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公開番号2025070710
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023181218
出願日2023-10-20
発明の名称溶接装置、及び、溶接方法
出願人株式会社三五
代理人個人,個人
主分類B23K 11/14 20060101AFI20250424BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】ウエルドボルト等の挿通部材の軸ずれと、傾きの防止・矯正を行うことが出来る溶接装置と溶接方法を提案する。
【解決手段】下側電極2に当接するように配置した板材15に形成した孔15aに、上下方向に移動可能なガイドピン8を挿通させ、挿通部材7の軸部7aをガイドピン8に当接させた後に、ガイドピン8を下降させ、挿通部材7を上側電極3で板材15側に押圧した状態で通電し、板材15に、挿通部材7を溶着させる溶接装置であって、挿通部材7の端面7dの中央に係合凹部16を設け、その周囲に第1環状平面部17を設け、ガイドピン8の端面8aに、係合凹部16と係合できる係合凸部20を設け、その周囲に第2環状平面部21を設け、その外縁に肩部22を設ける。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
下側電極に当接するように配置した板材に形成した孔に、上下方向に移動可能なガイドピンを挿通させ、前記孔より大径のフランジを有する挿通部材の軸部を前記ガイドピンに当接させた後に、前記ガイドピンを下降させて、前記孔内に挿通部材を挿通させた後に、前記フランジを上側電極で前記板材側に押圧した状態で通電し、前記板材に、前記挿通部材を溶着させる溶接装置であって、
前記挿通部材の前記孔内に挿通する軸部の端面の中央に、円錐状の内面を有する係合凹部を設け、該係合凹部の周囲に平面状の第1環状平面部を設け、
前記ガイドピンの端面の中央に、前記係合凹部と係合できる係合凸部を設け、該係合凸部の周囲に平面状の第2環状平面部を設け、該第2環状平面部の外縁に、ガイドピンの軸芯から径方向の外側に向かう程下方に位置する肩部を設けたことを特徴とする溶接装置。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記挿通部材を、ウエルドボルトで構成したことを特徴とする請求項1記載の溶接装置。
【請求項3】
下側電極に当接するように配置した板材に形成した孔に、上下方向に移動可能なガイドピンを挿通させ、前記孔より大径のフランジを有する挿通部材を前記ガイドピンに当接させた後に、前記ガイドピンを下降させて、前記孔内に挿通部材を挿通させたるとともに、前記フランジを上側電極で前記板材側に押圧した状態で通電し、前記板材に、前記挿通部材を溶着させる溶接装置であって、
前記挿通部材の前記孔内に挿通する軸部の端面の中央に円錐状の係合凹部を設け、該係合凹部の周囲に第1環状平面部を設け、
前記ガイドピンの端面の中央に、前記係合凹部と係合できる係合凸部を設け、該係合凸部の周囲に第2環状平面部を設け、該第2環状平面部の外縁に、ガイドピンの軸芯から径方向の外側に向かう程下方に位置する肩部を設けた溶接装置を用い、
前記挿通部材の係合凹部と、前記ガイドピンの係合凸部を係合させるとともに、前記挿通部材の第1環状平面部と、前記ガイドピンの第2環状平面部を当接させた状態を維持して加圧通電し、前記板材に、前記挿通部材を溶着させる溶接方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、溶接装置、及び、溶接方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、金属製の板材にボルトを立てた状態で、ボルトを板材に対し溶接固定する方法として、ウエルドボルトを用いたプロジェクション溶接が採用されている。
【0003】
ウエルドボルトは、雄ネジを刻設された軸部と、軸部の端部に設けたフランジ部で構成され、フランジ部の軸部側面には複数の突起が設けられている。このウエルドボルトを、金属製の板材に形成した孔に挿通させ、フランジ部の突起を板材に当接させた状態で、加圧通電することで、突起を溶かして板材に、ウエルドボルトを溶着固定する溶接方法が用いられている。
【0004】
上下方向に昇降可能な上側電極と、上側方向に付勢されたガイドピンでウエルドボルトを挟持し、下側電極に当接した板材の孔にウエルドボルトを挿通させるとともに、フランジの突起を板材の表面に強く押し付けた状態で、上下電極間に通電することが、一般的に行われている。
【0005】
この上側電極と、上側方向に付勢されたガイドピンでウエルドボルトを挟持した際に、ウエルドボルトの軸ずれを防止するために、ウエルドボルトの軸部の底面に凹部を設け、ガイドピンの先部に、ウエルドボルトの凹部と篏合する円錐状の尖り部を形成し、相互を勘合させることが提案されている(特許文献1参照)。
【0006】
また、上側電極と、上側方向に付勢されたガイドピンでウエルドボルトを挟持した際に、ウエルドボルトの軸ずれを防止するために、ガイドピンの上端の中央部に底面が平面状の篏合凹部を形成し、該篏合凹部にウエルドボルトの先端を勘合させることが提案されている(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開昭62-127380号公報
実開平1-165181号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記特許文献1、2記載の方法では、ウエルドボルトの軸ずれは防止できるが、ウエルドボルトの傾きは防止、矯正できないため、分流(短絡)による溶接不具合や、ウエルドボルトの取付精度が悪化する虞がある。
【0009】
そこで、本発明は、ウエルドボルト等の挿通部材の軸ずれと、傾きの防止・矯正を行うことが出来る溶接装置と溶接方法を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記の課題を解決するために、本発明は、下側電極に当接するように配置した板材に形成した孔に、上下方向に移動可能なガイドピンを挿通させ、前記孔より大径のフランジを有する挿通部材の軸部を前記ガイドピンに当接させた後に、前記ガイドピンを下降させて、前記孔内に挿通部材を挿通させた後に、前記フランジを上側電極で前記板材側に押圧した状態で通電し、前記板材に、前記挿通部材を溶着させる溶接装置であって、
前記挿通部材の前記孔内に挿通する軸部の端面の中央に、円錐状の内面を有する係合凹部を設け、該係合凹部の周囲に平面状の第1環状平面部を設け、
前記ガイドピンの端面の中央に、前記係合凹部と係合できる係合凸部を設け、該係合凸部の周囲に平面状の第2環状平面部を設け、該第2環状平面部の外縁に、ガイドピンの軸芯から径方向の外側に向かう程下方に位置する肩部を設けたことを特徴とする溶接装置である。
(【0011】以降は省略されています)

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