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公開番号2025073063
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-12
出願番号2024116007
出願日2024-07-19
発明の名称電池ケース及び電池ケースの製造方法
出願人晶科儲能科技有限公司
代理人個人,個人
主分類H01M 50/204 20210101AFI20250501BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】本発明は、電池ケース及び電池ケースの製造方法を提供する。
【解決手段】電池ケースは、少なくとも2つの溶接された底板を備え、何れの底板にも、冷却液が流通するための第4キャビティが設けられ、各底板は、隣接する底板に溶接された第1側壁を含み、第1側壁は、所定の幅W2を有し、最外側の底板は、第1側壁と間隔を空けて設けられる第2側壁を含み、第2側壁は、所定の幅W3を有し、2W2≧W3を満たす。本発明の電池ケースは、電池ケースの構造の複雑度が高いため製造難易度が高いという、従来技術における電池ケースに存在する問題を解決することができる。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
電池ケースであって、
前記電池ケース(10)は、少なくとも2つの溶接された底板(2)を備え、何れの前記底板(2)にも、冷却液が流通するための第4キャビティ(21a)が設けられ、各前記底板(2)は、隣接する前記底板(2)に溶接された第1側壁(22a)を含み、前記第1側壁(22a)は、所定の幅W
2
を有し、最外側の前記底板(2)は、前記第1側壁(22a)と間隔を空けて設けられる第2側壁(22b)を含み、前記第2側壁(22b)は、所定の幅W
3
を有し、2W
2
≧W
3
を満たし、且つ、
7mm≦W
2
≦10mm又は3mm≦W
3
≦8mmを満たすことを特徴とする電池ケース。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記底板(2)は、第2頂壁(23a)及び第2底壁(23b)を更に含み、前記第2頂壁(23a)は、前記第1側壁(22a)及び前記第2側壁(22b)を介して前記第2底壁(23b)に接続され、前記第2頂壁(23a)と前記第1側壁(22a)と前記第2底壁(23b)とは、前記第4キャビティ(21a)を囲んで形成するための構造の少なくとも一部であり、
何れかの前記第1側壁(22a)における、隣接する前記第1側壁(22a)から離反する側と、対応する前記第2頂壁(23a)との接続箇所は、第1面取り部(221)を含み、及び/又は、何れかの前記第1側壁(22a)における、隣接する前記第1側壁(22a)から離反する側と、対応する前記第2底壁(23b)との接続箇所は、第2面取り部(222)を含むことを特徴とする請求項1に記載の電池ケース。
【請求項3】
前記第1面取り部(221)は、丸面取り構造であり、前記第1面取り部(221)は、所定の半径R
1
を有し、1mm≦R
1
≦3mmを満たし、及び/又は、
前記第2面取り部(222)は、丸面取り構造であり、前記第2面取り部(222)は、所定の半径R
2
を有し、1mm≦R
2
≦3mmを満たすことを特徴とする請求項2に記載の電池ケース。
【請求項4】
前記第2頂壁(23a)は、前記第2底壁(23b)に対して所定の高さH
2
を有し、5mm≦H
2
≦8mmを満たすことを特徴とする請求項2に記載の電池ケース。
【請求項5】
前記底板(2)は、第4キャビティ(21a)内に位置する支持部(22c)を更に含み、前記第2底壁(23b)は、前記支持部(22c)を介して前記第2頂壁(23a)に接続されていることを特徴とする請求項2に記載の電池ケース。
【請求項6】
前記支持部(22c)が板状構造であり、
前記第4キャビティ(21a)が前記支持部(22c)によって仕切られることにより、少なくとも2つの平行且つ連通する流路(211)が形成されることを特徴とする請求項5に記載の電池ケース。
【請求項7】
前記流路(211)の断面形状は、矩形、円形、半円形、楕円形又は六角形であることを特徴とする請求項6に記載の電池ケース。
【請求項8】
前記底板(2)は、同一の前記流路(211)内に位置する少なくとも2つのセパレータ(22d)を更に含み、前記セパレータ(22d)は、板状の前記支持部(22c)に平行であり、同一の前記流路(211)内に位置する各前記セパレータ(22d)は、前記流路(211)の導流方向に沿って間隔を空けて設けられていることを特徴とする請求項6に記載の電池ケース。
【請求項9】
各前記底板(2)は、前記電池ケース(10)の幅方向又は長さ方向に沿って分布するように設けられ、各前記底板(2)の第4キャビティ(21a)は、互いに連通し、一方の最外側の前記底板(2)には、入液口(24a)が設けられ、他方の最外側の前記底板(2)には、出液口(24b)が設けられ、
前記電池ケース(10)は、入液接続管(6)及び出液接続管(7)を更に備え、前記入液接続管(6)内は、前記入液口(24a)に連通し、前記入液接続管(6)は、前記入液口(24a)が設けられた前記底板(2)に密封接続され、
前記出液接続管(7)内は、前記出液口(24b)に連通し、前記出液接続管(7)は、前記出液口(24b)が設けられた前記底板(2)に密封接続され、
前記入液接続管(6)及び前記出液接続管(7)は、対応する外部導流管に連通するために用いられることを特徴とする請求項1に記載の電池ケース。
【請求項10】
前記底板(2)には、前記第4キャビティ(21a)に連通する第5開口(25a)が設けられ、前記電池ケース(10)は、前記第5開口(25a)を閉塞する第1閉塞部材(8)を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の電池ケース。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エネルギー貯蔵技術分野に関し、特に電池ケース及び電池ケースの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
(関連出願)
本願は、出願番号が202311395032.1であって出願日が2023年10月25日である特許出願の優先権と、出願番号が202322873372.2であって出願日が2023年10月25日である実用新案登録出願の優先権とを要求し、上記特許出願の全ての内容は、相互参照によって本願に組み込まれる。
【0003】
エネルギー貯蔵電池は、太陽光発電システムに必要な電力貯蔵部品であり、その主な機能が、太陽光発電システムの電力を貯蔵し、日照量が不足しているとき、夜間及び緊急状態において負荷に電力を供給することである。エネルギー貯蔵電池は、通常、電池ケースの内部に取り付けられているが、従来技術における電池ケースには、電池ケースの構造が複雑であるため製造難易度が高いという問題があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これに鑑みて、本発明は、電池ケースの構造の複雑度が高いことによって製造難易度が高いという、従来技術における電池ケースに存在する問題を解決することに有利になる電池ケース及び電池ケースの製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1態様において、本発明は、電池ケースを提供する。電池ケースは、少なくとも2つの溶接された底板を備え、何れの底板も、冷却液が流通するための第4キャビティが設けられ、各底板は、隣接する底板に溶接された第1側壁を含み、第1側壁は、所定の幅W
2
を有し、最外側の底板は、第1側壁と間隔を空けて設けられる第2側壁を含み、第2側壁は、所定の幅W
3
を有し、2W
2
≧W
3
を満たす。
【0006】
電池ケースの底部に位置する構造板は、電池ケースの内部に位置する電池を固定して支持するために使用され、当該大きい面積を有する構造板は、面積の小さい少なくとも2つの底板によって構成される。何れの底板にも、冷却液が流通するための第4キャビティが設けられている。詳細に言えば、電池ケースの外部に位置する冷却液は、第4キャビティ内に流れ込む。熱伝導の方式により、冷却液は、底板に設けられる電池が動作中に発生した熱を吸収可能である。熱を吸収した冷却液は、底板の外部に再流動することができる。冷却液を第4キャビティ内で往復循環して流通させることにより、電池を正常温度範囲で動作させ、電池の使用寿命を向上させる。上記内容から分かるように、底板は、電池を固定し支持する機能を持つように電池ケースの構造板の一部として使用されるだけでなく、底板内に設けられた第4キャビティは、冷却液を流通させるために使用されて放熱を実現してもよい。電池を固定し支持するための構造板を単独で設置し且つ放熱のための放熱板を単独で設置するよりも、本発明に関わる底板及び電池ケースの構造の複雑度は低く、底板及び電池ケースの製造難易度も低い。次に、電池が接触する底板は、放熱機能を統合しているため、形成された熱伝導経路が短く、電池の熱が底板内にある冷却液へ速く伝導されることができ、放熱効率が高い。電池ケースの底部の構造板の面積が大きいため、従来の製造プロセスで直接大きな面積の構造板を一度に製造すると、形成された構造板の構造強度と寸法精度は、相対的に劣る。一方で、本発明の電池ケースの底部の構造板は、面積が比較的小さい少なくとも2つの底板を溶接して形成されたものである。当該設置により、生産過程では、面積が比較的小さい少なくとも2つの底板を先に作製してもよい。既存の製造プロセスで製造された各底板の構造強度と寸法精度は、比較的に高い。次に、形成された底板を溶接して電池ケースに必要な底板構造板を形成してもよい。形成された構造板の構造強度と寸法精度も比較的に高い。これにより、実際の使用ニーズをよりよく満たすことができる。ここで、何れの底板も第1側壁を含み、各底板の第1側壁は、隣接する底板の第1側壁に溶接され、即ち、2つの溶接された第1側壁は、2つの底板の接続構造とする。溶接方式は、接続構造の強度が高く且つ接続信頼性も高いメリットを有する。最外側の底板は、第2側壁を更に含み、当該第2側壁は、底板自身の形状、サイズ又は構造強度を満たすための構造とし、第2側壁は、別の底板に溶接するためのものではない。第1側壁は、所定の幅W
2
を有し、第2側壁は、所定の幅W
3
を有し、且つ2W
2
≧W
3
を満たす。当該設定により、2つの隣接する第1側壁の幅W
2
の和が大きいため、溶接過程において、2つの隣接する底板の間の溶融可能な接続領域の幅は大きく、溶接後の2つの隣接する底板の間に形成される溶接構造の幅は大きく、2つの隣接する底板の間の溶接構造の構造強度は高く、2つの隣接する底板の間の溶接構造に亀裂、破断又は湾曲などの構造問題が発生する可能性は低く、それによって少なくとも2つの底板を溶接して形成された構造板の動作信頼性は高い。
【0007】
好ましくは、7mm≦W
2
≦10mm又は3mm≦W
3
≦8mmを満たす。
【0008】
好ましくは、底板は、第2頂壁及び第2底壁を更に含み、第2頂壁は、第1側壁及び第2側壁を介して第2底壁に接続され、第2頂壁と第1側壁と第2底壁とは、第4キャビティを囲んで形成するための構造の少なくとも一部であり、何れかの第1側壁における、隣接する第1側壁から離反する側と、対応する第2頂壁との接続箇所は、第1面取り部を含み、及び/又は、何れかの第1側壁における、隣接する第1側壁から離反する側と、対応する第2底壁との接続箇所は、第2面取り部を含む。
【0009】
好ましくは、第1面取り部は、丸面取り構造であり、第1面取り部は、所定の半径R
1
を有し、1mm≦R
1
≦3mmを満たし、及び/又は、第2面取り部は、丸面取り構造であり、第2面取り部は、所定の半径R
2
を有し、1mm≦R
2
≦3mmを満たす。
【0010】
好ましくは、第2頂壁は、第2底壁に対して所定の高さH
2
を有し、5mm≦H
2
≦8mmを満たす。
(【0011】以降は省略されています)

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