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公開番号2025069844
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-01
出願番号2023179817
出願日2023-10-18
発明の名称反射装置及び反射装置の製造方法
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01Q 15/14 20060101AFI20250423BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】液晶層の応答性を改善する反射装置及び反射装置の製造方法を提供する。
【解決手段】反射装置100は、第1表面101を含む第1電極基板10と、第1表面101から突出する第1壁部と、を含む第1構造50と、第1表面101に対向する第2表面201を含む第2電極基板20と、第2表面201から突出する第2壁部と、を含む第2構造60と、第1表面101と第2表面201との間に位置する液晶層と、を備える。第1壁部は、平面視においてx方向Dxに延びる複数の第1x壁部55と、x方向Dxにおいて隣り合う2つの第1x壁部55の間に位置する第1xスリット551と、を含む。第2壁部は、平面視においてx方向に交差するy方向Dyに延びる複数の第2y壁部66を含む。第2y壁部66は、少なくとも1つの第1xスリット551を通るようy方向Dyに延びている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
反射装置であって、
第1表面及び前記第1表面の反対側に位置する第1裏面を含む第1電極基板と、前記第1表面の法線方向に沿って前記第1表面から突出する第1壁部と、を含む第1構造と、
前記第1表面に対向する第2表面及び前記第2表面の反対側に位置する第2裏面を含む第2電極基板と、前記第2表面の法線方向に沿って前記第2表面から突出する第2壁部と、を含む第2構造と、
前記第1構造の前記第1表面と前記第2構造の前記第2表面との間に位置する液晶層と、を備え、
前記第1電極基板は、前記第1表面に位置する第1電極と、前記第1電極を支持する第1基板と、を含み、
前記第2電極基板は、前記第2表面に位置する第2電極と、前記第2電極を支持する第2基板と、を含み、
前記第1壁部は、平面視においてx方向に延びる複数の第1x壁部と、前記x方向において隣り合う2つの前記第1x壁部の間に位置する第1xスリットと、を含み、
前記第2壁部は、平面視において前記x方向に交差するy方向に延びる複数の第2y壁部を含み、
前記第2y壁部は、少なくとも1つの前記第1xスリットを通るよう前記y方向に延びている、反射装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記第2y壁部は、複数の前記第1xスリットを通るよう前記y方向に延びている、請求項1に記載の反射装置。
【請求項3】
前記第1壁部は、第1間隔を空けて前記y方向に並ぶ複数の前記第1x壁部を含み、
前記第2壁部は、第2間隔を空けて前記x方向に並ぶ複数の前記第2y壁部を含み、
前記第2間隔は、前記第1間隔よりも大きい、請求項1又は2に記載の反射装置。
【請求項4】
前記第1xスリットに位置する前記第2y壁部と前記第1x壁部との間の、前記x方向におけるギャップ(Gx)が、1.0μm以上である、請求項1又は2に記載の反射装置。
【請求項5】
前記x方向における前記第2y壁部の幅(W2y)に対する、前記ギャップ(Gx)の比率であるGx/W2yが、0.1以上1.0以下である、請求項4に記載の反射装置。
【請求項6】
前記第1表面の法線方向における前記第1x壁部の先端が、湾曲した、又は尖った形状を有する、請求項1又は2に記載の反射装置。
【請求項7】
前記第1壁部は、平面視において前記第1xスリットに重なり、前記第1x壁部の高さよりも小さい高さを有する第1xストッパを含み、
前記第1xストッパは、前記第2表面の法線方向における前記第2y壁部の先端に接している、請求項1又は2に記載の反射装置。
【請求項8】
前記第2壁部の表面に位置する配向膜を備える、請求項1又は2に記載の反射装置。
【請求項9】
反射装置の製造方法であって、
第2構造に液晶材料を充填する充填工程と、
前記液晶材料が充填された前記第2構造に第1構造を組み合わせる組み合わせ工程と、を備え、
前記第1構造は、第1表面及び前記第1表面の反対側に位置する第1裏面を含む第1電極基板と、前記第1表面の法線方向に沿って前記第1表面から突出する第1壁部と、を含み、
前記第2構造は、第2表面及び前記第2表面の反対側に位置する第2裏面を含む第2電極基板と、前記第2表面の法線方向に沿って前記第2表面から突出する第2壁部と、を含み、
前記第1電極基板は、前記第1表面に位置する第1電極と、前記第1電極を支持する第1基板と、を含み、
前記第2電極基板は、前記第2表面に位置する第2電極と、前記第2電極を支持する第2基板と、を含み、
前記第1壁部は、平面視においてx方向に延びる複数の第1x壁部と、前記x方向において隣り合う2つの前記第1x壁部の間に位置する第1xスリットと、を含み、
前記第2壁部は、平面視において前記x方向に交差するy方向に延びる複数の第2y壁部を含み、
前記充填工程においては、複数の前記第2y壁部によって区画された空間に前記液晶材料が充填され、
前記組み合わせ工程においては、前記第2y壁部が少なくとも1つの前記第1xスリットを通るよう、前記第1構造が前記第2構造に組み合わされる、反射装置の製造方法。
【請求項10】
前記第2構造に充填された前記液晶材料と前記第2壁部との間の空隙を除去する脱気工程を備える、請求項9に記載の反射装置の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示の実施形態は、反射装置及び反射装置の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
無線通信においては、電波を反射する反射板が用いられている。近年、電波の反射方向を任意な方向に変更可能な反射板の開発が進められている。本願においては、このような反射板が、反射装置とも称される。反射装置は、液晶材料を含む液晶層を備える。液晶層にバイアス電圧が印加されると、液晶層における分子配向が変化する。電波の反射方向は、液晶層における分子配向に応じて変化する。液晶層に印加するバイアス電圧を制御することにより、電波の反射方向が制御される。
【0003】
無線通信においては、液晶材料を利用して信号の位相を変調する移相器も知られている。このような移相器は、例えばフェーズドアレイアンテナに用いられている。特許文献1には、マイクロストリップ線路と、接地導体層と、液晶層と、を備える移相器が開示されている。特許文献1には、上記移相器を有するフェーズドアレイアンテナも開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-101511号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
電波を制御するための液晶層の厚みは、ディスプレイなどに用いられる液晶層の厚みに比べて大きい。厚みが大きくなるほど、液晶層の応答性が低下する。
【0006】
本開示の実施形態は、このような課題を効果的に解決し得る反射装置及び反射装置の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の実施形態は、以下の[1]~[14]に関する。
[1] 反射装置であって、
第1表面及び前記第1表面の反対側に位置する第1裏面を含む第1電極基板と、前記第1表面の法線方向に沿って前記第1表面から突出する第1壁部と、を含む第1構造と、
前記第1表面に対向する第2表面及び前記第2表面の反対側に位置する第2裏面を含む第2電極基板と、前記第2表面の法線方向に沿って前記第2表面から突出する第2壁部と、を含む第2構造と、
前記第1構造の前記第1表面と前記第2構造の前記第2表面との間に位置する液晶層と、を備え、
前記第1電極基板は、前記第1表面に位置する第1電極と、前記第1電極を支持する第1基板と、を含み、
前記第2電極基板は、前記第2表面に位置する第2電極と、前記第2電極を支持する第2基板と、を含み、
前記第1壁部は、平面視においてx方向に延びる複数の第1x壁部と、前記x方向において隣り合う2つの前記第1x壁部の間に位置する第1xスリットと、を含み、
前記第2壁部は、平面視において前記x方向に交差するy方向に延びる複数の第2y壁部を含み、
前記第2y壁部は、少なくとも1つの前記第1xスリットを通るよう前記y方向に延びている、反射装置。
【0008】
[2] [1]に記載の反射装置において、前記第2y壁部は、複数の前記第1xスリットを通るよう前記y方向に延びていてもよい。
【0009】
[3] [1]又は[2]に記載の反射装置において、前記第1壁部は、第1間隔を空けて前記y方向に並ぶ複数の前記第1x壁部を含んでいてもよく、前記第2壁部は、第2間隔を空けて前記x方向に並ぶ複数の前記第2y壁部を含んでいてもよく、前記第2間隔は、前記第1間隔よりも大きくてもよい。
【0010】
[4] [1]~[3]のいずれか1つに記載の反射装置において、前記第1xスリットに位置する前記第2y壁部と前記第1x壁部との間の、前記x方向におけるギャップ(Gx)が、1.0μm以上であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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