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公開番号2025090266
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-17
出願番号2023205397
出願日2023-12-05
発明の名称ダイナミックダンパ
出願人株式会社三五
代理人個人,個人
主分類F16F 15/02 20060101AFI20250610BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】剛性が高く取付部材が変形しにくい、ダイナミックダンパを提案する。
【解決手段】被取付部品2に取付ける板状の第1取付部材3と第2取付部材4と、質量部材11と、両取付部材3,4と質量部材11との間に設けた弾性部材10と、を備え、第1取付部材3と第2取付部材4は、弾性部材10側において当接し、この当接部3b,4bから被取付部品2側に向かう程、相互に離間するようにした。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
被取付部品に取付ける板状の第１取付部材と第２取付部材と、質量部材と、前記両取付部材と前記質量部材との間に設けた弾性部材と、を備え、
前記第１取付部材と前記第２取付部材は、弾性部材側において当接し、この当接部から被取付部品側に向かう程、相互に離間するようにしたことを特徴とするダイナミックダンパ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、ダイナミックダンパに関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、自動車などの車両に搭載される排気管の振動を減衰するために、ダイナミックダンパが用いられている。
【０００３】
このダイナミックダンパは、排気管に取付ける取付部材を有し、この取付部材に弾性部材を設け、弾性部材の取付部材と反対側に質量部材を設けたものが知られている。
【０００４】
しかし、排気管からの熱により、弾性部材が軟化し、周波数特性が変化し、所望の性能を得られないおそれがあるという問題がある。
【０００５】
そこで、一対の側壁部の一端側で排気管を挟持し、他端を板材で連結し、コ字状に取付部材を形成し、側壁部の長さを大きくすることで、弾性部材を排気管から離し、弾性部材への熱影響を小さくすることが提案されている（特許文献１、２参照。）
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００６】
実開昭６３－１２６６３４号公報
実開平５－２４９１８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００７】
上記特許文献１、２記載のダイナミックダンパでは、取付部材がコ字状に形成されていることで剛性が低く、変形してしまうと、周波数特性が変化し、所望の性能を得られないおそれがあるという問題がある。
【０００８】
そこで、本発明は、剛性が高く取付部材が変形しにくい、ダイナミックダンパを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
前記の課題を解決するために、本発明は、被取付部品に取付ける板状の第１取付部材と第２取付部材と、質量部材と、前記両取付部材と前記質量部材との間に設けた弾性部材と、を備え、
前記第１取付部材と前記第２取付部材は、弾性部材側において当接し、この当接部から被取付部品側に向かう程、相互に離間するようにしたことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【００１０】
本発明は、前記第１取付部材と前記第２取付部材は、弾性部材側において当接し、この当接部から被取付部品側に向かう程、相互に離間するようにしたことにより、第１取付部材と第２取付部材と被取付部品により、三角形状のトラス構造が形成され、取付部材の剛性を従来技術のものよりも高くすることが出来、取付部材が変形しにくく、ダイナミックダンパの周波数特性を所望の性能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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