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公開番号2025035992
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-14
出願番号2023210286
出願日2023-12-13
発明の名称セルトップカバー及びセル
出願人晶科儲能科技有限公司
代理人個人,個人
主分類H01M 50/15 20210101AFI20250306BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】組立の複雑さを低減するとともに、使用上の安全信頼性を向上させるセルトップカバーを提供する。
【解決手段】セルトップカバーは、トップ側を備えるアルミ反射シート10と、極柱20と、アッパープラスチックアセンブリ30と、を含み、前記アルミ反射シートには極柱貫通穴110が設けられ、前記極柱が前記極柱貫通穴内に穿設され、前記アッパープラスチックアセンブリは、前記アルミ反射シートのトップ側に設けられ、且つ、前記極柱に外嵌かつ固定され、前記アルミ反射シートのトップ側には、前記極柱貫通穴の周側から突出する位置制限部120が設けられており、前記位置制限部は、前記アッパープラスチックアセンブリに合わせてかつ接続され、前記アッパープラスチックアセンブリの前記アルミ反射シートに対する回動を制限する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
トップ側を備えるアルミ反射シートと、極柱と、アッパープラスチックアセンブリと、を含み、
前記アルミ反射シートには極柱貫通穴が設けられ、前記極柱が前記極柱貫通穴内に穿設され、前記アッパープラスチックアセンブリは、前記アルミ反射シートのトップ側に設けられ、且つ、前記極柱に外嵌かつ固定され、
前記アルミ反射シートのトップ側には、前記極柱貫通穴の周側から突出する位置制限部が設けられており、前記位置制限部は、前記アッパープラスチックアセンブリに合わせてかつ接続され、前記アッパープラスチックアセンブリの前記アルミ反射シートに対する回動を制限する、
ことを特徴とするセルトップカバー。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記位置制限部は、前記極柱貫通穴の周側に設けられた突起構造であり、前記アッパープラスチックアセンブリのアルミ反射シートに近いボトム側には、前記突起構造に対応する凹部が設けられ、且つ、前記突起構造が前記凹部内に係合される、
ことを特徴とする請求項1に記載のセルトップカバー。
【請求項3】
前記突起構造は、第1ボスと、第2ボスと、を含み、前記第1ボスが前記極柱貫通穴の周側から上へ突起し、前記第2ボスが前記第1ボスのアルミ反射シートから離れたトップ側の一部の領域から上へ突起する、
ことを特徴とする請求項2に記載のセルトップカバー。
【請求項4】
前記第1ボスは長方形を呈し、前記第2ボスは棒状を呈し、前記第1ボスには複数の前記第2ボスが設けられており、且つ複数の前記第2ボスは、前記第1ボスの長手方向に沿って配置された2つの辺に均一に設けられている、
ことを特徴とする請求項3に記載のセルトップカバー。
【請求項5】
前記第2ボスが円弧状を呈し、前記第2ボスの円弧の中心と前記極柱貫通穴の円心とが一致しない、
ことを特徴とする請求項4に記載のセルトップカバー。
【請求項6】
前記第1ボスと前記第2ボスは前記アルミ反射シートと一体成形されており、
前記極柱は前記極柱貫通穴を貫通した後に、前記アッパープラスチックアセンブリと一体成形され、且つ前記アッパープラスチックアセンブリのアルミ反射シートに近いボトム側と前記アルミ反射シートのトップ側が密着している、
ことを特徴とする請求項3に記載のセルトップカバー。
【請求項7】
前記凹部は、前記アッパープラスチックアセンブリのアルミ反射シートに近いボトム側から、前記アルミ反射シートから離れた方向へ凹む第1シンクを含み、且つ前記第1シンクの形状は前記第1ボスの形状にマッチングする、
ことを特徴とする請求項3に記載のセルトップカバー。
【請求項8】
前記凹部は、前記第1シンクのアルミ反射シートに近いボトム側の一部の領域から引き続き前記アルミ反射シートから離れた方向へ凹む第2シンクをさらに含み、且つ前記第2シンクと前記第2ボスは、形状がマッチングしている、
ことを特徴とする請求項7に記載のセルトップカバー。
【請求項9】
前記極柱の周側において前記極柱貫通穴に対応する位置には、嵌設部が設けられており、前記極柱貫通穴の内側壁に合わせ部が設けられており、前記嵌設部が前記合わせ部にマッチングして、前記極柱が前記極柱貫通穴に固定される、
ことを特徴とする請求項1に記載のセルトップカバー。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか1項に記載のセルトップカバーを含む、
ことを特徴とするセル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、蓄電セル技術の分野に関し、特にセルトップカバー及びセルに関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
現在市販されている蓄電セルのトップカバーは、極柱、アッパープラスチックアセンブリ、アルミ反射シートなどの構造を含んでおり、その中で、アルミ反射シートには極柱貫通穴が開設されており、アッパープラスチックアセンブリは、アルミ反射シートの極柱貫通穴の上方に位置しており、極柱は、アルミ反射シートの極柱貫通穴を貫通してアッパープラスチックアセンブリに固定接続されている。使用中に、極柱とアッパープラスチックアセンブリがアルミ反射シートに対して互いに回動することに起因して蓄電セルの使用安全問題を引き起こすことを防止するために、従来技術では、一般的にアッパープラスチックアセンブリとアルミ反射シートの間に粒子を充填して回動を防止しているが、この方法では、組立が複雑で、使用上の安全信頼性が低い。
【0003】
したがって、従来技術でのセルトップカバーは、組立が複雑で、使用上の安全信頼性が低いという問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施形態は、組立の複雑さを低減するとともに、使用上の安全信頼性を向上させるセルトップカバー及びセルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の技術的課題を解決するために、本発明の実施形態には、セルトップカバーが提供され、このセルトップカバーは、アルミ反射シートと、極柱と、アッパープラスチックアセンブリと、を含み、前記アルミ反射シートには極柱貫通穴が設けられ、前記極柱が前記極柱貫通穴内に穿設され、前記アッパープラスチックアセンブリは、前記アルミ反射シートのトップ側に設けられ、且つ、前記極柱に外嵌かつ固定され、前記アルミ反射シートのトップ側には、前記極柱貫通穴の周側から突出する位置制限部が設けられており、前記位置制限部が前記アッパープラスチックアセンブリと合わせて前記アッパープラスチックアセンブリの前記アルミ反射シートに対する回動を制限する。
【0006】
本発明では、位置制限部のみでアッパープラスチックアセンブリをアルミ反射シートに位置制限することで、アッパープラスチックアセンブリのアルミ反射シートに対する回動を制限することができ、従来技術でアッパープラスチックアセンブリとアルミ反射シートとの間に粒子を充填して回動を防止する方式と比べて、位置制限部が設けられているため、本発明におけるセルトップカバーのアッパープラスチックアセンブリをアルミ反射シートに装着するだけで、アッパープラスチックアセンブリのアルミ反射シートに対する回動を制限することができ、アッパープラスチックアセンブリとアルミ反射シートとの間に粒子を追加充填する必要がなく、ひいてはセルトップカバーの組立複雑さを低減することができる。また、アッパープラスチックアセンブリとアルミ反射シートとの間に粒子を充填して、アッパープラスチックアセンブリとアルミ反射シートとの間の摩擦力を増やすことで、アッパープラスチックアセンブリのアルミ反射シートに対する回動を防止する方式と比べて、位置制限部によってアッパープラスチックアセンブリのアルミ反射シートに対する回動を制限する方式は、信頼性がより高いため、セルトップカバーの使用上の安全信頼性を高めることができる。したがって、このセルトップカバーは、組立の複雑さを低減し、使用上の安全信頼性を高めることもできる。
【0007】
また、前記位置制限部は、前記極柱貫通穴の周側に設けられた突起構造であり、前記アッパープラスチックアセンブリのボトム側には、前記突起構造に対応する凹部が設けられ、且つ、前記突起構造が前記凹部内に係合される。これによって、簡単な構造でアッパープラスチックアセンブリのアルミ反射シートに対する回動を制限することができ、アッパープラスチックアセンブリとアルミ反射シートとの間の構造がより簡単になる。
【0008】
また、前記突起構造は、第1ボスと、第2ボスと、を含み、前記第1ボスが前記極柱貫通穴の周側から上へ突起し、前記第2ボスが前記第1ボスのトップ側の一部の領域から上へ突起する。このように、第1ボスと第2ボスという2層の位置制限構造を設けることで、アッパープラスチックアセンブリとアルミ反射シートとの間のトルクに対する抵抗能力を高め、位置制限部の信頼性を向上させ、セルトップカバーの使用上の安全信頼性をさらに高めることができる。また、第1ボス1は、極柱貫通穴の周側に対してストッパーの役割を果たし、セル構造内の電解液が極柱貫通穴から漏れるのを防ぐことができる。
【0009】
また、前記第1ボスは長方形を呈し、前記第2ボスは棒状を呈し、前記第1ボスには複数の前記第2ボスが設けられており、且つ複数の前記第2ボスは、前記第1ボスの長手方向における両側に均一に設けられている。このように、複数の棒状の第2ボスのトルクに対する抵抗能力がより強くなり、位置制限部の信頼性をさらに向上させることができる。
【0010】
また、前記第2ボスが円弧状を呈し、前記第2ボスの円弧の中心と前記極柱貫通穴の円心とが一致しない。
(【0011】以降は省略されています)

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