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公開番号
2025070609
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2023181068
出願日
2023-10-20
発明の名称
アクチュエータ
出願人
ニデックインスツルメンツ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H02K
33/12 20060101AFI20250424BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】磁気駆動回路のコイルと配線基板とを接続するコイル線の断線やショートのリスクを少なくし、且つ、部品点数の増大および組立工数の増大を抑制する。
【解決手段】アクチュエータ1のコイルホルダ30には、第1コイル配置穴31、第2コイル配置穴32が設けられた板部33にZ1方向から重なる非磁性のプレート40が取り付けられている。第1コイル配置穴31に配置される第1コイル61と、第2コイル配置穴32に配置される第2コイル62は、Z2方向の面が板部33と第2板部82との間の空間に露出する。第1コイル61および第2コイル62の中心から引き出された巻き始め側コイル線64は、第1コイル61および第2コイル62とプレート40との隙間Sを通り、配線基板5まで引き回されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
支持体および可動体と、前記支持体と前記可動体とに接続され、弾性および粘弾性の少なくとも一方を備える接続体と、前記可動体を前記支持体に対して相対移動させる磁気駆動回路と、を有し、
前記磁気駆動回路は、前記支持体に設けられたコイルと、前記可動体に設けられて前記コイルに第1方向で対向する磁石と、を備え、前記可動体を前記第1方向に対して交差する第2方向に駆動し、
前記支持体は、コイル配置穴が設けられた板部を備えるコイルホルダと、
前記板部に前記第1方向の一方側から重なる非磁性のプレートと、
前記コイルホルダの側面に固定される配線基板と、を備え、
前記可動体は、前記磁石を保持するヨークを備え、前記ヨークは、前記プレートの前記第1方向の一方側に位置する第1板部、前記板部の前記第1方向の他方側に位置する第2板部、および、前記第1板部と前記第2板部の両端を接続する一対の連結板部を備え、前記第1板部および前記第2板部の少なくとも一方に前記磁石が固定され、
前記コイルは、前記第1方向の他方側の面が前記板部と前記第2板部との間の空間に露出し、
前記コイルの中心から引き出されたコイル線は、前記コイルと前記プレートとの隙間を通り、前記配線基板まで引き回されることを特徴とするアクチュエータ。
続きを表示(約 890 文字)
【請求項2】
前記磁気駆動回路は、前記第2方向に並ぶ2個の前記コイルを備え、
前記板部には、前記第2方向に並ぶ2箇所の前記コイル配置穴が設けられ、
一方の前記コイルの中心から引き出したコイル線は、前記コイルと前記プレートとの隙間を通り、他方の前記コイルに接続されることを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ。
【請求項3】
前記コイルは、接着剤により前記プレートに固定されることを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ。
【請求項4】
前記コイル配置穴の前記第1方向の深さは、前記コイルの前記第1方向の厚さよりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ。
【請求項5】
前記コイルと前記プレートとの隙間に通された前記コイル線は、前記コイルの外周面に沿って前記板部の前記第1方向の他方側の表面に引き出され、前記板部に設けられた配線溝に収容されて前記配線基板まで引き回されることを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ。
【請求項6】
前記コイルホルダには、前記コイル配置穴の前記第2方向の両側を貫通する一対の開口部が設けられ、
前記一対の開口部には、前記一対の連結板部が配置され、
前記配線基板は、前記コイルホルダの前記第2方向の一方側の側面に配置され、
前記配線溝は、前記第2方向の一方側に位置する前記開口部の両側を通り、前記配線基板まで延びていることを特徴とする請求項5に記載のアクチュエータ。
【請求項7】
前記支持体は、前記コイルホルダに前記第1方向の一方側から重なる第1ケース部材と、前記コイルホルダに前記第1方向の他方側から重なる第2ケース部材を備え、
前記接続体は、前記第1ケース部材と前記第1板部との間において前記第1方向に圧縮された状態で挟まれる第1接続体、および、前記第2ケース部材と前記第2板部との間において前記第1方向に圧縮された状態で挟まれる第2接続体を備えることを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、可動体を振動させるアクチュエータに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、支持体および可動体と、可動体を支持体に接続する接続体と、可動体を支持体に対して相対移動させる磁気駆動回路を有するアクチュエータが記載される。支持体は、磁気駆動回路のコイルを保持するコイルホルダを備える。コイルホルダは、2箇所にコイル配置穴が設けられた板部を備える。コイル配置穴に配置されるコイルは、板部に一方側から重なる第1プレート、および、板部に他方側から重なる第2プレートに覆われている。可動体は、板部を囲むように組み立てられたヨークを備える。ヨークには、第1プレートを介してコイルに一方側から対向する第1磁石と、第2プレートを介してコイルに他方側から対向する第2磁石が固定される。
【0003】
磁気駆動回路のコイルからは、図示しないコイル線が引き出されており、コイルホルダの側面に固定された配線基板に接続される。特許文献1では、コイルホルダに取り付けた第1プレートおよび第2プレートによってコイル線が覆われている。従って、アクチュエータの駆動時の振動や落下衝撃が加わったときでも、コイル線が磁石に接触して断線やショートが発生することが防止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-195934号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では、コイルホルダに第1プレートおよび第2プレートを取り付けたことにより部品点数が多くなってしまっていた。しかしながら、コイル上面に重なるように引き回されたコイル線は、プレートを取り付けない場合にはコイル上面から浮いてしまう。その場合、コイル線が磁石に接触して断線やショートが発生するおそれがある。コイル線をコイル上面に接着固定すれば浮きを防止できるが、組立工数が増大してしまう。
【0006】
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、コイルと配線基板とを接続するコイル線の断線やショートのリスクを少なくし、且つ、部品点数の増大および組立工数の増大を抑制することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明に係るアクチュエータは、支持体および可動体と、前記支持体と前記可動体とに接続され、弾性および粘弾性の少なくとも一方を備える接続体と、前記可動体を前記支持体に対して相対移動させる磁気駆動回路と、を有し、前記磁気駆動回路は、前記支持体に設けられたコイルと、前記可動体に設けられて前記コイルに第1方向で対向する磁石と、を備え、前記可動体を前記第1方向に対して交差する第2方向に駆動し、前記支持体は、コイル配置穴が設けられた板部を備えるコイルホルダと、前記板部に前記第1方向の一方側から重なる非磁性のプレートと、前記コイルホルダの側面に固定される配線基板と、を備え、前記可動体は、前記磁石を保持するヨークを備え、前記ヨークは、前記プレートの前記第1方向の一方側に位置する第1板部、前記板部の前記第1方向の他方側に位置する第2板部、および、前記第1板部と前記第2板部の両端を接続する一対の連結板部を備え、前記第1板部および前記第2板部の少なくとも一方に前記
磁石が固定され、前記コイルは、前記第1方向の他方側の面が前記板部と前記第2板部との間の空間に露出し、前記コイルの中心から引き出されたコイル線は、前記コイルと前記プレートとの隙間を通り、前記配線基板まで引き回されることを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、コイルホルダの第1方向の一方側の面だけを非磁性のプレートで覆い、コイル線はプレートとコイルとの隙間を通るように引き回されている。このようにすると、駆動時の振動や落下衝撃が加わったときでも、コイル線が磁石やヨークに接触して断線やショートが発生することを防止できる。また、プレートは1か所のみ取り付ければよいので、プレートの数を最小限にすることができる。従って、部品点数の増大を抑制できる。さらに、コイル線の浮きを防止するためにコイル線をコイルに接着固定する工程を行う必要がないので、組立工数の増大を抑制できる。
【0009】
本発明において、前記磁気駆動回路は、前記第2方向に並ぶ2個の前記コイルを備え、前記板部には、前記第2方向に並ぶ2箇所の前記コイル配置穴が設けられ、一方の前記コイルの中心から引き出したコイル線は、前記コイルと前記プレートとの隙間を通り、他方の前記コイルに接続されることが好ましい。このようにすると、2個のコイルを接続するコイル線(渡り線)をプレートにより覆うことができるので、渡り線が磁石に接触して断線やショートが発生することを防止できる。
【0010】
本発明において、前記コイルは、接着剤により前記プレートに固定されることが好ましい。このようにすると、組立時に、予めプレートにコイルを位置決めして固定してから、プレートごとコイルホルダに組み付けることができる。従って、磁気駆動回路におけるコイルの位置精度を高めることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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