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公開番号
2025073643
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023184603
出願日
2023-10-27
発明の名称
電子写真部材及び電子写真画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
G03G
15/16 20060101AFI20250502BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】繰り返し使用しても高品位な電子写真画像の安定的な形成に資する電子写真部材の提供。
【解決手段】エンドレス形状を有する電子写真部材であって、円筒フィルムと、該円筒フィルムの外周面上の表面層と、を有し、該円筒フィルムは、その周方向である第1の方向の収縮率αpと、該周方向に直交する第2の方向の収縮率αaとがともに2.0%以上であり、結晶性ポリエステルをバインダーとして含み、かつ、該バインダーに分散されている粗さ形成粒子をさらに含み、該表面層は、該円筒フィルムに対向する側とは反対側の外表面に該粗さ形成粒子に起因する凸部を有し、該円筒フィルムは、さらに非晶性ポリエステルを含み、該非晶性ポリエステルは、少なくとも該粗さ形成粒子を中心として該第1の方向、及び該第2の方向に延在している、ことを特徴とする電子写真部材。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
エンドレス形状を有する電子写真部材であって、
円筒フィルムと、該円筒フィルムの外周面上の表面層と、を有し、
該円筒フィルムは、
その周方向である第1の方向の収縮率αpと、該周方向に直交する第2の方向の収縮率αaとがともに2.0%以上であり、
結晶性ポリエステルをバインダーとして含み、かつ、該バインダーに分散されている粗さ形成粒子をさらに含み、
該表面層は、該円筒フィルムに対向する側とは反対側の外表面に該粗さ形成粒子に起因する凸部を有し、
該円筒フィルムは、さらに非晶性ポリエステルを含み、該非晶性ポリエステルは、少なくとも該粗さ形成粒子を中心として該第1の方向、及び該第2の方向に延在している、ことを特徴とする電子写真部材。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
前記円筒フィルムが、さらにイオン導電剤を含み、該イオン導電剤は、前記非晶性ポリエステル中に含有されている、請求項1に記載の電子写真部材。
【請求項3】
前記結晶性ポリエステルが、ポリアルキレンテレフタレート、ポリアルキレンナフタレート、及びポリアルキレンイソフタレート、並びにこれらを含む共重合体からなる群から選ばれる少なくとも一を含む、請求項1に記載の電子写真部材。
【請求項4】
前記非晶性ポリエステルが、
テレフタル酸、オルトフタル酸及びイソフタル酸からなる群から選択される少なくとも一種のフタル酸に対応する構造と、
エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ネオペンチルグリコール及びシクロヘキサンジメタノールからなる群から選択される少なくとも一種のジオールに対応する構造と、を有する、請求項1に記載の電子写真部材。
【請求項5】
前記結晶性ポリエステルに対して前記非晶性ポリエステルの含有比率が30.0質量%以下である、請求項1に記載の電子写真部材。
【請求項6】
前記粗さ形成粒子が、シリコーン樹脂粒子、及びシリカ粒子の少なくとも一を含む、請求項1に記載の電子写真部材。
【請求項7】
前記粗さ形成粒子の体積平均粒子径が0.4μm以上である、請求項1に記載の電子写真部材。
【請求項8】
前記電子写真部材の十点平均粗さが、0.110以上である請求項1に記載の電子写真部材。
【請求項9】
前記円筒フィルムが二軸延伸円筒フィルムである請求項1に記載の電子写真部材。
【請求項10】
前記電子写真部材が、エンドレス形状を有する電子写真ベルトである、請求項1に記載の電子写真部材。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電子写真部材、及び該電子写真部材を具備する電子写真画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
電子写真画像形成装置においては、転写材を搬送する搬送転写ベルトや、中間転写ベルトとして、エンドレス形状を有する熱可塑性樹脂製の電子写真用ベルトが用いられている。このような電子写真用ベルトには、高い強度と、例えば、表面抵抗で1×10
3
~1×10
13
Ω/□の範囲内の導電性を有することが求められている。
【0003】
特許文献1は、エステル結合を有する熱可塑性樹脂を含むマトリックスと、イオン液体と、シリコーン樹脂を含む粒子と、からなり、経時的な電気抵抗の変動を十分抑制することができる導電性ベルトを開示する。
そして特許文献1の実施例1~7においては、熱可塑性ポリエステル樹脂(ポリエチレンテレフタレート)と平均粒子径2μmのシリコーン樹脂粒子とを含む樹脂組成物から作製したプリフォームをブロー成形し、ブロー成形により得られたブローボトルの両端をカットした導電性ベルトが開示されている。
特許文献2には、結晶性の熱可塑性樹脂と、非晶性の熱可塑性樹脂とを含む混合樹脂を円筒状に押出して成形した管状体が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-230456号公報
特開2014-149445号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示の少なくとも一の態様は、繰り返し使用しても高品位な電子写真画像の安定的な形成に資する電子写真部材の提供に向けたものである。また、本開示の少なくとも一の態様は、高品位な電子写真画像を形成することのできる電子写真画像形成装置の提供に向けたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の少なくとも一の態様によれば、エンドレス形状を有する電子写真部材であって、円筒フィルムと、該円筒フィルムの外周面上の表面層と、を有し、該円筒フィルムは、その周方向である第1の方向の収縮率αpと、該周方向に直交する第2の方向の収縮率αaとがともに2.0%以上であり、結晶性ポリエステル樹脂をバインダーとして含み、かつ、該バインダーに分散されている粗さ形成粒子をさらに含み、該表面層は、該円筒フィルムに対向する側とは反対側の外表面に該粗さ形成粒子に起因する凸部を有し、該円筒フィルムは、さらに非晶性ポリエステルを含み、該非晶性ポリエステルは、少なくとも該粗さ形成粒子を中心として該第1の方向、及び該第2の方向に延在している、電子写真部材が提供される。
【0007】
また、本開示の少なくとも一の態様によれば、上記の電子写真部材を中間転写ベルトとして具備する、電子写真画像形成装置が提供される。
【発明の効果】
【0008】
本開示の少なくとも一の態様によれば、繰り返し使用しても高品位な電子写真画像の安定的な形成に資する電子写真部材を得ることができる。また、本開示の少なくとも一の態様によれば、高品位な電子写真画像を形成することのできる電子写真画像形成装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
電子写真プロセスを利用したフルカラー電子写真画像形成装置の一例を示す概略断面図。
実施例で使用した射出成形装置の概略断面図である。
実施例で使用した1次ブロー成形装置の概略断面図である。
実施例で使用した2次ブロー成形装置の概略断面図である。
本開示の一態様に係る電子写真ベルトの構成例の説明図である。
本開示の一態様に係る電子写真ベルトに含まれる粗さ粒子周囲の概略画像である。
粗さ形成粒子を中心とする非晶性ポリエステルの延在の判定方法の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示において、数値範囲を表す「XX以上YY以下」や「XX~YY」の記載は、特に断りのない限り、端点である下限及び上限を含む数値範囲を意味する。また、数値範囲が段階的に記載されている場合、各数値範囲の上限及び下限を任意の組み合わせることができる。また、本開示において、例えば「XX、YY及びZZからなる群から選択される少なくとも一つ」のような記載は、XX、YY、ZZ、XXとYYとの組合せ、XXとZZとの組合せ、YYとZZとの組合せ、又はXXとYYとZZとの組合せのいずれかを意味する。本開示において「Ω/□」は日本産業規格(JIS) K 6911:2006において定義される表面抵抗率の単位であり、「Ω/square」を意味する。
(【0011】以降は省略されています)
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