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公開番号2025074797
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-14
出願番号2023185844
出願日2023-10-30
発明の名称水性化粧料
出願人株式会社ファンケル
代理人弁理士法人お茶の水内外特許事務所
主分類A61K 8/81 20060101AFI20250507BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】肌をキレイに見せることができ、被膜持続性と保湿性に優れた新規な水性化粧料を提供すること。
【解決手段】下記成分(A)~(D)を含有する水性化粧料。
(A)アクリレーツクロスポリマー-2-Na
(B)ホスホリルコリン基含有両性ポリマー
(C)被膜形成剤
(D)水
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記成分(A)~(D)を含有することを特徴とする水性化粧料。
(A)アクリレーツクロスポリマー-2-Na
(B)ホスホリルコリン基含有両性ポリマー
(C)被膜形成剤
(D)水
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
全体に対する(A)の含有量が0.3質量%以上5.0質量%以下であることを特徴とする請求項1に記載の水性化粧料。
【請求項3】
(C)成分として、カルボキシメチルデキストランNa、シロキクラゲ多糖体、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、ヒアルロン酸Naからなる群から選ばれる1以上を含有することを特徴とする請求項1または2に記載の水性化粧料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は化粧料、特に、ソフトフォーカス性を備える水性化粧料に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
新型コロナウイルスの感染拡大防止をきっかけとして、テレワーク、オンライン授業、外食の抑制等による自宅で過ごす時間が増加する、マスク着用が日常化する等、新たなライフスタイルへの移行が進んでいる。これに伴い、メイクをせずに過ごす時間が増大した結果、ナチュラルメイクやノーメイクを好む女性が増加傾向であり、メイクをしていないときでも、肌をキレイに見せたいという要望が高まっている。
このような要望に応える化粧料として、ソフトフォーカス性を備える化粧料が知られている。ソフトフォーカス効果とは、球状粉体による光の乱反射により、肌の凹凸やシワをぼかして肌の透明感の向上やキメが整ったように見える効果であり、デフォーカス効果とも呼ばれる。このような効果は、酸化チタンのような顔料による肌の外観補正よりも自然に見えるといった利点がある。
【0003】
ソフトフォーカス性を備える化粧料として、例えば、特許文献1にはアクリル酸Naグラフトデンプンを配合した化粧料が、特許文献2には基体となる球状粉体を球状粉体より屈折率の高い2種以上の表面処理剤で、屈折率の高い順に処理した表面処理球状粉体を配合した化粧料が、特許文献3にはソフトフォーカス効果を有するシリコーンエラストマー粉末を配合した水中油型乳化化粧料が提案されている。
しかし、これらはいずれも、ソフトフォーカス効果や、その持続性、保湿感などが不十分であるという課題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-038180号公報
特開2005-154279号公報
国際公開第2021/002285号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ソフトフォーカス効果により肌をキレイに見せることができ、被膜持続性と保湿性に優れた新規な水性化粧料を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の課題を解決するための手段は以下の通りである。
1.下記成分(A)~(D)を含有することを特徴とする水性化粧料。
(A)アクリレーツクロスポリマー-2-Na
(B)ホスホリルコリン基含有両性ポリマー
(C)被膜形成剤
(D)水
2.全体に対する(A)の含有量が0.3質量%以上5.0質量%以下であることを特徴とする1.に記載の水性化粧料。
3.(C)成分として、カルボキシメチルデキストランNa、シロキクラゲ多糖体、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、ヒアルロン酸Naからなる群から選ばれる1以上を含有することを特徴とする1.または2.に記載の水性化粧料。
【発明の効果】
【0007】
本発明の水性化粧料は、ソフトフォーカス性を備えており、メイクをすることなく肌をキレイに見せることができる。本発明の水性化粧料は、被膜持続性に優れており、ソフトフォーカス効果を長時間にわたって発揮するとともに、保湿感にも優れており、一日中付けたまま、違和感無く過ごすことができる。
本発明の水性化粧料によれば、塗布後にシルクのような肌触りを感じることができ、素肌のような仕上がりとみずみずしさを両立することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の水性化粧料は、下記成分(A)~(D)を含有する。
(A)アクリレーツクロスポリマー-2-Na
(B)ホスホリルコリン基含有両性ポリマー
(C)被膜形成剤
(D)水
【0009】
(A)成分:アクリレーツクロスポリマー-2-Na
アクリレーツクロスポリマー-2-Naは、吸水性の球状粉体であり、アクリル酸、メタクリル酸又はこれらの単純エステル1種以上のモノマーからなる共重合体を、エチレングリコールジグリシジルエーテルで架橋したもののナトリウム塩である。
アクリレーツクロスポリマー-2-Naは、特に制限されることなく、種々の製法により合成されたものを用いることができる。市販品としては、例えば、日光ケミカルズ株式会社製の商品名「ARON NT-Z」、住友精化株式会社製の商品名「アクアキープ 10SH-NFC」を用いることができる。
【0010】
本発明の水性化粧料は、化粧料全体に対する(A)成分の配合量が0.3質量%以上5.0質量%以下であることが好ましい。アクリレーツクロスポリマー-2-Naは、吸水性の粉体であり、本発明の水性化粧料は、化粧料全体に対してアクリレーツクロスポリマー-2-Naを上記した量で含むことにより、ソフトフォーカス性、被膜持続性、保湿感等に優れている。化粧料全体に対する(A)成分の配合量は、0.4質量%以上がより好ましく、0.5質量%以上がさらに好ましく、また、4.5質量%以下がより好ましく、4.0質量%以下がさらに好ましい。
本発明の水性化粧料は、本発明の効果を損なわない範囲内でアクリレーツクロスポリマー-2-Na以外の粉体を含むこともでき、例えば、顔料、無機粉体、有機粉体等が挙げられる。全粉体に対するアクリレーツクロスポリマー-2-Naの割合は、80質量%以上であることが好ましく、90質量%以上であることがより好ましく、100質量%であることが最も好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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