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公開番号2025069509
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-01
出願番号2023179260
出願日2023-10-18
発明の名称平板状電線の接続構造
出願人古河電気工業株式会社,古河AS株式会社
代理人個人,個人
主分類B60R 16/02 20060101AFI20250423BHJP(車両一般)
要約【課題】信号線を含む平板状電線に対する外部からの電磁的なノイズの影響を一層低減し得る平板状電線の接続構造を提供する。
【解決手段】平板状電線11は、2つの電子機器13,14のそれぞれの信号回路13S,14Sに両端で電気的に繋がれた少なくとも1つの信号線S1,S2と、信号線S1,S2を挟んで両側に並び信号線S1,S2と同方向に延びる一対のグラウンド線G1,G2と、を含む少なくとも1の導線ユニットU1を備え、一対のグラウンド線G1,G2の一方の端部G1e1,G2e1は、何れも一の電子機器13のグラウンド回路13Gに電気的に繋がれ、他方の端部G1e2,G2e2は、何れも又は何れかが、他の電子機器14のグラウンド回路14Gに電気的に繋がれていない。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
2つの電子機器間を電気的に繋ぐ平板状電線の接続構造であって、
前記平板状電線は、前記2つの電子機器のそれぞれの信号回路に両端で電気的に繋がれた少なくとも1つの信号線と、該信号線を挟んで両側に並び前記信号線と同方向に延びる一対のグラウンド線と、を含む少なくとも1の導線ユニットを備え、
前記一対のグラウンド線の一方の端部は、何れも前記2つの電子機器のうちの一の電子機器のグラウンド回路に電気的に繋がれており、前記一対のグラウンド線の他方の端部は、何れも又は何れかが、前記2つの電子機器のうちの他の電子機器のグラウンド回路に電気的に繋がれていない、平板状電線の接続構造。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記導線ユニットにおいて、前記信号線が2つ以上前記並び方向に並んでいる、請求項1に記載の平板状電線の接続構造。
【請求項3】
前記導線ユニットにおいて、前記一対のグラウンド線の間に1つ以上の一般電気配線が前記信号線と並んで同方向に延びている、請求項1に記載の平板状電線の接続構造。
【請求項4】
前記平板状電線が、前記導線ユニットにおける前記信号線及び前記グラウンド線の並び方向とも延び方向とも交差する方向の何れか一方または双方に配されたシールド材と、を備える、請求項1に記載の平板状電線の接続構造。
【請求項5】
前記シールド材が一対、前記導線ユニットにおける前記信号線及び前記グラウンド線の並び方向とも延び方向とも交差する方向の双方に配されており、
前記一対のシールド材の一方の端部は、何れも前記2つの電子機器のうちの一又は他の電子機器のグラウンド回路に電気的に繋がれており、前記一対のシールド材の他方の端部は、何れも又は何れかが、前記2つの電子機器のうちの残りの電子機器のグラウンド回路に電気的に繋がれていない、請求項4に記載の平板状電線の接続構造。
【請求項6】
前記平板状電線がフラットケーブルである、請求項1に記載の平板状電線の接続構造。
【請求項7】
前記平板状電線が、固定体及び回転体とともに回転コネクタ装置を構成し、かつ、前記固定体と前記回転体との間の収容空間に全部又は一部が収容されており、
前記2つの電子機器が、車両用のステアリングのECUと、車両側のECUまたはコンビネーションスイッチ装置と、である、請求項6に記載の平板状電線の接続構造。
【請求項8】
前記2つの電子機器が、車両用のスライドドアのECUと、車両側のECUと、である、請求項6に記載の平板状電線の接続構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、フラットケーブルを代表とする平板状電線の接続構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、車両の電気接続には、平板状電線が利用されている。例えば、自動車に搭載されているステアリングは、中立位置から時計回りと反時計回りとに回転するため、ステアリングと車両との間を電気的に繋ぐには回転コネクタ装置が用いられており、当該回転コネクタ装置内で固定体と回転体とを繋ぐ配線として、平板状電線が用いられている。その他、スライドドアと車両との間や、スライドシートと車両との間等、可動物と固定物との間を電気的に繋ぐのに、平板状電線が好適に利用されている。
【0003】
平板状電線には、FPC(フレキシブル プリンテッド サーキット)やFFC(フレキシブル フラット ケーブル)等があるが、取り扱い容易性やコネクタ部の信頼性、さらにコスト面から、いわゆるフラットケーブルが多く使用されている。以下、単に「フラットケーブル」と述べた場合には、特に断りのない限り、FPC及びFFCの双方を含めた概念とする。
【0004】
一方、車両においては、様々な目的から電装品や車両制御装置等多くの電子機器が車載されるようになっており、これら電子機器に各種信号を送るために、電子機器間を信号線で繋ぐ必要がある。この信号線を含むフラットケーブルに耐ノイズ性を持たせるために、信号線の両側に並び信号線と同方向に延びる一対のグラウンド線を配したシールドフラットケーブルが用いられている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
【0005】
このようなシールドフラットケーブルは、一対のグラウンド線で信号線が挟まれた状態になっているため、外部からの電磁的なノイズの影響を信号線が受けることを抑制することができる。しかし、信号線を流れる電流はごく微量であり、小さなノイズであっても影響を受ける懸念があるので、フラットケーブルにおいては、より一層のノイズ低減対策が望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
WO2009/130859
特開2013-80624号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、信号線を含む平板状電線に対する外部からの電磁的なノイズの影響を一層低減し得る平板状電線の接続構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的は、以下の本発明の一態様によって解決される。即ち、本発明の一態様の平板状電線の接続構造は、2つの電子機器間を電気的に繋ぐ平板状電線の接続構造であって、
前記平板状電線は、前記2つの電子機器のそれぞれの信号回路に両端で電気的に繋がれた少なくとも1つの信号線と、該信号線を挟んで両側に並び前記信号線と同方向に延びる一対のグラウンド線と、を含む少なくとも1の導線ユニットを備え、
前記一対のグラウンド線の一方の端部は、何れも前記2つの電子機器のうちの一の電子機器のグラウンド回路に電気的に繋がれており、前記一対のグラウンド線の他方の端部は、何れも又は何れかが、前記2つの電子機器のうちの他の電子機器のグラウンド回路に電気的に繋がれていない。
【0009】
上記本発明の一態様においては、前記導線ユニットにおいて、前記信号線が2つ以上前記並び方向に並んでいてもよい。
【0010】
上記本発明の一態様においては、前記導線ユニットにおいて、前記一対のグラウンド線の間に1つ以上の一般電気配線が前記信号線と並んで同方向に延びていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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