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公開番号2025074846
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-14
出願番号2023185921
出願日2023-10-30
発明の名称高分子
出願人株式会社イノアック技術研究所,学校法人神奈川大学
代理人弁護士法人クレオ国際法律特許事務所
主分類C08G 18/38 20060101AFI20250507BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】温和な条件下で分解が可能な高分子化合物を提供することができる高分子を提供する。
【解決手段】下記式(1)で示された構造単位を含む高分子であって、酸化後に塩基処理した際の分解率が5%以上である高分子。
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(式(1)中、Raは、ウレタン結合、ウレア結合、又は、チオウレタン結合のいずれかであり、R11~R13は、各々独立して、水素、又は、炭素数1~10の炭化水素基のいずれかである。)
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
下記式(1)で示された構造単位を含む高分子であって、
酸化後に塩基処理した際の分解率が5%以上である高分子。
JPEG
2025074846000009.jpg
37
170
(式(1)中、R

は、ウレタン結合、ウレア結合、又は、チオウレタン結合のいずれかであり、R
11
~R
13
は、各々独立して、水素、又は、1価の有機基のいずれかである。)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、高分子に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、生分解性をもたないポリスチレン、ポリウレタン、塩化ビニル、ポリプロピレン等のプラスチックの廃棄物による環境汚染が問題となっている。環境保護の観点から、廃棄されても自然環境下で分解可能な生分解性樹脂、光分解樹脂、熱分解樹脂等の分解性高分子の開発が行われている。
【0003】
しかしながら、このような分解性高分子は、従来の樹脂が使用される多くの用途に対して、物理的性質、機械的性質、及び、化学的性質において不十分である。このため、常温常圧における通常の使用時においても劣化が進行することから、使用環境が制限されるという問題がある。
【0004】
一方、ポリウレタン等の高分子の分解方法として、アミン分解法、加水分解法、アルコール分解法、酸分解法等の技術が開示されている。例えば、特許文献1には、ポリウレタンをポリアミン化合物に分解する方法(アミン分解法)が開示されている。又、特許文献2には、ポリウレタンを加水分解後、超臨界水酸化分解する方法(加水分解法)が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2001-348457号公報
特開平11-080419号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1の技術(アミン分解法)では、ポリウレタンの分解が100℃から300℃の高温下で行われることが必要である。又、特許文献2の技術(加水分解法)では、ポリウレタンの分解が温度550℃以上、圧力22MPa以上の超臨界水中で行われる必要がある。このように、特許文献1及び特許文献2の技術を含め、高分子の分解には、非常に高いエネルギーを要する。
【0007】
そこで本発明は、温和な条件下で分解が可能な高分子を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明(1)は、下記式(1)で示された構造単位を含む高分子であって、
酸化後に塩基処理した際の分解率が5%以上である、高分子である。
【0009】
JPEG
2025074846000002.jpg
37
170
【0010】
式(1)中、R

は、ウレタン結合、ウレア結合、又は、チオウレタン結合のいずれかであり、R
11
~R
13
は、各々独立して、水素、又は、1価の有機基のいずれかである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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