状態の流体を、可動スクロールと固定スクロールとの間の空間に導入するため、高い圧縮率を得ることが簡単でない課題があった。
【0005】
また、スクロール圧縮機の圧縮率を向上するために、モータの回転数を高速にすると、スクロール圧縮機が消費するエネルギが増大してしまう課題が発生する。
【0006】
更にまた、その圧縮率を高めるべく、スクロール圧縮機の前段部分に流体を圧縮する圧縮機を介装すると、圧縮機で加圧した流体をスクロール圧縮機に供給できることから、高い圧縮率を得ることは出来る。しかしながら、新たに別体の圧縮機が必要になることから、装置全体の複雑化および高コスト化を招く課題が存在する。
【0007】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、圧縮率が向上されたスクロール圧縮機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のスクロール圧縮機は、蒸気圧縮冷凍サイクルで用いられる冷媒を圧縮する圧縮機であり、固定スクロールと、前記固定スクロールに対して旋回可能に配置された可動スクロールと、前記固定スクロールと前記可動スクロールとの間隙として形成される圧縮空間と、前記可動スクロールに駆動力を与えるシャフトと、前記シャフトに取り付けられたファンと、前記ファンが収容される前段圧縮室と、を具備し、前記ファンおよび前記前段圧縮室は、前記冷媒の流れにおいて、前記可動スクロールよりも上流側に配置されることを特徴とする。
【0009】
また、本発明のスクロール圧縮機では、前記ファンは、第1ファンと、前記第1ファンよりも下流側に配置された第2ファンと、を有し、前記前段圧縮室は、前記第1ファンが収容される第1前段圧縮室と、前記第2ファンが収容される第2前段圧縮室と、を有することを特徴とする。
【0010】
また、本発明のスクロール圧縮機では、前記ファンは、主面部と、送風壁と、を有し、前記主面部は、前記シャフトの軸方向に対して直交する方向に伸びる略円形の面であり、前記送風壁は、前記主面部を部分的に隆起させた部位であり、半径方向外側に向かって壁状に伸びることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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