特許ウォッチ

公開番号2025075339
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023186421
出願日2023-10-31
発明の名称充電設備の管理装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類G06Q 50/06 20240101AFI20250508BHJP(計算;計数)
要約【課題】相対的に低額な電気料金の充電設備の利用促進を図ることにより、充電サービス事業者の利益の増加に貢献する。
【解決手段】携帯端末30あるいはHMI装置14(電動車両10)から、EVSEの検索要求があると(S10)、サーバ100は、対象地域における各EVSEの電気料金を算出する(S21)。サーバ100は、電気料金が相対的に低額なEVSEを選定し(S22)、選定したEVSEを推奨EVSEとした情報を含むEVSE情報を、携帯端末30あるいはHMI装置14(電動車両10)へ送信する(S23)。携帯端末30あるいはHMI装置14(電動車両10)は、EVSE情報を受信すると、推奨EVSEを強調表示して、EVSEを地図表示する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
電動車両に搭載した蓄電装置を充電する充電設備の管理装置であって、
前記管理装置は、前記充電設備が使用する電力の料金体系が異なる複数の前記充電設備を管理するものであり、
前記管理装置は、前記充電設備の利用に関する問い合わせがあったとき、
前記電動車両が充電を行う地域、および、充電時刻における、前記充電設備が使用する電気料金を算出し、
前記問い合わせに対して、前記電気料金が相対的に低額な前記充電設備を推奨充電設備とした情報を含んで回答するよう構成されている、充電設備の管理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、充電設備の管理装置に関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
特開２０２０－３０５３４号公報（特許文献１）には、電動車両の充電料金設定方法であって、充電電力が大きい第１充電器に相対的に高額の第１充電料金を設定し、充電電力が小さい第２充電器に相対的に低額の第２充電料金を設定するとともに、繁忙期には、第１充電料金を低く設定することが開示されている。この特許文献１では、この方法により、充電を希望するユーザの利便性の低下を抑制できるとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２０－３０５３４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
充電設備を管理する事業者（以下、充電サービス事業者とも称する）は、充電設備（充電器）が使用する電力を、電力小売事業者から購入する場合がある。充電設備が使用する電力の電気料金は、充電サービス事業者と電力小売事業者との間で締結された契約によって定まっており、料金体系は、契約内容によって相違する。たとえば、所定期間における充電設備の使用電力量（消費電力量）に応じて、段階的に電気料金の単価が変わるケースがある。また、電力需給に応じた変動料金（ダイナミックプライシング）が適用される場合もある。このため、充電サービス事業者が管理する充電設備において、電気料金が相違する場合がある。
【０００５】
充電サービス事業者は、充電設備を利用したユーザから利用料金（充電料金）を徴収して、売上を得る。相対的に低額な電気料金の充電設備の利用を促進することにより、充電サービス事業者の利益の増加に繋がる可能性がある。
【０００６】
本開示の目的は、相対的に低額な電気料金の充電設備の利用促進を図ることにより、充電サービス事業者の利益の増加に貢献することである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本開示の管理装置は、電動車両に搭載した蓄電装置を充電する充電設備の管理装置である。管理装置は、充電設備が使用する電力の料金体系が異なる複数の充電設備を管理する。管理装置は、充電設備の利用に関する問い合わせがあったとき、電動車両が充電を行う地域、および、充電時刻における、各充電設備が使用する電気料金を算出し、問い合わせに対して、電気料金が相対的に低額な充電設備を推奨充電設備とした情報を含んで回答するよう構成されている。
【０００８】
この構成によれば、管理装置は、使用する電力の料金体系が異なる複数の充電設備を管理する。充電設備の利用に関する問い合わせがあったとき、管理装置は、充電を行う地域、および、充電時刻における充電設備の電気料金を算出する。そして、管理装置は、問い合わせに対して、電気料金が相対的に低額な充電設備を推奨充電設備とした情報を含む回答を行う。これにより、回答を受領したユーザは、推奨充電設備を利用して電動車両の充電を行うことができるので、相対的に低額な電気料金の充電設備の利用を促進できる。
【発明の効果】
【０００９】
本開示によれば、相対的に低額な電気料金の充電設備の利用促進を図ることにより、充電サービス事業者の利益の増加に貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
本実施の形態に係る充電システムの概略構成を示す図である。
本実施の形態に係る充電システムのシーケンスの一例を示す図である。
携帯端末（または、ＨＭＩ装置）に表示される画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許