TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025073229
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023183806
出願日
2023-10-26
発明の名称
着色樹脂成型品、着色フィルム、着色インキおよび印刷フィルム
出願人
大日精化工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C08J
5/00 20060101AFI20250502BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】透明樹脂に着色剤を含有させた樹脂成型品であって、光輝剤や蛍光性の染料、顔料を必要とせず、黒下地上の色と白下地上の色とが変化する二色性効果を呈する着色樹脂成型品を提供する。
【解決手段】着色樹脂成型品は、透明樹脂、透明樹脂中に含有される高散乱性の赤色着色剤、および透明樹脂中に含有される低散乱性の青色着色剤を有する。D65光源を用いた10°視野における黒下地上での色相角が0°~70°であり、白下地上での前記色相角が200°~270°である。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
透明樹脂、前記透明樹脂中に含有される高散乱性の赤色着色剤、および前記透明樹脂中に含有される低散乱性の青色着色剤を有しており、D65光源を用いた10°視野における黒下地上での色相角が0°~70°であり、白下地上での前記色相角が200°~270°であることを特徴とする、着色樹脂成型品。
続きを表示(約 350 文字)
【請求項2】
黒下地上および白下地上での各彩度がそれぞれ3以上、150以下であることを特徴とする、請求項1記載の着色樹脂成型品。
【請求項3】
前記赤色着色剤が弁柄であることを特徴とする、請求項1または2記載の着色樹脂成型品。
【請求項4】
前記青色着色剤がフタロシアニン系着色剤であることを特徴とする、請求項1または2記載の着色樹脂成型品。
【請求項5】
請求項1または2記載の着色樹脂成型品からなることを特徴とする、着色フィルム。
【請求項6】
請求項1または2記載の着色樹脂成型品を含有することを特徴とする、着色インキ。
【請求項7】
請求項6記載の着色インキの印刷物からなることを特徴とする、印刷フィルム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、黒い下地上でほぼ赤色から茶色に見え、白い下地上でほぼ青色に見える着色樹脂成型品に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
ガラスを用いた「サフィレット」と呼ばれる人工宝石が知られている。この人工宝石は、見る角度によってブラウンやブルーに変化する微妙な二色性効果を有する。しかし現在、サフィレットの製造方法の知識は失われている。
【0003】
一方、二色性効果を樹脂成型品を用いて再現する方法として、偏光を用いた電圧のオンオフによって発色する液晶性調光フィルムなどが知られている。また、パールなどの光輝材を用いることにより、見る角度や下地色によって色相が変化する二色性効果も知られている。その他にも、下地の色変化に応じて色相を変えることについては、蛍光染顔料でも黄色が緑色方向に変わるといった変動も知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-107467号公報
WO2021/095881号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、偏光を用いた液晶性調光については、調光のために電子機器が必要になる。また、パールなどの光輝材や蛍光染顔料を用いた樹脂成型品も、調光には限界があり,また特別な光輝剤を必要とする。このため、透明樹脂に着色剤を含有させた樹脂成型品であって、光輝剤や蛍光染料、蛍光顔料を必要とせず、下地の色のみを変えることにより、サフィレットのような微妙な二色性効果を有する着色樹脂成型品が望まれる。
【0006】
本発明の課題は、透明樹脂に着色剤を含有させた樹脂成型品であって、光輝剤や蛍光性の染料、顔料を必要とせず、黒下地上の色と白下地上の色とが変化する二色性効果を有する着色樹脂成型品を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る着色樹脂成型品は、透明樹脂、前記透明樹脂中に含有される高散乱性の赤色着色剤、および前記透明樹脂中に含有される低散乱性の青色着色剤を有しており、D65光源を用いた10°視野における黒下地上での色相角(h
ab
:CIE1976a,b hue-angle)が0°~70°であり、白下地上での前記色相角が200°~270°であることを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、前記着色樹脂成型品からなることを特徴とする、着色フィルムに係るものである。
【0009】
また、本発明は、前記着色樹脂成型品を含有することを特徴とする、着色インキに係るものである。
【0010】
また、本発明は、前記着色インキの印刷物からなることを特徴とする、印刷フィルムに係るものである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
大日精化工業株式会社
樹脂成形品
4日前
大日精化工業株式会社
リサイクル可能なラベル
1か月前
大日精化工業株式会社
着色樹脂成型品、着色フィルム、着色インキおよび印刷フィルム
5日前
東レ株式会社
多孔質構造体
1か月前
東ソー株式会社
加飾フィルム
4日前
ベック株式会社
硬化性組成物
1か月前
東レ株式会社
CPUソケット
16日前
AGC株式会社
組成物
2か月前
東レ株式会社
CPUソケット
16日前
東ソー株式会社
加飾フィルム
4日前
ベック株式会社
硬化性組成物
1か月前
東ソー株式会社
加飾フィルム
4日前
東レ株式会社
ポリエステルフィルム
3か月前
三洋化成工業株式会社
徐放材用組成物
1か月前
東レ株式会社
ポリオレフィン微多孔膜
1か月前
ユニチカ株式会社
ポリアミック酸溶液
1か月前
東ソー株式会社
ハロゲン含有ポリマー
1か月前
AGC株式会社
液状組成物
2か月前
アイカ工業株式会社
ホットメルト組成物
3か月前
アイカ工業株式会社
ホットメルト組成物
2か月前
東ソー株式会社
ゴム組成物及び加硫ゴム
1か月前
日本製紙株式会社
樹脂組成物
20日前
東レ株式会社
光学用ポリエステルフィルム
3か月前
東レ株式会社
構造部材およびその製造方法
2か月前
東レ株式会社
ポリエステル樹脂の製造方法
2か月前
トヨタ自動車株式会社
樹脂溶解装置
2か月前
東ソー株式会社
ポリオレフィン系樹脂組成物
2か月前
三井化学ファイン株式会社
樹脂シート
2か月前
東レ株式会社
ポリプロピレン系樹脂フィルム
5日前
住友精化株式会社
吸水性樹脂粒子の製造方法
1か月前
グンゼ株式会社
樹脂の回収方法
2か月前
株式会社シマノ
屋外使用可能部品
2か月前
株式会社イーテック
組成物
2か月前
東ソー株式会社
セルロース樹脂含有樹脂組成物
24日前
ユニチカ株式会社
ポリ尿素およびその製造方法
1か月前
大日精化工業株式会社
樹脂成形品
4日前
続きを見る
他の特許を見る