TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025072683
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-09
出願番号
2025027196,2022532144
出願日
2025-02-21,2020-12-16
発明の名称
エアロゾル発生装置電源システム
出願人
ジェイティー インターナショナル エスエイ
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
A24F
40/57 20200101AFI20250430BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約
【課題】エアロゾル発生装置の電源システムを提供する。
【解決手段】1つのスーパーキャパシタ106及び少なくとも1つのバッテリ104を備える、電源システムを備える。電源システムは、複数の選択可能な動作モードにおいて動作可能である。エアロゾル発生装置は、コントローラ102を更に備える。コントローラは、選択された動作モードに基づいて、少なくとも1つのスーパーキャパシタの電力フロー及び少なくとも1つのバッテリの電力フローを制御するよう構成される。複数の動作モードは、エアロゾル発生装置に関連するヒータ108がエアロゾル発生温度に実質的に維持される浮動モードを備える。浮動モードにおいて、コントローラは、ヒータを実質的にエアロゾル発生温度に維持するよう、電源システムの電力フローを制御し、少なくとも1つのスーパーキャパシタを充電するよう、少なくとも1つのバッテリを制御するよう構成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
エアロゾル発生装置であって、
少なくとも1つのスーパーキャパシタと少なくとも1つのバッテリとを備え、複数の選択可能な動作モードで動作可能な電源システムと、
前記選択された動作モードに基づいて、前記少なくとも1つのスーパーキャパシタの電力フロー及び前記少なくとも1つのバッテリの電力フローを制御するよう構成されるコントローラと、を備え、
前記複数の動作モードは、前記エアロゾル発生装置に関連するヒータがエアロゾル発生温度に実質的に維持される浮動モードを備え、前記浮動モードにおいて、前記コントローラは、
前記エアロゾル発生装置に関連する前記ヒータを実質的に前記エアロゾル発生温度に維持するよう、前記電源システムの電力フローを制御し、
前記少なくとも1つのスーパーキャパシタを充電するよう、前記少なくとも1つのバッテリを制御するよう構成される、
エアロゾル発生装置。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記複数の動作モードは更にポストセッションモードを備え、前記ポストセッションモードにおいて、前記コントローラは、
前記少なくとも1つのスーパーキャパシタが前記浮動モードの終了点で実質的に充電されていない場合、前記ポストセッションモードにおいて、前記浮動モードの前記終了点を超えて前記少なくとも1つのスーパーキャパシタを充電し続けるよう、前記少なくとも1つのバッテリを制御するよう構成される、
請求項1に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項3】
前記複数の動作モードは、前記エアロゾル発生装置に関連する前記ヒータが前記電源システムを用いて所定の温度まで加熱される、第1の予熱モードを更に備え、前記第1の予熱モードにおいて、前記コントローラは、
前記ヒータに電力を提供するよう、前記少なくとも1つのスーパーキャパシタ及び前記少なくとも1つのバッテリの両方を制御するよう構成される、
請求項1又は2に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項4】
前記複数の動作モードは、前記エアロゾル発生装置に関連する前記ヒータが前記電源システムを用いて所定の温度まで加熱される、第2の予熱モードを更に備え、前記第2の予熱モードにおいて、前記コントローラは、
前記少なくとも1つのバッテリが前記ヒータに電力を提供することなく、前記ヒータに電力を提供するよう、前記少なくとも1つのスーパーキャパシタを制御するよう構成される、
請求項1~3のいずれか一項に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項5】
前記複数の動作モードは第1の充電モードを更に備え、前記第1の充電モードにおいて、前記コントローラは、
前記少なくとも1つのスーパーキャパシタが完全に充電されるまで、前記エアロゾル発生装置に接続可能な外部電源から充電するよう、前記少なくとも1つのスーパーキャパシタを制御し、次いで、前記外部電源から充電するよう、前記少なくとも1つのバッテリを制御するよう構成される、
請求項1~4のいずれか一項に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項6】
前記複数の動作モードは第2の充電モードを更に備え、前記第2の充電モードにおいて、前記コントローラは、
前記少なくとも1つのスーパーキャパシタが所定の充電レベルに達するまで、前記エアロゾル発生装置に接続可能な外部電源から充電するよう、前記少なくとも1つのスーパーキャパシタを制御し、次いで、前記外部電源から充電するよう、前記少なくとも1つのスーパーキャパシタ及び前記少なくとも1つのバッテリの両方を制御するよう構成される、
請求項1~5のいずれか一項に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項7】
前記所定の充電レベルは、
フル充電の50%超、
又はより好ましくは、フル充電の60%~90%、
又はより好ましくは、フル充電の70%~80%である、
請求項6に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項8】
前記複数の動作モードは第3の充電モードを更に備え、前記第3の充電モードにおいて、前記コントローラは、
前記エアロゾル発生装置に接続可能な外部電源から充電するよう、前記少なくとも1つのスーパーキャパシタ及び前記少なくとも1つのバッテリの両方を制御するよう構成される、
請求項1~7のいずれか一項に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項9】
前記第3の充電モードにおいて、前記コントローラは、
前記外部電源が適切な電源能力を有する場合、前記エアロゾル発生装置に接続可能な外部電源から充電するよう、前記少なくとも1つのスーパーキャパシタ及び前記少なくとも1つのバッテリの両方を制御するよう構成される、
請求項8に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項10】
前記少なくとも1つのスーパーキャパシタは、少なくとも1つのハイブリッドスーパーキャパシタ及び/又は少なくとも1つの非対称スーパーキャパシタ及び/又は少なくとも1つの擬似スーパーキャパシタを備える、請求項1~9のいずれか一項に記載のエアロゾル発生装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エアロゾル発生装置に関し、特に、エアロゾル発生装置のための電源システムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
電子たばこ及び他のエアロゾル吸入器又は気化装置等のエアロゾル発生装置は、一層人気が高くなりつつある消費者向け製品である。
【0003】
気化又はエアロゾル化のための加熱装置は、当技術分野において公知である。かかる装置は、一般に、加熱チャンバ及びヒータを含む。動作中、操作者は、エアロゾル化又は気化させる製品を加熱チャンバ内に挿入する。製品は、次いで、電子ヒータにより加熱されて、操作者が吸入するために製品の成分が気化される。幾つかの例において、製品は、従来の紙巻きたばこと同様のたばこ製品である。かかる装置は、製品が燃焼されることなくエアロゾル化点まで加熱されるという点で、往々にして「加熱非燃焼式」装置と称する。
【0004】
公知のエアロゾル発生装置が直面する問題は、十分に迅速な加熱を提供すること、及びエネルギーの有効利用を含んでいる。
【発明の概要】
【0005】
一態様において、エアロゾル発生装置が提供され、エアロゾル発生装置は、
少なくとも1つのスーパーキャパシタと少なくとも1つのバッテリとを備え、複数の選択可能な動作モードで動作可能な電源システムと、
選択された動作モードに基づいて、少なくとも1つのスーパーキャパシタの電力フロー及び少なくとも1つのバッテリの電力フローを制御するよう構成されるコントローラと、を備え、
複数の動作モードは、エアロゾル発生装置に関連するヒータがエアロゾル発生温度に実質的に維持される浮動モードを備え、浮動モードにおいて、コントローラは、
エアロゾル発生装置に関連するヒータを実質的にエアロゾル発生温度に維持するよう電源システムの電力フローを制御し、
少なくとも1つのスーパーキャパシタを充電するよう、少なくとも1つのバッテリを制御するよう構成される。
【0006】
このようにして、スーパーキャパシタは充電され、将来のエアロゾル化セッション予熱モードに備えることができる。これにより、使用者が使用の合間にスーパーキャパシタを充電するようエアロゾル発生装置を充電する必要がなくなる。このため、ユーザ体験が改善される。更に、スーパーキャパシタが再充電されるため、バッテリは、後続のエアロゾル化セッションにおける予熱のために用いられる必要がなくなり、それによってバッテリにストレスを与えることを回避し、バッテリ寿命の改善に寄与してもよい。これはまた、エアロゾル発生装置におけるエネルギーのより有効的な利用を可能にする。スーパーキャパシタは、電気化学二重層キャパシタ、擬似キャパシタ、又はハイブリッドキャパシタとして理解されてもよい。少なくとも1つのスーパーキャパシタを充電するよう少なくとも1つのバッテリを制御することの代替として、コントローラは、浮動モードにおいて放電するよう少なくとも1つのスーパーキャパシタを制御するよう構成されてもよい。
【0007】
好ましくは、複数の動作モードはポストセッションモードを更に備え、ポストセッションモードにおいて、コントローラは、少なくとも1つのスーパーキャパシタが浮動モードの終了点で実質的に充電されていない場合、ポストセッションモードにおいて浮動モードの終了点を超えて少なくとも1つのスーパーキャパシタを充電し続けるよう少なくとも1つのバッテリを制御するよう構成される。
【0008】
このようにして、エアロゾル化セッションが、浮動モード中にスーパーキャパシタがバッテリによって十分に再充電されることに対して十分長くなかった場合であっても、ユーザがスーパーキャパシタを充電するよう装置を外部電源に接続する必要なしに、スーパーキャパシタが後続の又は将来の予熱モードのために十分な充電を有することを確実にする。スーパーキャパシタが再充電されるため、バッテリは、後続のエアロゾル化セッションにおける予熱のために用いられる必要がなくなり、それによって、バッテリにストレスを与えることを回避し、バッテリ寿命の改善に寄与してもよい。これはまた、エアロゾル発生装置におけるエネルギーのより有効的な利用を可能にする。
【0009】
好ましくは、複数の動作モードは、エアロゾル発生装置に関連するヒータが電源システムを用いて所定の温度まで加熱される第1の予熱モードを更に備え、第1の予熱モードにおいて、コントローラは、ヒータに電力を提供するよう少なくとも1つのスーパーキャパシタ及び少なくとも1つのバッテリの両方を制御するよう構成される。
【0010】
予熱モードにおけるスーパーキャパシタの使用は、エネルギーのその迅速な送出がヒータの極めて迅速な予熱を提供するため有利である。スーパーキャパシタ及びバッテリの組み合わせは、スーパーキャパシタのみではヒータを所定の温度まで加熱するのに必要な電力を提供するために十分なエネルギーが蓄積されていないか、又は十分なエネルギーを蓄積することができない場合、バッテリが必要な追加の電力を提供することができるため、有益である。予熱中にバッテリと組み合わせてスーパーキャパシタを用いることにより、バッテリのみが予熱に用いられた場合と比較して、バッテリに加えられるストレスを低下させてもよい。バッテリに加えられるストレスを低下させることは、ストレスを加えられたバッテリに関連する安全リスクを低減し、バッテリの寿命を延ばすことができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社ルック
携帯用灰皿
2か月前
個人
ヒートスティック除去具
11日前
個人
電子タバコの加熱素子
5日前
個人
フレーバ用ブースター器具およびシーシャ装置
4日前
深ゼン市華誠達精密工業有限公司
霧化装置及びその霧化コア
3か月前
エム・クリエイト株式会社
灰皿装置及び灰皿管理システム
28日前
日本たばこ産業株式会社
非燃焼加熱型香味吸引物品用フィルタ
1か月前
深ゼン市華誠達精密工業有限公司
電子エアロゾル生成装置及びそのアトマイザー
3か月前
日本たばこ産業株式会社
たばこ原料の製造方法およびたばこ原料
2か月前
Future Technology株式会社
エアロゾル吸引カートリッジ用のエアロゾル形成部材
2か月前
Future Technology株式会社
芳香カートリッジ
13日前
Future Technology株式会社
芳香カートリッジ
11日前
Future Technology株式会社
芳香カートリッジ
2か月前
Future Technology株式会社
芳香カートリッジ
2か月前
Future Technology株式会社
芳香カートリッジ
1か月前
Future Technology株式会社
喫煙用カートリッジ
3か月前
Future Technology株式会社
喫煙具用カートリッジ
12日前
日本たばこ産業株式会社
たばこ用の組成物
1か月前
Future Technology株式会社
喫煙具用カートリッジ
6日前
Future Technology株式会社
電子タバコカートリッジ
3か月前
Future Technology株式会社
被加熱芳香カートリッジ
2か月前
Future Technology株式会社
電子タバコカートリッジ
3か月前
Future Technology株式会社
電子タバコカートリッジ
3か月前
Future Technology株式会社
被加熱芳香カートリッジ
18日前
日本たばこ産業株式会社
非燃焼式吸引器
4日前
Future Technology株式会社
喫煙具用の柱状のカートリッジ
2か月前
日本たばこ産業株式会社
吸引装置、通知方法、及びプログラム
1か月前
Future Technology株式会社
加熱式タバコ用カートリッジ及び部材
20日前
日本たばこ産業株式会社
エアロゾル生成装置の電源ユニット
2か月前
シェンチェン ギークベイプ テクノロジー カンパニー リミテッド
霧化装置及び電子霧化装置
6日前
ケーティー アンド ジー コーポレイション
エアロゾル生成装置
2か月前
日本たばこ産業株式会社
エアロゾル発生装置の電源ユニット
3か月前
日本たばこ産業株式会社
香味吸引器用加熱ユニット及び香味吸引器
3か月前
ケーティー アンド ジー コーポレイション
エアロゾル生成装置及びエアロゾル生成物品
3か月前
ジェイティー インターナショナル エスエイ
エアロゾル発生デバイス
6日前
ジェイティー インターナショナル エスエイ
エアロゾル発生デバイス
3か月前
続きを見る
他の特許を見る