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公開番号
2025072839
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-12
出願番号
2023183228
出願日
2023-10-25
発明の名称
圧縮機及び圧縮機システム
出願人
三菱重工サーマルシステムズ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F04C
23/00 20060101AFI20250501BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】HFO冷媒の不均化反応を可及的に抑制することができる圧縮機を提供する。
【解決手段】圧縮機1Dは、内部に冷媒が流通するハウジング2Dと、ハウジング2Dの内部に設けられて冷媒を圧縮するロータリ圧縮機構6Aと、ハウジング2Dの内部に設けられてロータリ圧縮機構6Aを駆動する電動モータ5Dと、を備えている。冷媒は、R1123若しくはR1132(E)を含むHFO冷媒又は該HFO冷媒を含む混合冷媒とされ、電動モータ5Dの巻線53Dを含むモータ空間S4の圧力が6MPa以下とされている。ロータリ圧縮機構6Aは、冷媒をモータ空間S4から吸入し、圧縮した後にハウジング2Dの外部に吐出する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
内部に冷媒が流通するハウジングと、
前記ハウジングの内部に設けられて冷媒を圧縮する圧縮部と、
前記ハウジングの内部に設けられて前記圧縮部を駆動する電動モータと、
を備え、
前記冷媒は、R1123若しくはR1132(E)を含むHFO冷媒又は該HFO冷媒を含む混合冷媒とされ、
前記電動モータの巻線を含むモータ空間の圧力が6MPa以下とされ、
前記圧縮部は、前記ハウジングの一端に設けられたロータリ圧縮機構と、前記ハウジングの他端に設けられたスクロール圧縮機構と、を備え、
前記モータ空間は、前記ロータリ圧縮機構と前記スクロール圧縮機構との間に配置され、
前記ロータリ圧縮機構は、該ロータリ圧縮機構で圧縮した後の前記冷媒を前記モータ空間に吐出し、
前記スクロール圧縮機構は、前記モータ空間から前記冷媒を吸入して圧縮する圧縮機。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
内部に冷媒が流通するハウジングと、
前記ハウジングの内部に設けられて冷媒を圧縮する圧縮部と、
前記ハウジングの内部に設けられて前記圧縮部を駆動する電動モータと、
を備え、
前記冷媒は、R1123若しくはR1132(E)を含むHFO冷媒又は該HFO冷媒を含む混合冷媒とされ、
前記電動モータの巻線を含むモータ空間の圧力が6MPa以下とされ、
前記圧縮部は、ロータリ圧縮機構を備え、
前記ロータリ圧縮機構は、前記冷媒を前記モータ空間から吸入し、圧縮した後に前記ハウジングの外部に吐出する圧縮機。
【請求項3】
前記ロータリ圧縮機構は、円筒形状の空間とされた圧縮室と、該圧縮室の内部で偏心して回転するピストンロータと、該ピストンロータの外周面に先端部が接触して圧力隔壁を形成するブレードと、該ブレードを前記先端部の方向に付勢するバネと、前記ブレードの後端部を収容するブレード室と、前記圧縮室で圧縮された前記冷媒を一時的に貯留する高圧貯留室と、を備え、
前記高圧貯留室と前記ブレード室との間を連通する連通路が設けられている請求項2に記載の圧縮機。
【請求項4】
前記電動モータは、ネオジム磁石を備え、
前記ネオジム磁石の減磁温度が120℃以上150℃以下とされている請求項1又は2に記載の圧縮機。
【請求項5】
冷媒を圧縮するロータリ圧縮機と、
前記ロータリ圧縮機から吐出された冷媒を吸入して圧縮するスクロール圧縮機と、
を備え、
前記ロータリ圧縮機は、
内部に冷媒が流通する第1ハウジングと、
前記第1ハウジングの内部に設けられて冷媒を圧縮するロータリ圧縮部と、
前記第1ハウジングの内部に設けられて前記ロータリ圧縮部を駆動する第1電動モータと、
前記ロータリ圧縮部にて圧縮された冷媒が導かれ、前記第1電動モータの巻線を含む第1モータ空間と、
を備え、
前記スクロール圧縮機は、
内部に冷媒が流通する第2ハウジングと、
前記第2ハウジングの内部に設けられて冷媒を圧縮するスクロール圧縮部と、
前記第2ハウジングの内部に設けられて前記スクロール圧縮部を駆動する第2電動モータと、
前記ロータリ圧縮機から吐出された冷媒が導かれるとともに、前記スクロール圧縮部の冷媒吸入側に設けられ、前記第2電動モータの巻線を含む第2モータ空間と、
を備え、
前記冷媒は、R1123若しくはR1132(E)を含むHFO冷媒又は該HFO冷媒を含む混合冷媒とされ、
前記第1モータ空間及び前記第2モータ空間の圧力が6MPa以下とされている圧縮機システム。
【請求項6】
内部に冷媒が流通するハウジングと、
前記ハウジングの内部に設けられて冷媒を圧縮する圧縮部と、
前記ハウジングの内部に設けられて前記圧縮部を駆動する電動モータと、
を備え、
前記冷媒は、R1123若しくはR1132(E)を含むHFO冷媒又は該HFO冷媒を含む混合冷媒とされ、
前記電動モータは、ネオジム磁石を備え、
前記ネオジム磁石の減磁温度が120℃以上150℃以下とされている圧縮機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、HFO冷媒又はHFO冷媒を含む混合冷媒を用いる圧縮機及び圧縮機システムに関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
低GWP(Global Warming Potential)冷媒として、R1123やR1132(E)を含むHFO(ハイドロ フルオロ オレフィン:Hydro fluoro olefin)冷媒が知られている。
【0003】
上記HFO冷媒は、R410Aなどの従来の作動媒体に比べて安定性が低く、不均化反応により大きな熱放出を伴って圧力上昇するため、圧縮機の信頼性を低下させる恐れがある。
【0004】
下記の特許文献1では、圧縮機を収納した空気調和機の室外機に圧縮機収納空間と圧縮機収納空間外とを連通する連通部を設けることで、圧縮機内で不均化反応が生じ圧縮機が破損して作動媒体が煤となって圧縮機収納空間内に吐出拡散した際、煤を連通部から室外機の外へと排出するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第7149494号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1は、圧縮機で不均化反応が発生した場合の対策としては有効である。しかし、圧縮機で発生するおそれがある不均化反応を可及的に抑制することがより好ましい。
【0007】
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであって、HFO冷媒又はHFO冷媒を含む混合冷媒の不均化反応を可及的に抑制することができる圧縮機及び圧縮機システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一態様に係る圧縮機は、内部に冷媒が流通するハウジングと、前記ハウジングの内部に設けられて冷媒を圧縮する圧縮部と、前記ハウジングの内部に設けられて前記圧縮部を駆動する電動モータと、を備え、前記冷媒は、R1123若しくはR1132(E)を含むHFO冷媒又は該HFO冷媒を含む混合冷媒とされ、前記電動モータの巻線を含むモータ空間の圧力が6MPa以下とされ、前記圧縮部は、前記ハウジングの一端に設けられたロータリ圧縮機構と、前記ハウジングの他端に設けられたスクロール圧縮機構と、を備え、前記モータ空間は、前記ロータリ圧縮機構と前記スクロール圧縮機構との間に配置され、前記ロータリ圧縮機構は、該ロータリ圧縮機構で圧縮した後の前記冷媒を前記モータ空間に吐出し、前記スクロール圧縮機構は、前記モータ空間から前記冷媒を吸入して圧縮する。
【0009】
本開示の一態様に係る圧縮機は、内部に冷媒が流通するハウジングと、前記ハウジングの内部に設けられて冷媒を圧縮する圧縮部と、前記ハウジングの内部に設けられて前記圧縮部を駆動する電動モータと、を備え、前記冷媒は、R1123若しくはR1132(E)を含むHFO冷媒又は該HFO冷媒を含む混合冷媒とされ、前記電動モータの巻線を含むモータ空間の圧力が6MPa以下とされ、前記圧縮部は、ロータリ圧縮機構を備え、前記ロータリ圧縮機構は、前記冷媒を前記モータ空間から吸入し、圧縮した後に前記ハウジングの外部に吐出する。
【0010】
本開示の一態様に係る圧縮機システムは、冷媒を圧縮するロータリ圧縮機と、前記ロータリ圧縮機から吐出された冷媒を吸入して圧縮するスクロール圧縮機と、を備え、前記ロータリ圧縮機は、内部に冷媒が流通する第1ハウジングと、前記第1ハウジングの内部に設けられて冷媒を圧縮するロータリ圧縮部と、前記第1ハウジングの内部に設けられて前記ロータリ圧縮部を駆動する第1電動モータと、前記ロータリ圧縮部にて圧縮された冷媒が導かれ、前記第1電動モータの巻線を含む第1モータ空間と、を備え、前記スクロール圧縮機は、内部に冷媒が流通する第2ハウジングと、前記第2ハウジングの内部に設けられて冷媒を圧縮するスクロール圧縮部と、前記第2ハウジングの内部に設けられて前記スクロール圧縮部を駆動する第2電動モータと、前記ロータリ圧縮機から吐出された冷媒が導かれるとともに、前記スクロール圧縮部の冷媒吸入側に設けられ、前記第2電動モータの巻線を含む第2モータ空間と、を備え、前記冷媒は、R1123若しくはR1132(E)を含むHFO冷媒又は該HFO冷媒を含む混合冷媒とされ、前記第1モータ空間及び前記第2モータ空間の圧力が6MPa以下とされている。
(【0011】以降は省略されています)
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