TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025075949
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023187491
出願日2023-11-01
発明の名称撮像ユニット
出願人ニデックプレシジョン株式会社
代理人個人
主分類G03B 5/00 20210101AFI20250508BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】レンズモジュールの回転によるフレキシブルプリント基板への影響を低減することができる撮像ユニットを提供する。
【解決手段】撮像ユニット1は、本体基板10と、本体基板10上に実装される撮像素子を含むレンズモジュール20と、撮像素子と電気的に接続される配線を内部に含むフレキシブルプリント基板30とを備える。フレキシブルプリント基板30は、本体基板10から屈曲しながら全体としてZ方向に延びる屈曲部40,50とを含む。屈曲部40は、X方向に延び、Z方向に並んで配置される複数のスパン部42と、Z方向に隣接するスパン部42の間を接続する接続部46とを含む。屈曲部50は、Y方向に延び、Z方向に並んで配置される複数のスパン部52と、Z方向に隣接するスパン部52の間を接続する接続部56とを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1の面と前記第1の面とは反対側の第2の面とを有する本体基板と、
第1の方向に沿った光軸を有する少なくとも1枚のレンズと、前記本体基板の前記第1の面上に実装される撮像素子とを含むレンズモジュールと、
前記レンズモジュールの前記撮像素子と電気的に接続される配線を内部に含むフレキシブルプリント基板であって、
前記本体基板から屈曲しながら全体として前記第1の方向に延びる第1の屈曲部であって、前記第1の方向に直交する第2の方向に沿って第1の幅を有する第1の屈曲部と、
前記本体基板から屈曲しながら全体として前記第1の方向に延びる第2の屈曲部であって、前記第1の方向及び前記第2の方向の双方に垂直な第3の方向に沿って第2の幅を有する第2の屈曲部と
を含むフレキシブルプリント基板と
を備え、
前記フレキシブルプリント基板の前記第1の屈曲部は、
前記第3の方向に延びる複数の第1のスパン部であって、前記第1の方向に並んで配置される複数の第1のスパン部と、
前記第1の方向に隣接する前記複数の第1のスパン部の間を接続する少なくとも1つの第1の接続部と
を含み、
前記フレキシブルプリント基板の前記第2の屈曲部は、
前記第2の方向に延びる複数の第2のスパン部であって、前記第1の方向に並んで配置される複数の第2のスパン部と、
前記第1の方向に隣接する前記複数の第2のスパン部の間を接続する少なくとも1つの第2の接続部と
を含む、
撮像ユニット。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記少なくとも1つの第1の接続部及び前記少なくとも1つの第2の接続部は、それぞれ前記第1の方向に延びる、請求項1に記載の撮像ユニット。
【請求項3】
前記複数の第1のスパン部の前記第3の方向に沿った長さは同一である、請求項1に記載の撮像ユニット。
【請求項4】
前記複数の第2のスパン部の前記第2の方向に沿った長さは同一である、請求項1に記載の撮像ユニット。
【請求項5】
前記少なくとも1つの第1の接続部は、前記第1の方向に並んだ前記複数の第1のスパン部に対して前記第3の方向に交互に配置される複数の第1の接続部を含む、請求項1に記載の撮像ユニット。
【請求項6】
前記複数の第1の接続部のうち前記本体基板のより近くに位置する第1の接続部ほど前記第1の方向に沿った長さが短い、請求項5に記載の撮像ユニット。
【請求項7】
前記少なくとも1つの第2の接続部は、前記第1の方向に並んだ前記複数の第2のスパン部に対して前記第2の方向に交互に配置される複数の第2の接続部を含む、請求項1に記載の撮像ユニット。
【請求項8】
前記複数の第2の接続部のうち前記本体基板のより近くに位置する第2の接続部ほど前記第1の方向に沿った長さが短い、請求項7に記載の撮像ユニット。
【請求項9】
前記複数の第1のスパン部の前記第3の方向における中央の位置は、前記本体基板の前記第3の方向における中央の位置に整列している、請求項1に記載の撮像ユニット。
【請求項10】
前記複数の第2のスパン部の前記第2の方向における中央の位置は、前記本体基板の前記第2の方向における中央の位置から前記第2の方向にずれている、請求項1に記載の撮像ユニット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像ユニットに関するものである。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
多くのカメラにおいて、カメラ本体に対して光軸に垂直な平面内で撮像素子を含むレンズモジュールを移動可能に構成することにより撮影時の手振れによる影響を軽減することがなされている。このようなカメラにおいては、レンズモジュールが移動しても撮像素子と外部の電子部品との間を確実に接続できるようにするために、柔軟に変形可能なフレキシブルプリント基板が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
近年では、より高度な手振れ補正を実現するために、光軸に垂直な平面内でレンズモジュールを移動させるだけではなく、レンズモジュールをカメラ本体に対してピッチやヨー周りに回転可能に構成することも考えられている。しかしながら、上述した従来のフレキシブルプリント基板は、光軸に垂直な平面内でのレンズモジュールの移動を前提とするものであるため、レンズモジュールがヨーやピッチ周りに回転した場合には、フレキシブルプリント基板にねじれが生じて耐久性が低下するだけではなく、フレキシブルプリント基板に作用する負荷がピッチ周りに回転した場合とヨー周りに回転した場合とで変化することになり、複数の共振点が生じて共振点の制御が難しくなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-122020号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、レンズモジュールの回転によるフレキシブルプリント基板への影響を低減することができる撮像ユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、レンズモジュールの回転によるフレキシブルプリント基板への影響を低減することができる撮像ユニットが提供される。撮像ユニットは、第1の面と上記第1の面とは反対側の第2の面とを有する本体基板と、第1の方向に沿った光軸を有する少なくとも1枚のレンズと、上記本体基板の上記第1の面上に実装される撮像素子とを含むレンズモジュールと、上記レンズモジュールの上記撮像素子と電気的に接続される配線を内部に含むフレキシブルプリント基板とを備える。上記フレキシブルプリント基板は、上記本体基板から屈曲しながら全体として上記第1の方向に延びる第1の屈曲部と、上記本体基板から屈曲しながら全体として上記第1の方向に延びる第2の屈曲部とを含む。上記第1の屈曲部は、上記第1の方向に直交する第2の方向に沿って第1の幅を有する。上記第2の屈曲部は、上記第1の方向及び上記第2の方向の双方に垂直な第3の方向に沿って第2の幅を有する。上記フレキシブルプリント基板の上記第1の屈曲部は、上記第3の方向に延び、上記第1の方向に並んで配置される複数の第1のスパン部と、上記基部と上記複数の第1のスパン部のうちの1つとの間を接続する第1の基端部と、上記第1の方向に隣接する上記複数の第1のスパン部の間を接続する少なくとも1つの第1の接続部とを含む。上記フレキシブルプリント基板の上記第2の屈曲部は、上記第2の方向に延び、上記第1の方向に並んで配置される複数の第2のスパン部と、上記基部と上記複数の第2のスパン部のうちの1つとの間を接続する第2の基端部と、上記第1の方向に隣接する上記複数の第2のスパン部の間を接続する少なくとも1つの第2の接続部とを含む。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、フレキシブルプリント基板が、基部から屈曲しながら全体として第1の方向に延びる第1の屈曲部及び第2の屈曲部を有しているので、撮像素子が第2の方向に沿った軸(例えばピッチ軸)周りに回転した場合や第3の方向に沿った軸(例えばヨー軸)周りに回転した場合であっても、第1の屈曲部及び第2の屈曲部の屈曲による柔軟な変形によってフレキシブルプリント基板全体に対する負荷を小さく抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の一実施形態における撮像ユニットを示す斜視図である。
図2は、図1に示す撮像ユニットの正面図である。
図3は、図1に示す撮像ユニットの右側面図である。
図4は、図1に示す撮像ユニットの底面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る撮像ユニットの実施形態について図1から図4を参照して詳細に説明する。図1から図4において、同一又は相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。また、図1から図4においては、各構成要素の縮尺や寸法が誇張されて示されている場合や一部の構成要素が省略されている場合がある。以下の説明では、特に言及がない場合には、「第1」や「第2」などの用語は、構成要素を互いに区別するために使用されているだけであり、特定の順位や順番を表すものではない。
【0010】
図1は、本発明の一実施形態における撮像ユニット1を示す斜視図、図2は正面図、図3は右側面図、図4は底面図である。図1から図4に示すように、本実施形態における撮像ユニット1は、XY平面に沿って延びる矩形板状の本体基板10と、本体基板10の一方の面12(第1の面)に載置されるレンズモジュール20と、本体基板10の他方の面14(第2の面)に取り付けられたフレキシブルプリント基板30とを有している。レンズモジュール20は、少なくとも1枚のレンズ22と、本体基板10の面12に実装された撮像素子24とを収容した筐体26を有している。このような撮像素子24の例としては、CCD(Charge Coupled Device)センサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサなどが挙げられる。レンズ22は、Z方向(第1の方向)に沿った光軸Pを有している。本実施形態においては、撮影時の手振れによる撮像素子24への影響を低減するために、本体基板10及びレンズモジュール20は、外部の基板又は電子機器に対してX軸(例えばヨー軸)及びY軸(例えばピッチ軸)周りに回転可能に構成されている。なお、本実施形態では、便宜的に、図1における+Z方向を「上」又は「上方」といい、-Z方向を「下」又は「下方」ということとする。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
スクリーン
1か月前
株式会社リコー
撮影装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用投影装置
6日前
日本精機株式会社
車両用投影装置
6日前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
株式会社リコー
画像投射装置
今日
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
今日
株式会社リコー
画像形成装置
5日前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
18日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
1か月前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
1か月前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
6日前
個人
モニター付撮影機器の日よけカバー
27日前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
1か月前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
1か月前
個人
露光装置、及び露光方法
1か月前
株式会社ユピテル
撮像装置等
1か月前
株式会社電気印刷研究所
金属画像形成方法
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成制御装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
ドラムユニット
5日前
続きを見る