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公開番号
2025075941
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023187476
出願日
2023-11-01
発明の名称
冷却システム
出願人
ダイキン工業株式会社
代理人
弁理士法人前田特許事務所
主分類
B23Q
11/10 20060101AFI20250508BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】同時に使用される複数の冷凍機のうちの一台が停止しても、連続して冷却対象となる液体の温度を制御する。
【解決手段】通常運転として実行される第1モードと、第1モードの実行中において、第1冷凍機(1)の運転の異常が検知された場合、又は第1冷凍機(1)の運転が停止する場合に実行される第2モードとを有し、第2モードでは、第1制御部(C1)は、第2冷凍機(2)が主機となるように第2制御部(C2)に第2信号を出力し、第2信号を受信した第2制御部(C2)は、液体の温度が目標温度となるように主機である第2冷凍機(2)の能力比率を第2比率に調節すると共に、該第2比率に基づく第3信号を第3制御部(C3)に出力し、第3制御部(C3)は、第3信号に基づいて副機である第3冷凍機(3)の冷却能力の能力比率を調節する冷却システムである。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
工作機械(M)とタンク(T)との間を循環する液体を冷却する第1冷凍機(1)、第2冷凍機(2)及び第3冷凍機(3)を含む複数の冷凍機(1,2,3)を備える冷却システムであって、
前記第1冷凍機(1)の冷却能力を制御する第1制御部(C1)と、
前記第2冷凍機(2)の冷却能力を制御する第2制御部(C2)と、
前記第3冷凍機(3)の冷却能力を制御する第3制御部(C3)とを備え、
通常運転として実行される第1モードと、前記第1モードの実行中において、前記第1冷凍機(1)の運転の異常が検知された場合、又は前記第1冷凍機(1)の運転が停止する場合に実行される第2モードとを有し、
前記第1モードでは、
前記第1制御部(C1)は、前記液体の温度が目標温度となるように主機である前記第1冷凍機(1)の能力比率を第1比率に調節すると共に、該第1比率に基づく第1信号を前記第2制御部(C2)または前記第3制御部(C3)に出力し、
前記第2制御部(C2)は、前記第1信号に基づいて副機である前記第2冷凍機(2)の冷却能力の能力比率を調節し、
前記第3制御部(C3)は、前記第1信号に基づいて副機である前記第3冷凍機(3)の冷却能力の能力比率を調節し、
前記第2モードでは、
前記第1制御部(C1)は、前記第2冷凍機(2)が主機となるように前記第2制御部(C2)に第2信号を出力し、
前記第2信号を受信した前記第2制御部(C2)は、前記液体の温度が目標温度となるように主機である前記第2冷凍機(2)の能力比率を第2比率に調節すると共に、該第2比率に基づく第3信号を前記第3制御部(C3)に出力し、
前記第3制御部(C3)は、前記第3信号に基づいて副機である前記第3冷凍機(3)の冷却能力の能力比率を調節する
冷却システム。
続きを表示(約 330 文字)
【請求項2】
前記第2モードにおいて、
前記第3制御部(C3)は、前記第3信号に基づいて前記第3冷凍機(3)の冷却能力の能力比率が前記第2比率となるように調節する
請求項1に記載の冷却システム。
【請求項3】
前記第2モードにおいて、
前記第1制御部(C1)は、複数の前記冷凍機(2,3)から主機となる冷凍機(2,3)を選択する
請求項1または2に記載の冷却システム。
【請求項4】
停止した前記第1冷凍機(1)が副機として再び運転開始する場合、
他の前記冷凍機(2,3)がすべて主機となってから、前記第1冷凍機(1)を再び主機として選択される
請求項3に記載の冷却システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、冷却システムに関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、工作機械の研削液や潤滑油などの液体を冷却する液冷却装置が開示されている。液体はタンクに貯留されており、該タンクと工作機械との間を循環する。液冷却装置は、タンク内に配置されており、工作機械からタンク内へ流入する液体を冷却する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-68522号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、互いに通信可能に接続された複数の冷凍機により同時にタンク内の液体を冷却する場合がある。この場合、複数の冷凍機のうち主機となる1台の冷凍機が他の冷凍機の運転を制御することで、タンク内の液体の温度は、目標温度に維持される。
【0005】
しかし、故障等により主機となる冷凍機の運転が停止すると、他の冷凍機の運転も停止してしまい、タンク内の液体の温度を連続して調節することができないという課題がある。
【0006】
本開示の目的は、同時に使用される複数の冷凍機のうちの一台が停止しても、連続して冷却対象となる液体の温度を制御することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の第1の態様は、
工作機械(M)とタンク(T)との間を循環する液体を冷却する第1冷凍機(1)、第2冷凍機(2)及び第3冷凍機(3)を含む複数の冷凍機(1,2,3)を備える冷却システムであって、
前記第1冷凍機(1)の冷却能力を制御する第1制御部(C1)と、
前記第2冷凍機(2)の冷却能力を制御する第2制御部(C2)と、
前記第3冷凍機(3)の冷却能力を制御する第3制御部(C3)とを備え、
通常運転として実行される第1モードと、前記第1モードの実行中において、前記第1冷凍機(1)の運転の異常が検知された場合、又は前記第1冷凍機(1)の運転が停止する場合に実行される第2モードとを有し、
前記第1モードでは、
前記第1制御部(C1)は、前記液体の温度が目標温度となるように主機である前記第1冷凍機(1)の能力比率を第1比率に調節すると共に、該第1比率に基づく第1信号を前記第2制御部(C2)または前記第3制御部(C3)に出力し、
前記第2制御部(C2)は、前記第1信号に基づいて副機である前記第2冷凍機(2)の冷却能力の能力比率を調節し、
前記第3制御部(C3)は、前記第1信号に基づいて副機である前記第3冷凍機(3)の冷却能力の能力比率を調節し、
前記第2モードでは、
前記第1制御部(C1)は、前記第2冷凍機(2)が主機となるように前記第2制御部(C2)に第2信号を出力し、
前記第2信号を受信した前記第2制御部(C2)は、前記液体の温度が目標温度となるように主機である前記第2冷凍機(2)の能力比率を第2比率に調節すると共に、該第2比率に基づく第3信号を前記第3制御部(C3)に出力し、
前記第3制御部(C3)は、前記第3信号に基づいて副機である前記第3冷凍機(3)の冷却能力の能力比率を調節する
冷却システムである。
【0008】
第1の態様では、第1モード実行中において、第1冷凍機(1)が例えば故障等により停止した場合でも、第2モードが実行されることで、第2冷凍機(2)が主機として動作し、第3冷凍機(3)が副機として動作することで、タンク(T)内の液体を連続して温度調節できる。また、タンク(T)内の液体が連続して温度調節されるため、工作機械(M)の運転も停止することなく連続して運転できる。
【0009】
第2の態様は、第1の態様において、
前記第2モードにおいて、
前記第3制御部(C3)は、前記第3信号に基づいて前記第3冷凍機(3)の冷却能力の能力比率が前記第2比率となるように調節する。
【0010】
第2の態様では、第2モードにおいて第2冷凍機(2)及び第3冷凍機(3)は同じ能力比率に制御される。これにより、第2冷凍機(2)及び第3冷凍機(3)の性能が同一である場合、タンク(T)内の液温を目標温度に維持できる。
(【0011】以降は省略されています)
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