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公開番号2025071938
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-09
出願番号2023182374
出願日2023-10-24
発明の名称回路装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H02M 1/08 20060101AFI20250430BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】駆動対象を駆動する駆動回路が生じる電位変化が駆動回路の制御に及ぼす影響を、低減できる回路装置等を提供すること。
【解決手段】回路装置100は、第1低電位側電源端子TMCと第2低電位側電源端子TMDと駆動回路10とスイッチング制御回路40と静電気保護用の双方向サイリスター61とを含む。駆動回路10は、第1低電位側電源端子TMCに接続され、スイッチング動作により駆動対象を駆動する。スイッチング制御回路40は、第2低電位側電源端子TMDに接続され、駆動回路10のスイッチング動作を制御する。双方向サイリスター61の一端は、第1低電位側電源端子TMCに接続され、他端は、第2低電位側電源端子TMDに接続される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
第1低電位側電源端子と、
第2低電位側電源端子と、
前記第1低電位側電源端子に接続され、スイッチング動作により駆動対象を駆動する駆動回路と、
前記第2低電位側電源端子に接続され、前記駆動回路の前記スイッチング動作を制御するスイッチング制御回路と、
一端が前記第1低電位側電源端子に接続され、他端が前記第2低電位側電源端子に接続される、静電気保護用の双方向サイリスターと、
を含むことを特徴とする回路装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
請求項1に記載された回路装置において、
前記スイッチング制御回路は、
前記駆動対象に流れる電流を検出する検出回路と、
前記検出回路の検出結果に基づいて前記スイッチング動作を制御する制御回路と、
を含むことを特徴とする回路装置。
【請求項3】
請求項2に記載された回路装置において、
前記検出回路は、基準電圧と前記第1低電位側電源端子の電圧とを比較する比較回路を含むことを特徴とする回路装置。
【請求項4】
請求項2に記載された回路装置において、
前記駆動回路は、前記駆動対象を駆動するトランジスターを含み、
前記制御回路は、前記検出回路の検出結果に基づいて、前記トランジスターの前記スイッチング動作を制御する制御信号を出力し、
前記スイッチング制御回路は、前記制御信号に基づいて前記トランジスターのゲートを駆動するプリドライバーを含むことを特徴とする回路装置。
【請求項5】
請求項2に記載された回路装置において、
第3低電位側電源端子と、
一端が前記第3低電位側電源端子に接続され、他端が前記第2低電位側電源端子に接続される、静電気保護用の第2双方向サイリスターと、
を含み、
前記検出回路は、基準電圧と前記第3低電位側電源端子の電圧とを比較する比較回路を含むことを特徴とする回路装置。
【請求項6】
請求項1に記載された回路装置において、
第1高電位側電源端子と、
第2高電位側電源端子と、
一端が前記第1高電位側電源端子に接続され、他端が前記第2高電位側電源端子に接続される第3双方向サイリスターと、
を含み、
前記駆動回路は、前記第1高電位側電源端子に接続され、
前記スイッチング制御回路は、前記第2高電位側電源端子に接続されることを特徴とする回路装置。
【請求項7】
請求項1に記載された回路装置において、
前記双方向サイリスターは、
第1導電型の第1ウェルに設けられ、アノードラインに電気的に接続される第2導電型の不純物領域である第1アノード領域と、
第2導電型の第2ウェルに設けられ、前記第1低電位側電源端子に接続された第1カソードラインに電気的に接続される第1導電型の不純物領域である第1カソード領域と、
前記第2ウェルに設けられ、第1抵抗素子を介して、前記第1カソードラインに電気的に接続される第2導電型の不純物領域である第1ゲート領域と、
前記第2ウェルに設けられ、第2抵抗素子を介して前記アノードラインに電気的に接続される第1導電型の第1不純物領域と、
第1導電型の第1ウェルに設けられ、前記アノードラインに電気的に接続される第2導電型の不純物領域である第2アノード領域と、
第2導電型の第3ウェルに設けられ、前記第2低電位側電源端子に接続された第2カソードラインに電気的に接続される第1導電型の不純物領域である第2カソード領域と、
前記第3ウェルに設けられ、前記第2抵抗素子を介して前記アノードラインに電気的に接続される第1導電型の第2不純物領域と、
第1ウェルに設けられ、前記第2抵抗素子を介して前記アノードラインに電気的に接続される第1導電型の不純物領域である第3ゲート領域と、
前記第3ウェルに設けられ、第3抵抗素子を介して前記第2カソードラインに電気的に接続される第2導電型の不純物領域である第2ゲート領域と、を含むことを特徴とする回路装置。
【請求項8】
第1高電位側電源端子と、
第2高電位側電源端子と、
前記第1高電位側電源端子に接続され、スイッチング動作により駆動対象を駆動する駆動回路と、
前記第2高電位側電源端子に接続され、前記駆動回路の前記スイッチング動作を制御するスイッチング制御回路と、
一端が前記第1高電位側電源端子に接続され、他端が前記第2高電位側電源端子に接続される双方向サイリスターと、
を含むことを特徴とする回路装置。
【請求項9】
請求項1乃至8のいずれか一項に記載された回路装置において、
前記駆動対象は、モーター、コイル、又はソレノイドであることを特徴とする回路装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、回路装置等に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
直流モーター又はリニアソレノイドのような駆動対象を駆動する回路装置が知られている。特許文献1には、モーターを駆動するブリッジ回路と、センス抵抗の一端の電圧に基づいて、ブリッジ回路に流れる電流を検出する検出回路と、検出回路の検出結果に基づいてブリッジ回路を制御する制御回路と、を含む回路装置が、開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-153937号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
駆動対象を駆動する駆動回路には大きな電流が流れるので、その電流によって生じる電位変化が、駆動回路の制御に影響を及ぼす恐れがある。上記の特許文献1においては、駆動回路はブリッジ回路であり、ブリッジ回路に流れる電流によって生じる電位変化が検出回路の動作に影響を及ぼし、それによってブリッジ回路の制御が誤動作する恐れがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様は、第1低電位側電源端子と、第2低電位側電源端子と、第1低電位側電源端子に接続され、スイッチング動作により駆動対象を駆動する駆動回路と、第2低電位側電源端子に接続され、前記駆動回路の前記スイッチング動作を制御するスイッチング制御回路と、一端が前記第1低電位側電源端子に接続され、他端が前記第2低電位側電源端子に接続される、静電気保護用の双方向サイリスターと、を含む回路装置に関係する。
【0006】
また、本開示の他の態様は、第1高電位側電源端子と、第2高電位側電源端子と、第1高電位側電源端子に接続され、スイッチング動作により駆動対象を駆動する駆動回路と、第2高電位側電源端子に接続され、前記駆動回路の前記スイッチング動作を制御するスイッチング制御回路と、一端が前記第1高電位側電源端子に接続され、他端が前記第2高電位側電源端子に接続される双方向サイリスターと、を含む回路装置に関係する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
モータードライバーの構成例、及び、静電気保護回路として双方向ダイオードを用いたときの回路装置の構成例。
駆動回路の詳細構成例。
双方向ダイオードの電圧-電流特性の例。
回路装置の第1構成例。
第1構成例における静電気印加時の放電経路。
双方向サイリスターの電圧-電流特性の例。
双方向サイリスターの詳細構成例。
双方向サイリスターの詳細構成例。
双方向サイリスターの等価回路図。
回路装置の第2構成例。
第2構成例における静電気印加時の放電経路。
制御回路及びプリドライバーの詳細構成例。
制御回路及びプリドライバーの詳細構成例。
回路装置の第3構成例。
第3構成例における静電気印加時の放電経路。
第3構成例のチャージ期間における電流経路。
第3構成例のディケイ期間における電流経路。
同期型整流降圧型のスイッチングレギュレーターの構成例、及び回路装置の第4構成例。
回路装置の第5構成例。
第5構成例の第1期間と第2期間における電流経路。
非同期型整流降圧型のスイッチングレギュレーターの構成例、及び回路装置の第6構成例。
同期整流昇圧型のスイッチングレギュレーターの構成例、及び回路装置の第7構成例。
回路装置の第8構成例。
第8構成例の第1期間と第2期間における電流経路。
非同期整流昇圧型のスイッチングレギュレーターの構成例、及び回路装置の第9構成例。
ソレノイドドライバーの構成例、及び回路装置の第10構成例。
第10構成例の第1期間と第2期間における電流経路。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが必須構成要件であるとは限らない。
【0009】
1.モータードライバー
本実施形態の回路装置は、例えばモータードライバー、スイッチングレギュレーター又はソレノイドドライバーに適用できる。即ち、回路装置は、例えばモーター、コイル又はソレノイドを駆動対象として駆動できる。以下、本実施形態の回路装置をモータードライバーに適用した例を説明する。
【0010】
図1は、モータードライバーの構成例、及び、静電気保護回路として双方向ダイオードを用いたときの回路装置の構成例を示す。モータードライバー210は、回路装置100とセンス抵抗RSとを含む。回路装置100は、駆動回路10とスイッチング制御回路40と双方向ダイオード50と第1低電位側電源端子TMCと第2低電位側電源端子TMDと第1高電位側電源端子TVBBと第1駆動端子TMAと第2駆動端子TMBとを含む。
(【0011】以降は省略されています)

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