TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025074286
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2025033867,2022523448
出願日
2025-03-04,2020-10-22
発明の名称
セレキシパグを含む医薬組成物
出願人
日本新薬株式会社
代理人
弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類
A61K
31/4965 20060101AFI20250502BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】経口投与(p.o.)に好適である、2-{4-[N-(5,6-ジフェニルピラジン-2-イル)-N-イソプロピルアミノ]ブチルオキシ}-N-(メチルスルホニル)アセトアミド(セレキシパグ)を含む医薬組成物の提供。
【解決手段】所定量のセレキシパグに加えて、D-マンニトール、トウモロコシデンプン、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、及びステアリン酸マグネシウムをそれぞれ所定量含む、コーティングされてなる錠剤形態の医薬組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
80~170mcgの量の式(I)
TIFF
2025074286000007.tif
34
170
の化合物、又はその薬学的に許容される塩、溶媒和物、水和物、若しくは結晶形態、
7.0~90.0mgの量のD-マンニトール、
4.5~60.0mgの量のトウモロコシデンプン、
0.6~9.0mgの量の低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、
0.5~6.5mgの量のヒドロキシプロピルセルロース、及び
0.2~2.5mgの量のステアリン酸マグネシウム
を含む、錠剤の形態を有する医薬組成物であって、
前記錠剤は、コーティングされ、コーティング材料は、可塑剤、被膜形成剤、及び顔料からなる群から選択される1つ以上を含む、
医薬組成物。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
小児用薬剤としての使用のための、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項3】
経口投与用の薬剤としての使用のための、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項4】
肝障害のある患者又はCYP 2C8阻害剤との薬物相互作用を経験している患者における使用のための、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項5】
潰瘍、手指潰瘍、糖尿病性壊疽、糖尿病性足潰瘍、肺高血圧症、肺動脈高血圧症、フォンタン病及びフォンタン病に関連する肺高血圧、サルコイドーシス及びサルコイドーシスに関連する肺高血圧、末梢循環障害、結合組織疾患、任意のステージの糸球体腎炎及び糖尿病性腎症を含む慢性腎疾患、器官若しくは組織の線維症が関与する疾患、又は呼吸器疾患の予防又は治療における使用のための、請求項1~4のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項6】
肺動脈高血圧症(PAH)の予防又は治療における使用のための、請求項1~4のいずれか一項に記載の医薬組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、経口投与(p.o.)に好適である、2-{4-[N-(5,6-ジフェニルピラジン-2-イル)-N-イソプロピルアミノ]ブチルオキシ}-N-(メチルスルホニル)アセトアミド(セレキシパグ、NS-304、ACT-293987、以下、化合物)を含む医薬組成物に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【0002】
TIFF
2025074286000001.tif
41
170
【背景技術】
【0003】
セレキシパグ及びその活性代謝物2-(4-((5,6-ジフェニルピラジン-2-イル)(イソプロピル)アミノ)ブトキシ)酢酸(MRE-269、ACT-333679)の調製及び医薬としての使用は、国際公開第2002/088084号、同第2009/157396号、同第2009/107736号、同第2009/154246号、同第2009/157397号、同第2009/157398号、同第2010/150865号、同第2011/024874号、Nakamura et al.,Bioorg Med Chem(2007),15,7720-7725、Kuwano et al.,J Pharmacol Exp Ther(2007),322(3),1181-1188、Kuwano et al.,J Pharmacol Exp Ther(2008),326(3),691-699、O.Sitbon et al.,N Engl J Med(2015),373,2522-33、Asaki et al.,Bioorg Med Chem(2007),15,6692-6704、Asaki et al.,J.Med.Chem.(2015),58,7128-7137に記載されている。ある特定の製剤は、国際公開第2013/024051号、同第2014/069401号、及び同第2018/162527号に開示されている。
【0004】
セレキシパグは、成人に対する肺動脈高血圧症の治療に有益であることが示された。第III相臨床試験では、肺動脈高血圧症を有する患者間で、肺動脈高血圧症に関連する死又は合併症の主要な複合エンドポイントのリスクは、プラセボを受けた患者間よりもセレキシパグを受けた患者間で有意に低かった。セレキシパグは、例えば、米国で販売承認を受けており、疾患の進行を遅延させ、PAHの入院リスクを低減させるための肺動脈高血圧症(PAH、WHOグループI)の治療について示されている。
【0005】
セレキシパグは、哺乳動物、特にヒトにおいて、活性代謝産物2-(4-((5,6-ジフェニルピラジン-2-イル)(イソプロピル)アミノ)ブトキシ)酢酸の持続的な選択的IP受容体アゴニスト活性を発揮することができるプロドラッグとして(IP受容体に対するある程度のアゴニスト活性をそれ自体で保持しながら)機能すると考えられる。セレキシパグのインビボ代謝は、可能性として、活性を延長し、かつ高濃度のPGI2アゴニストに関連する典型的な有害反応を低減させる「遅放出機構」のような作用を効果的に発揮し得る(Kuwano et al.,J Pharmacol Exp Ther(2007),322(3),1181-1188)。
【0006】
PGI2アゴニストに関連する有害反応はまた、特定のアップタイトレーション(up-titration)スケジュールによって対処される。成人に対する経口セレキシパグの推奨開始用量は、200マイクログラムであり、1日2回付与される。次いで、1日2回での200マイクログラムの増分で、通常は1週間の間隔をもって、1日2回での最大1600マイクログラムの最大許容用量まで、用量を増加させる。患者が許容することができない用量に達した場合、投与量は前の許容用量まで低減されるべきである。
【0007】
セレキシパグは、PAHのある成人において証明された有効性及び安全性を有する経口使用のための選択的IP受容体アゴニストである。今日まで、セレキシパグは、不十分な疾患制御のために追加の治療を必要とする成人患者において、主に現在の最前線の経口PAH特異的医薬と併用して、WHO FC II-IIIにわたる長期治療に関して世界的に承認された唯一のIP受容体アゴニストである。セレキシパグは、これらの患者の重要な追加の治療選択肢の典型である。
【0008】
経口使用のための、アドオン療法におけるPAH疾患の転帰に対する利益を実証する、セレキシパグ、すなわち高選択性IP受容体アゴニストの利用可能性は、患者のライフスタイルにあまり影響を与えることなく、PAH疾患の医学的に適切な段階でプロスタサイクリン経路療法を開始するために重要な理論的根拠を提供する。
【0009】
小児PAHは、著しい罹患率及び死亡率に関連する希少な進行性疾患である。小児集団における現在の推奨される治療としては、PDE-5阻害剤、ERA、並びに吸入、皮下及び静脈内(intravenous、i.v.)プロスタサイクリン経路アゴニストが挙げられる。しかしながら、小児患者におけるこれらの治療の有効性を示すために推進されたランダム化対照臨床試験がない場合、治療アルゴリズムは、成人試験からの証拠に基づく。セレキシパグの成人有効成分含量と小児有効成分含量との生体比較試験が実施された(M.Boehler et al,Eur J Drug Metab Pharmacokinet.201 Feb;43(1):115-120.doi:10.1007/s13318-017-0424-z)。
【0010】
肝障害のある患者、又はCYP 2C8阻害剤との薬物相互作用を経験している患者はまた、自身の状態への用量適応から利益を得ることができる。好ましくは、これらの患者は成人である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
日本新薬株式会社
キャリアペプチドが連結された核酸
2日前
日本新薬株式会社
セレキシパグを含む医薬組成物
11日前
日本新薬株式会社
ATN1 mRNA又はpre-mRNAを標的とするアンチセンスオリゴヌクレオチド
2か月前
個人
健康器具
3か月前
個人
歯の掃除具
6か月前
個人
歯茎みが品
4か月前
個人
鼾防止用具
3か月前
個人
マッサージ機
3か月前
個人
導電香
3か月前
個人
脈波測定方法
3か月前
個人
脈波測定方法
3か月前
個人
乗馬テラピー
7か月前
個人
塗り薬塗り具
5か月前
個人
白内障治療法
2か月前
個人
洗井間専家。
1か月前
個人
身体牽引装置
6か月前
個人
片足歩行支援具
4か月前
個人
クリップ
4か月前
個人
染毛方法
6か月前
個人
発熱器具
6か月前
個人
ホバーアイロン
1か月前
個人
健康器具
5か月前
個人
収納容器
5か月前
個人
磁器治療器
7か月前
個人
シャンプー
1か月前
個人
眼科診療車
4か月前
個人
口内洗浄具
3か月前
個人
車椅子持ち上げ器
2か月前
個人
動体視力強化装置
7か月前
三生医薬株式会社
錠剤
2か月前
東レ株式会社
下肢着用具
7か月前
株式会社コーセー
美爪料
4か月前
株式会社コーセー
化粧料
4か月前
株式会社ナカニシ
生検針
7か月前
株式会社結心
手袋
2か月前
個人
避難困難者救出台車
4か月前
続きを見る
他の特許を見る