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公開番号2025069762
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-01
出願番号2023179682
出願日2023-10-18
発明の名称ロック装置の制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H02J 7/00 20060101AFI20250423BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】充電コネクタの種類の判別が未完了でもロック機構をアンロックとすること。
【解決手段】ECUは、給電設備の充電コネクタを車両のインレットに固定するロック機構の制御装置である。ECUは、CPUと、充電コネクタがインレットに接続されているか否か、および、充電コネクタが直流用であるか交流用であるかを示す信号を出力する検知部からの信号を受信するインターフェースとを備える。CPUは、インターフェースで受信された信号を用いてインレットに接続されている充電コネクタが交流用/直流用かを判定し(S112)、充電コネクタが交流用/直流用のいずれであるかが判定された後は、交流用および直流用のいずれと判定されたかで異なる条件に従ってロック装置をアンロックとする(S116~8)一方、充電コネクタが交流用/直流用のいずれであるかが判定される前は、交流用の条件に従ってロック装置をアンロックとする(S113,4)。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
給電装置の充電コネクタを車両のインレットに固定するロック装置の制御装置であって、
前記制御装置は、
プロセッサと、
前記充電コネクタが前記インレットに接続されているか否か、および、前記充電コネクタが直流用であるか交流用であるかを示す信号を出力する検知部からの信号を受信する受信部とを備え、
前記プロセッサは、
前記受信部で受信された信号を用いて前記インレットに接続されている前記充電コネクタが交流用か直流用かを判定し、
前記充電コネクタが前記交流用および前記直流用のいずれであるかが判定された後は、前記交流用および前記直流用のいずれと判定されたかで異なる条件に従って前記ロック装置をアンロック状態とする一方、前記充電コネクタが前記交流用および前記直流用のいずれであるかが判定される前は、前記交流用の条件に従って前記ロック装置をアンロック状態とする、ロック装置の制御装置。
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
前記プロセッサは、
前記充電コネクタが前記直流用であると判定されたときに、前記充電コネクタがアンロック状態である場合、前記ロック装置をロック状態とする、請求項1に記載のロック装置の制御装置。
【請求項3】
前記プロセッサは、
前記充電コネクタが前記交流用であると判定されたときに、前記ロック装置をロック状態とする操作に応じて、前記ロック装置をロック状態とする、請求項1または請求項2に記載のロック装置の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この開示は、ロック装置の制御装置に関し、特に、給電装置の充電コネクタを車両のインレットに固定するロック装置の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両のインレットに取付けられた充電コネクタの種類に応じてロック機構を適切に制御する技術があった(たとえば、特許文献1参照)。この技術においては、ECUは、パイロット信号CPLTおよびコネクタ接続信号PISWを取得し、充電コネクタが取り付けられると、充電コネクタの種類を判定する。ECUは、取り付けられた充電コネクタの種類に対応した機能があると、充電コネクタをロック状態に制御し、取り付けられた充電コネクタに対応した制御を実行する。ECUは、取り付けられた充電コネクタの種類に対応した機能がないと、充電コネクタのアンロック状態を維持する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-59944号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
図5は、従来のコネクタ接続に関するタイミングチャートである。図5を参照して、特許文献1の技術では、充電コネクタが接続されたときにロック状態に制御し、その後、パイロット信号CPLTによって充電コネクタの種類を判別する。AC充電である場合は、アンロック操作が行われると、充電コネクタをアンロック状態に制御し、DC充電である場合は、アンロック操作が行われても、充電コネクタをアンロック状態に制御しない。しかし、充電コネクタの種類の判別が完了するまでは、AC充電であるか否かに関わらずアンロック状態とすることができない可能性がある。
【0005】
この開示は、上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は、充電コネクタの種類の判別が完了していない場合であっても、充電コネクタのロック装置をアンロック状態とすることが可能な、ロック装置の制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この開示に係るロック装置の制御装置は、給電装置の充電コネクタを車両のインレットに固定するロック装置の制御装置である。制御装置は、プロセッサと、充電コネクタがインレットに接続されているか否か、および、充電コネクタが直流用であるか交流用であるかを示す信号を出力する検知部からの信号を受信する受信部とを備える。プロセッサは、受信部で受信された信号を用いてインレットに接続されている充電コネクタが交流用か直流用かを判定し、充電コネクタが交流用および直流用のいずれであるかが判定された後は、交流用および直流用のいずれと判定されたかで異なる条件に従ってロック装置をアンロック状態とする一方、充電コネクタが交流用および直流用のいずれであるかが判定される前は、交流用の条件に従ってロック装置をアンロック状態とする。
【0007】
このような構成によれば、充電コネクタの種類の判別が完了していない場合であっても、充電コネクタのロック装置をアンロック状態とすることが可能な、ロック装置の制御装置を提供することができる。
【0008】
プロセッサは、充電コネクタが直流用であると判定されたときに、充電コネクタがアンロック状態である場合、ロック装置をロック状態とするようにしてもよい。
【0009】
従来の直流用の充電コネクタは、接続確認が行われたときにロック状態とされる。そのロック状態は、充電が開始されるまで維持される。しかし、上述の構成によれば、直流用の充電コネクタである場合でも、接続確認後にアンロック状態とされる可能性がある。このような構成によれば、充電コネクタが直流用であると判定されたときに、改めてロック状態とされる。その結果、充電コネクタがロック状態とされた後に充電が開始するようにできる。
【0010】
プロセッサは、充電コネクタが交流用であると判定されたときに、ロック装置をロック状態とする操作に応じて、ロック装置をロック状態とするようにしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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