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公開番号
2025074622
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-14
出願番号
2023185569
出願日
2023-10-30
発明の名称
車両接近通報装置
出願人
株式会社小糸製作所
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60Q
5/00 20060101AFI20250507BHJP(車両一般)
要約
【課題】車両接近通報音のチューニングにおける自由度を向上する。
【解決手段】車両接近通報装置100は、発音装置110と、第1ピーク周波数に音量のピークを有する車両接近通報音102の低音成分と、第1ピーク周波数よりも高い第2ピーク周波数に音量のピークを有する車両接近通報音102の高音成分と、車両接近通報音102のオーバーオール値(OA値)を調整するためのOA値調整音とについて個別に音量を調節し、車両接近通報音102として、低音成分、高音成分、およびOA値調整音を発するように発音装置110を動作させるコントローラ120と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
発音装置と、
第1ピーク周波数に音量のピークを有する車両接近通報音の低音成分と、前記第1ピーク周波数よりも高い第2ピーク周波数に音量のピークを有する前記車両接近通報音の高音成分と、前記車両接近通報音のオーバーオール値(OA値)を調整するためのOA値調整音とについて個別に音量を調節し、
前記車両接近通報音として、前記低音成分、前記高音成分、および前記OA値調整音を発するように前記発音装置を動作させるコントローラと、を備えることを特徴とする車両接近通報装置。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記OA値調整音は、前記第1ピーク周波数よりも低い低帯域、前記第1ピーク周波数と前記第2ピーク周波数の間の中帯域、および、前記第2ピーク周波数よりも高い高帯域のうち少なくとも1つに設定されていることを特徴とする請求項1に記載の車両接近通報装置。
【請求項3】
前記OA値調整音は、前記低帯域、前記中帯域、および前記高帯域に設定されていることを特徴とする請求項2に記載の車両接近通報装置。
【請求項4】
前記OA値調整音の音量は、前記OA値調整音を構成する各周波数成分について均等に調節されることを特徴とする請求項1に記載の車両接近通報装置。
【請求項5】
前記OA値調整音の音量のピークは、前記低音成分および前記高音成分の音量のピークよりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の車両接近通報装置。
【請求項6】
前記低音成分、前記高音成分、および前記OA値調整音のそれぞれについて音量設定を受け付ける入力インターフェイスを備え、
前記コントローラは、前記入力インターフェイスから前記音量設定を取得し、前記音量設定に従って前記低音成分、前記高音成分、および前記OA値調整音について個別に音量を調節することを特徴とする請求項1に記載の車両接近通報装置。
【請求項7】
前記発音装置および前記コントローラは、車両用灯具に搭載され、
前記コントローラは、前記車両用灯具を制御することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の車両接近通報装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両接近通報装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、車両の接近をその車両の周囲に音により通報する車両接近通報装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。車両接近通報音は一般に、異なる2つの周波数帯域それぞれに音量のピークをもつように設計されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-179802号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者らは、車両接近通報装置について鋭意研究を重ねた結果、以下の課題を認識するに至った。車両接近通報音は、法規上定められた音量要件を満たすことが求められる。音量要件には典型的に、車両接近通報音を構成する主要な2つの帯域での音量ピークがそれぞれある下限値を下回らないことに加えて、車両接近通報音の全体音量が所定範囲内にあることが含まれる。音量要件に適合させるための車両接近通報音のチューニングは、一般に、これら主要な2つの帯域のみでの音量調整により行われる。しかし、本発明者らは、そのような既存のチューニングによると、2つの音量ピークが規定の下限値を大きく上回る結果がもたらされうることに気づいた。こうして得られた車両接近通報音は、上述の音量要件をすべて満たしてはいるが、現実の使用に必ずしも適さない可能性がある。例えば、主要な2つの帯域で音量がかなり大きいことに起因して、この車両接近通報音が実際に使用された場面で聴者が不快な騒音に感じるかもしれないことが懸念される。
【0005】
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、車両接近通報音のチューニングにおける自由度の向上にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のある態様の車両接近通報装置は、発音装置と、第1ピーク周波数に音量のピークを有する車両接近通報音の低音成分と、第1ピーク周波数よりも高い第2ピーク周波数に音量のピークを有する車両接近通報音の高音成分と、車両接近通報音のオーバーオール値(OA値)を調整するためのOA値調整音とについて個別に音量を調節し、車両接近通報音として、低音成分、高音成分、およびOA値調整音を発するように発音装置を動作させるコントローラと、を備える。
【0007】
この態様によると、車両接近通報音の低音成分と高音成分だけでなく、OA値調整音についても個別に音量が調整される。OA値調整音という第3の音量調整パラメータが加わることで、車両接近通報音のチューニングにおける自由度を向上することができる。それにより、法規上の音量要件を満たしつつ、現実の使用に適する車両接近通報音を設計することが、より容易になる。
【0008】
OA値調整音は、第1ピーク周波数よりも低い低帯域、第1ピーク周波数と第2ピーク周波数の間の中帯域、および、第2ピーク周波数よりも高い高帯域のうち少なくとも1つに設定されていてもよい。このようにすれば、車両接近通報音の2つの音量ピークを避けた周波数帯域にOA値調整音を設定することができる。
【0009】
OA値調整音は、低帯域、中帯域、および高帯域に設定されていてもよい。このようにすれば、OA値調整音が広帯域にわたり設定される。OA値調整音が局所帯域に設定される場合に比べて、OA値調整音の小幅の音量調整で車両接近通報音のOA値を比較的大きく変化させることが可能になり、OA値の調整が容易になる。
【0010】
OA値調整音の音量は、OA値調整音を構成する各周波数成分について均等に調節されてもよい。このようにすれば、OA値調整音として特定の周波数成分のみ大きく音量を変える場合に比べて、車両接近通報音の変化を抑えつつ、車両接近通報音のOA値を調整することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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