TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025073650
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023184611
出願日
2023-10-27
発明の名称
表面改質剤及び該表面改質剤を含む組成物
出願人
信越化学工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C09D
201/00 20060101AFI20250502BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】
本発明は、ポリエーテル変性ポリオルガノシロキサンの有する表面特性を維持しつつ、水溶性を有するポリエーテル変性オルガノポリシロキサンを含む表面改質剤を提供することを目的とする。
【解決手段】
オキシエチレン基とオキシプロピレン基を有するポリエーテル変性オルガノポリシロキサンからなる表面改質剤であって、該ポリエーテル変性オルガノポリシロキサンはオキシエチレン基含有率35質量%以下を有し、該ポリエーテル変性オルガノポリシロキサンの1質量%水溶液の25℃におけるHaze値が5.0以下であり、かつ曇数10以上を有することを特徴とする、前記表面改質剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
オキシエチレン基とオキシプロピレン基を有するポリエーテル変性オルガノポリシロキサンからなる表面改質剤であって、該ポリエーテル変性オルガノポリシロキサンはオキシエチレン基含有率35質量%以下を有し、該ポリエーテル変性オルガノポリシロキサンの1質量%水溶液の25℃におけるHaze値が5.0以下であり、かつ曇数10以上を有することを特徴とする、前記表面改質剤。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記表面改質剤が下記式(1)で示されるポリエーテル変性オルガノポリシロキサンである、請求項1記載の表面改質剤
JPEG
2025073650000027.jpg
37
170
(式中、Rは、互いに独立して、炭素数1~10のアルキル基、炭素数6~10のアリール基、及び炭素数7~10のアラルキル基から選ばれる基であり、xは2~100の整数であり、R
1
は、互いに独立して下記式(2)で示される基である)
JPEG
2025073650000028.jpg
13
170
(式中、R
2
は炭素数1~12のアルキル基もしくはアセチル基であり、aは2~40の整数であり、bは1~40の整数であり、nは2~10の整数であり、(a+1)/(a+b+1)は0.30~0.65の範囲である。ただし、a及びbで括られたオキシアルキレン基の連結状態は、ブロックであってもランダムであってもよい)。
【請求項3】
前記式(1)において、Rがメチル基であり、xが5~60の整数であり、R
2
が炭素数1~4のアルキル基もしくはアセチル基であり、nが3である、請求項2に記載の表面改質剤。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項記載の表面改質剤と、1種以上の硬化性化合物とを含有する組成物。
【請求項5】
請求項1~3のいずれか1項記載の表面改質剤を塗料組成物に添加して使用する方法。
【請求項6】
請求項1~3のいずれか1項記載の表面改質剤を硬化性樹脂と混合して使用する方法。
【請求項7】
請求項1~3のいずれか1項記載の表面改質剤を硬化性組成物に添加することにより該硬化性組成物を硬化して成るコーティング表面にレベリング性を付与する方法。
【請求項8】
請求項1~3のいずれか1項記載の表面改質剤を硬化性組成物に添加することにより該硬化性組成物を硬化して成るコーティング表面に防汚性を付与する方法。
【請求項9】
請求項1~3のいずれか1項記載の表面改質剤を硬化性組成物に添加することにより該硬化性組成物を硬化して成るコーティング表面に湿潤性を付与する方法。
【請求項10】
請求項1~3のいずれか1項記載の表面改質剤を硬化性組成物に添加することにより該硬化性組成物を硬化して成るコーティング表面に帯電防止性を付与する方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、オキシエチレン基とオキシプロピレン基を有するポリエーテル変性オルガノポリシロキサンから成る表面改質剤、及び該表面改質剤を含む組成物に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
ポリエーテル変性ポリオルガノシロキサンは、レベリング性、濡れ広がり性、防曇性、防汚性、湿潤性、帯電防止性等といった表面特性に優れる。それゆえに、農薬、塗料、又はフィルムあるいは樹脂の内添剤などに幅広く利用されている。しかしながら、シロキサン鎖ないしはオキシプロピレン鎖が疎水性であるため、材料を水溶性にしようとした場合、何らかの方法で親水性を高める必要がある。例えば、親水基であるオキシエチレン基の分子中における割合を高めたり、ポリエーテル鎖の末端に水酸基を導入したりするなどの方法がある(特記文献1、2、3、4)。しかしながら、これらの方法では、水溶性を高めるにつれて、ポリエーテル変性ポリオルガノシロキサンの上記長所も弱まってしまうという課題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-327787号公報
特開2003-253166号公報
特開2015-054934号公報
特開2015-151480号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ポリエーテル変性ポリオルガノシロキサンの有する表面特性を維持しつつ、水溶性を有するポリエーテル変性オルガノポリシロキサンを含む表面改質剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述のように、シロキサンの特性をより良く保った高い水溶性のポリエーテル変性オルガノポリシロキサンを含む表面改質剤及び該表面改質剤を含む塗料組成物の開発が求められている。本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、オキシエチレン基とオキシプロピレン基を有するポリエーテル変性オルガノポリシロキサンは良好な水溶性を有しており、表面改質剤として組成物に組み込む事でシロキサンの有する表面特性を維持した塗料組成物を提供することが可能であることを見出し、本発明を成すに至った。
【0006】
すなわち、本発明は、
[1] オキシエチレン基とオキシプロピレン基を有するポリエーテル変性オルガノポリシロキサンからなる表面改質剤であって、該ポリエーテル変性オルガノポリシロキサンはオキシエチレン基含有率35質量%以下を有し、該ポリエーテル変性オルガノポリシロキサンの1質量%水溶液の25℃におけるHaze値が5.0以下であり、かつ曇数10以上を有することを特徴とする、前記表面改質剤を提供する。
【0007】
本発明は更に下記[2]及び[3]のうち少なくとも1の構成を有する前記表面改質剤を提供する。
[2]前記表面改質剤が下記式(1)で示されるポリエーテル変性オルガノポリシロキサンである、前記表面改質剤
JPEG
2025073650000001.jpg
37
170
(式中、Rは、互いに独立して、炭素数1~10のアルキル基、炭素数6~10のアリール基、及び炭素数7~10のアラルキル基から選ばれる基であり、xは2~100の整数であり、R
1
は、互いに独立して下記式(2)で示される基である)
JPEG
2025073650000002.jpg
13
170
(式中、R
2
は炭素数1~12のアルキル基もしくはアセチル基であり、aは2~40の整数であり、bは1~40の整数であり、nは2~10の整数であり、(a+1)/(a+b+1)は0.30~0.65の範囲である。ただし、a及びbで括られたオキシアルキレン基の連結状態は、ブロックであってもランダムであってもよい)。
[3]上記式(1)において、Rがメチル基であり、xが5~60の整数であり、R
2
が炭素数1~4のアルキル基もしくはアセチル基であり、nが3である、前記表面改質剤。
【0008】
[4]本発明は更に上記[1]~[3]のいずれかに記載の表面改質剤と、1種以上の硬化性化合物とを含有する組成物を提供する。
[5]本発明は更に上記[1]~[3]のいずれかに記載の表面改質剤を塗料組成物に添加して使用する方法を提供する。
[6]本発明は更に上記[1]~[3]のいずれかに記載の表面改質剤を硬化性樹脂と混合して使用する方法を提供する。
[7]本発明は更に上記[1]~[3]のいずれかに記載の表面改質剤を硬化性組成物に添加することにより該硬化性組成物を硬化して成るコーティング表面にレベリング性を付与する方法を提供する。
[8]本発明は更に上記[1]~[3]のいずれかに記載の表面改質剤を硬化性組成物に添加することにより該硬化性組成物を硬化して成るコーティング表面に防汚性を付与する方法を提供する。
[9]本発明は更に上記[1]~[3]のいずれかに記載の表面改質剤を硬化性組成物に添加することにより該硬化性組成物を硬化して成るコーティング表面に湿潤性を付与する方法を提供する。
[10]本発明は更に上記[1]~[3]のいずれかに記載の表面改質剤を硬化性組成物に添加することにより該硬化性組成物を硬化して成るコーティング表面に帯電防止性を付与する方法を提供する。
【0009】
また、本発明は、下記表面改質剤の使用方法を提供する。
[11]コーティング表面にレベリング性を付与するための、上記[1]~[3]のいずれかに記載の表面改質剤の使用。
[12] コーティング表面に防汚性を付与するための、上記[1]~[3]のいずれかに記載の表面改質剤の使用。
[13] コーティング表面に湿潤性を付与するための、上記[1]~[3]のいずれかに記載の表面改質剤の使用。
[14] コーティング表面に帯電防止性を付与するための、上記[1]~[3]のいずれかに記載の表面改質剤の使用。
【発明の効果】
【0010】
本発明のオキシエチレン基とオキシプロピレン基を有するポリエーテル変性オルガノポリシロキサンを含む表面改質剤は、シロキサンの特性をより良く保っており、多くの用途に対して有効である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
信越化学工業株式会社
アンダーフィル組成物
5日前
信越化学工業株式会社
熱硬化性マレイミド樹脂組成物
5日前
信越化学工業株式会社
熱硬化性マレイミド樹脂組成物
16日前
信越化学工業株式会社
レジスト材料及びパターン形成方法
6日前
信越化学工業株式会社
レジスト材料及びパターン形成方法
6日前
信越化学工業株式会社
反射型マスクブランク及びその製造方法
4日前
信越化学工業株式会社
表面改質剤及び該表面改質剤を含む組成物
5日前
信越化学工業株式会社
ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン
5日前
信越化学工業株式会社
ポジ型レジスト材料及びパターン形成方法
3日前
信越化学工業株式会社
無溶媒でコーティングされた固形製剤の製造方法
3日前
信越化学工業株式会社
ミラブル型シリコーンゴム組成物及びその硬化物
4日前
信越化学工業株式会社
ダイヤモンド基板及びその製造方法並びにセンサー
2日前
信越化学工業株式会社
反射型マスクブランク及び反射型マスクの製造方法
5日前
信越化学工業株式会社
3級エステル含有芳香族ビニルモノマーの製造方法
4日前
信越化学工業株式会社
難燃性芳香族ポリカ―ボネート樹脂組成物およびその成形品
5日前
信越化学工業株式会社
電線被覆用絶縁塗料、絶縁電線、コイル及び電気・電子機器
4日前
信越化学工業株式会社
付加硬化性シリコーン樹脂組成物及び半導体装置用ダイアタッチ材
10日前
信越化学工業株式会社
有機膜形成用組成物、有機膜形成方法、パターン形成方法、及び重合体
16日前
信越化学工業株式会社
レジスト下層膜形成用組成物、レジスト下層膜、レジスト下層膜の製造方法、パターン形成方法、及び半導体装置の製造方法
16日前
信越化学工業株式会社
アルジミン変性シリコーン及びそれを含む湿気硬化性シリコーン樹脂組成物、並びに前記アルジミン変性シリコーンの製造方法
5日前
個人
消火塗料
1か月前
個人
粘着テープ
26日前
ベック株式会社
被覆材
1か月前
ベック株式会社
塗装方法
3か月前
ベック株式会社
塗装方法
3か月前
東ソー株式会社
粘着剤組成物
2か月前
ぺんてる株式会社
固形描画材
24日前
日榮新化株式会社
粘着テープ
1か月前
三商株式会社
屋外用塗料組成物
1か月前
アイカ工業株式会社
パテ組成物
24日前
東ソー株式会社
ホットメルト接着剤
1か月前
アイカ工業株式会社
塗材仕上げ工法
2か月前
株式会社エフコンサルタント
被覆材
18日前
株式会社エフコンサルタント
被覆材
3か月前
日榮新化株式会社
掲示パネルセット
1か月前
個人
コンパクトなビニールテープ。
4か月前
続きを見る
他の特許を見る