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公開番号
2025076019
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023187619
出願日
2023-11-01
発明の名称
歯車装置
出願人
ナブテスコ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F16H
57/04 20100101AFI20250508BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】速やかに、かつ高精度に潤滑剤の状態を監視でき、潤滑剤の状態を適正に維持することが可能、かつ大型化を抑制できる歯車装置を提供する。
【解決手段】実施形態の減速装置1は、ケース2と、ケース2の内部に潤滑剤とともに収納され、ケース2の外部からの動力を受けて回転する複数の歯車を有する減速機構4と、ケース2の内外に通じるとともにケース2の外部の外気と遮断された計測室40と、計測室40の内部の圧力を検出する圧力センサ32と、圧力センサ32の検出結果に基づいてケース2の内部における潤滑剤の状態を監視する制御部34と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ケースと、
前記ケースの内部に潤滑剤とともに収納され、前記ケースの外部からの動力を受けて回転する複数の歯車を有する伝達機構と、
前記ケースの内外に通じるとともに前記ケースの外部の外気と遮断された計測室と、
前記計測室の内部の圧力を検出する圧力センサと、
前記圧力センサの検出結果に基づいて前記ケースの内部における潤滑剤の状態を監視する制御部と、
を備える、
歯車装置。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
前記ケースとは別に設けられ、前記ケースの内部に通じる前記計測室を形成するハウジングを備える、
請求項1に記載の歯車装置。
【請求項3】
前記ケースの一部と前記ハウジングとにより、前記計測室を形成する、
請求項2に記載の歯車装置。
【請求項4】
前記計測室に設けられ、前記計測室に露出する箇所の温度を検出する温度センサを備え、
前記制御部は、前記温度センサの検出結果及び前記圧力センサの検出結果に基づいて前記ケースの内部からの前記潤滑剤の漏れを判断する、
請求項3に記載の歯車装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記計測室に露出する箇所の温度についての基準温度に対する温度上昇値と前記計測室の内部の圧力とを関連付けたテーブルを有し、
前記温度センサの検出結果及び前記圧力センサの検出結果と前記テーブルとを比較して前記ケースの内部の体積と前記計測室の体積とを加算した総体積に対する前記潤滑剤の割合を推定し、この推定結果に基づいて前記潤滑剤の充填量が適正か否かを判断する、
請求項4に記載の歯車装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、歯車装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
歯車装置としては、例えば電動モータ等の回転を減速して出力する減速機がある。この種の減速機は、ケース(ケーシング)と、ケース内に収納され電動モータの回転を受けて回転する複数の歯車を有する伝達機構と、を備える。複数の歯車の中には、電動モータの回転を伝える入力軸や入力軸の回転を減速して出力する出力軸等もある。
ケース内には、伝達機構の摩擦抵抗を低減したり温度上昇を抑制したりするために潤滑剤も充填されている。例えばケースと出力軸との間等から潤滑剤が漏れ出ないように、さまざまなシール機構が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-286357号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、ケースの内部からの潤滑剤の漏れを完全に防止するのは困難である。このため、潤滑剤の漏れを検出することが重要である。例えば漏れ出た潤滑剤をトレー等で受け、トレー等に溜まった潤滑剤を検出することも考えられるが、このような場合、潤滑剤の漏れを速やかに検出することが困難であるとともに高精度に潤滑剤の漏れを検出することが困難である。また、潤滑剤の漏れを検出するために場所を確保する必要もある。
このように、ケースの内部における潤滑剤の状態が適正でないと、効果的に伝達機構の摩擦抵抗を低減したり温度上昇を抑制したりできない可能性があった。
【0005】
本発明は、速やかに、かつ高精度に潤滑剤の状態を監視でき、潤滑剤の状態を適正に維持することが可能、かつ大型化を抑制できる歯車装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る歯車装置は、ケースと、前記ケースの内部に潤滑剤とともに収納され、前記ケースの外部からの動力を受けて回転する複数の歯車を有する伝達機構と、前記ケースの内外に通じるとともに前記ケースの外部の外気と遮断された計測室と、前記計測室の内部の圧力を検出する圧力センサと、前記圧力センサの検出結果に基づいて前記ケースの内部における潤滑剤の状態を監視する制御部と、を備える。
【0007】
例えばケースの内部に収納された潤滑剤が漏れると、漏れた分だけケースの内部の圧力が変化する。計測室はケースの内外に通じるとともにケースの外部の外気と遮断されている。このため、計測室の圧力を検出することにより、制御部はケースの内部に収納された潤滑剤が漏れたか否かの判断を行うことができる。このように、速やかに、かつ高精度にケースの内部における潤滑剤の状態を監視できる。この監視結果に基づいて、潤滑剤の充填量等の状態を適正に維持することが可能である。歯車装置の外部に大がかりな計測装置を必要としないので、歯車装置の大型化を抑制できる。
【0008】
上記構成で、前記ケースとは別に設けられ、前記ケースの内部に通じる前記計測室を形成するハウジングを備えてもよい。
【0009】
上記構成で、前記ケースの一部と前記ハウジングとにより、前記計測室を形成してもよい。
【0010】
上記構成で、前記計測室に設けられ、前記計測室に露出する箇所の温度を検出する温度センサを備え、前記制御部は、前記温度センサの検出結果及び前記圧力センサの検出結果に基づいて前記ケースの内部からの前記潤滑剤の漏れを判断してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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