TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025075358
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023186459
出願日
2023-10-31
発明の名称
空調吹出口の風向調整装置
出願人
日産自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B60H
1/34 20060101AFI20250508BHJP(車両一般)
要約
【課題】構造が簡単であると共に、空気流路における圧力損失の影響を抑制することができる空調吹出口の風向調整装置を提供する
【解決手段】互いに重ねた状態で空調吹出口えを覆う第1及び第2の薄膜構造体11,12と、第1及び第2の薄膜構造体11,12を主面に沿う方向に移動させる位置調整機構21,22とを備え、第1及び第2の薄膜構造体11,12が、通気領域11A,12Aと、遮蔽領域11B,12Bとを夫々有し、位置調整機構21,22が、空調吹出口の範囲において、通気領域11A,12A同士が重なり合う重合領域Aの位置及び面積の少なくとも一方を変化させるように、第1及び第2の薄膜構造体11,12を移動させる機構とし、構造を簡略化し、空気流路における圧力損失の影響を抑制することを実現した。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
空調吹出口に配置する風向調整装置であって、
互いに重ねた状態で前記空調吹出口を覆う第1及び第2の薄膜構造体と、前記第1及び第2の薄膜構造体を主面に沿う方向に移動させる位置調整機構とを備え、
前記第1及び第2の薄膜構造体が、空気を通過させる通気領域と、空気の通過を妨げる遮蔽領域とを夫々有し、
前記位置調整機構が、前記空調吹出口の範囲において、前記通気領域同士が重なり合う重合領域の位置及び面積の少なくとも一方を変化させるように、前記第1及び第2の薄膜構造体を移動させる機構であることを特徴とする空調吹出口の風向調整装置。
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
前記空調吹出口が、上下方向を短辺とし且つ左右方向を長辺とした矩形状を成し、
前記位置調整機構が、前記空調吹出口に対して、前記第1及び第2の薄膜構造体を上下方向に移動させる機構であることを特徴とする請求項1に記載の空調吹出口の風向調整装置。
【請求項3】
前記第1及び第2の薄膜構造体が、可撓性を有するシート部材から成ることを特徴とする請求項1に記載の空調吹出口の風向調整装置。
【請求項4】
前記第1及び第2の薄膜構造体が、半円筒形状を成す成形部材から成ることを特徴とする請求項1に記載の空調吹出口の風向調整装置。
【請求項5】
前記第1及び第2の薄膜構造体は、平面状に展開した状態において、前記通気領域と前記遮蔽領域が、移動方向に並べて配置してあると共に、前記通気領域と前記遮蔽領域の境界が、移動方向に対して傾斜しており、且つ移動方向に対して前記通気領域と前記遮蔽領域の配置関係が互いに逆であることを特徴とする請求項3又は4に記載の空調吹出口の風向調整装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、自動車の空調装置に用いられる空調吹出口の風向調整装置に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来における空調吹出口の風向調整装置としては、例えば、特許文献1に記載されたものがある。特許文献1には、空気流路を構成するケース体の内部に、ドラムを回転可能に備えると共に、ドラムに、複数の縦フィンを回動可能に設けた風向調整装置が開示されている。この風向調整装置は、中央の縦フィンに連結した操作ノブを操作することにより、複数の縦フィンを一斉に回動させて風向を調整する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-47745号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記したような従来の風向調整装置は、回転可能に支持されたドラムに対して複数の縦フィンを回動自在に備えた構成であるから、構造が複雑であるうえに、風向を調整する際に空気流路が狭窄状態になり、空気流路における圧力損失の影響が大きいという問題点があった。
【0005】
本発明は、上記従来の状況に鑑みて成されたもので、構造が簡単であると共に、空気流路における圧力損失の影響を抑制することができる空調吹出口の風向調整装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係わる空調吹出口の風向調整装置は、空調吹出口に配置する風向調整装置であって、互いに重ねた状態で空調吹出口を覆う第1及び第2の薄膜構造体と、第1及び第2の薄膜構造体を主面に沿う方向に移動させる位置調整機構とを備えている。第1及び第2の薄膜構造体は、空気を通過させる通気領域と、空気の通過を妨げる遮蔽領域とを夫々有している。そして、風向調整装置は、位置調整機構が、空調吹出口の範囲において、通気領域同士が重なり合う重合領域の位置及び面積の少なくとも一方を変化させるように、第1及び第2の薄膜構造体を移動させる機構であることを特徴としている。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係わる空調吹出口の風向調整装置は、基本的に、空調吹出口に至る空気流路の外側に、第1及び第2の薄膜構造体と位置調整機構が配置される。そして、上記の風向調整装置は、位置調整機構により第1及び第2の薄膜構造体を移動させて、空調吹出口の範囲において、通気領域同士が重なり合う重合領域の位置及び面積の少なくとも一方を変化させ、空調吹出口における風の吹き出し位置や風量を変える。
【0008】
これにより、上記の風向調整装置は、構造が簡単であると共に、空気流路における圧力損失の影響を抑制することができ、空気流路の大きさや形態に左右されることなく適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明に係わる空調吹出口の風向調整装置の第1実施形態における第1及び第2の薄膜構造体を示す要部の平面図(上段左右)、風向調整装置の全体を示す斜視図(下段左)、及び断面図(下段右)である。
風の吹出位置調整の3つの態様を示す各々説明図である。
風量調整の3つの態様を示す各々説明図である。
位置調整機構の他の2例を上下に示す夫々斜視図である。
本発明に係わる空調吹出口の風向調整装置の第2実施形態を示す分解図(上段)、及び各々断面図(下段左右)である。
図5に示す風向調整装置の動作を示す図であり、風の吹出位置を変更した状態を示す各々斜視図(上段左右)、風量を増大させた状態を示す斜視図(下段左)、及び送風停止状態を示す斜視図(下段右)である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<第1実施形態>
本発明に係わる空調吹出口の風向調整装置は、図1の下段左右に示すように、互いに重ねた状態で空調吹出口Eを覆う第1及び第2の薄膜構造体11,12と、第1及び第2の薄膜構造体11,12を主面に沿う方向に移動させる位置調整機構21,22とを備えている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
飛行自動車
3か月前
個人
車窓用防虫網戸
5日前
個人
警告装置
1か月前
個人
小型EVシステム
1か月前
日本精機株式会社
ケース
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
2か月前
日本精機株式会社
表示装置
3か月前
日本精機株式会社
表示装置
2か月前
日本精機株式会社
表示装置
2か月前
日本精機株式会社
表示装置
1か月前
日本精機株式会社
照明装置
2か月前
個人
アンチロール制御装置
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
2か月前
日本精機株式会社
表示装置
1か月前
個人
ブレーキシステム
1か月前
株式会社松華
懸架装置
2か月前
井関農機株式会社
収穫作業車両
4日前
横浜ゴム株式会社
タイヤ
1か月前
個人
ステージカー
2か月前
個人
自走式立体型洗車場
2か月前
株式会社クラベ
ヒータユニット
3日前
個人
自動車ドア開度規制ベルト
1か月前
帝国繊維株式会社
作業車両
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
5日前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
株式会社ユーシン
照明装置
16日前
株式会社ユーシン
照明装置
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
16日前
日本精機株式会社
車両用照明装置
3か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
2か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
2か月前
マツダ株式会社
車両
3か月前
マツダ株式会社
車両
2か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
2か月前
マツダ株式会社
車両
2か月前
コイト電工株式会社
座席装置
2か月前
続きを見る
他の特許を見る