TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025065942
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-22
出願番号
2023175487
出願日
2023-10-10
発明の名称
端子付き電線、ワイヤハーネス、端子付き電線の製造方法
出願人
古河電気工業株式会社
,
古河AS株式会社
代理人
個人
主分類
H01R
4/18 20060101AFI20250415BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】 接続強度と接続抵抗を両立することが可能な端子付き電線等を提供する。
【解決手段】 端子付き電線10は、端子1に被覆導線11が圧着されて電気的に接続されて構成される。導線圧着部7の長手方向の寸法A(mm)は、被覆部15を除去した際に外周に露出する圧着前の導線13の総周長をB(mm)、導線13の引張強さをC(MPa)、導線圧着部7が導線13に圧着された状態での導線圧着部7の導線13の周方向の寸法と導線13の周長との比(圧着後において導線圧着部7に覆われている導線13の周長/圧着された後の導線圧着部7における導線13の全周長)をD、導線圧着部7と導線13との接続強度をE(N)としたとき、4≦(A×B×C×D)/E≦20の条件を満たすように設定される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
端子に被覆導線が圧着された端子付き電線であって、
前記被覆導線は、抗張力体と導線が被覆部で被覆されており、
前記端子は、前記被覆導線の先端の前記被覆部から露出する前記導線が圧着される圧着部を具備し、
前記圧着部で圧着される前記導線の長手方向の寸法をA(mm)、前記被覆部を除去した際に外周に露出する圧着前の前記導線の総周長をB(mm)、前記導線の引張強さをC(MPa)、前記圧着部が前記導線に圧着された状態での前記圧着部の前記導線の周方向の寸法と前記導線の全体の周長との比をD、前記圧着部と前記導線との接続強度をE(N)としたとき、4≦(A×B×C×D)/E≦20の条件を満たすことを特徴とする端子付き電線。
続きを表示(約 870 文字)
【請求項2】
電線の断面積が0.35sq以下であることを特徴とする請求項1記載の端子付き電線。
【請求項3】
前記導線は、前記抗張力体の外周部に配置される素線からなることを特徴とする請求項1記載の端子付き電線。
【請求項4】
請求項1に記載の端子付き電線を含む複数の端子付き電線が束ねられていることを特徴とするワイヤハーネス。
【請求項5】
端子付き電線の製造方法であって、
端子は、オープンバレル型であって、少なくとも導線を圧着可能な圧着部を有し、
前記圧着部のバレル片の端部同士を接合することなく丸めて、
略筒状の前記圧着部に、被覆導線の被覆部の先端から露出する導線を挿入して、前記圧着部で前記導線を圧着し、
前記圧着部の長手方向の寸法をA(mm)、前記被覆部を除去した際に外周に露出する前記導線の総周長をB(mm)、前記導線の引張強さをC(MPa)、前記圧着部が前記導線に圧着された状態での前記圧着部の前記導線の周方向の寸法と前記導線の全体の周長との比をD、前記圧着部と前記導線との接続強度をE(N)としたとき、4≦(A×B×C×D)/E≦20の条件を満たすことを特徴とする端子付き電線の製造方法。
【請求項6】
端子付き電線の製造方法であって、
端子は、少なくとも導線を圧着可能な圧着部を有し、前記圧着部は略筒状に形成され、
略筒状の前記圧着部に、被覆導線の被覆部の先端から露出する導線を挿入して、前記圧着部で圧着し、
前記圧着部の長手方向の寸法をA(mm)、前記被覆部を除去した際に外周に露出する前記導線の総周長をB(mm)、前記導線の引張強さをC(MPa)、前記圧着部が前記導線に圧着された状態での前記圧着部の前記導線の周方向の寸法と前記導線の全体の周長との比をD、前記圧着部と前記導線との接続強度をE(N)としたとき、4≦(A×B×C×D)/E≦20の条件を満たすことを特徴とする端子付き電線の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば自動車等に用いられる端子付き電線等に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
通常、自動車用ワイヤハーネスは、被覆導線の導体に圧着端子が接続された後に束ねられて、自動車等の信号線などとして配索される。一般的な被覆導線と圧着端子は、被覆導線の先端部の被覆が除去され、露出させた導体と導線圧着部とが圧着され、被覆部が被覆圧着部で圧着されて接続される。自動車用ワイヤハーネスはこの導線圧着部の接続強度と被覆圧着部の接続強度の合算で、圧着端子と被覆導線の接続強度の要求を満足させている。
【0003】
導線圧着部としては、例えば、一対のバレル片を折り曲げて、導線に食い込ませるようにして圧着を行う、いわゆるオープンバレル型や、筒状に形成した導線圧着部に導線を挿入して圧着を行うことで、圧着部を封止することを可能とした筒状の圧着部などが提案されている(例えば、特許文献1、2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-89834号公報
特開2016-46171号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、特に、自動車分野においては、CASE等の対応により、ECUやセンサ類等が増加し、これに伴い使用する電線本数の増加が著しい。このような中、ワイヤハーネスの線径増大が課題となる。このため、自動車用電線のさらなる細径化が求められている。例えば、従来の一般的な0.35sq(sq:mm
2
の意味)以下の細径の電線が求められている。
【0006】
このように、特に細径の電線を圧着する際、例えば、特許文献1のような一般的なオープンバレル型の端子では、通常、接続強度を高めるため及び接続抵抗を下げるために強圧着を行う必要がある。このため、バレル片の先端が導線に強く食い込み、導線を構成する素線のばらけや破断のおそれがあり、接続強度の低下と電気抵抗の悪化の要因となる。また、接続強度を向上させるため、内部に抗張力線を有する被覆導線を用いる方法があるが、この場合でも、バレル片の先端が導線に食い込むため、導体と抗張力線とが一体で圧着されず、接続強度の低下等の要因となる。
【0007】
一方、特許文献2のような筒型の端子のように、導線を略円形に全周から圧着する方法では、オープンバレル型のような食い込みは抑制されるが、接続強度を高めるため及び接続抵抗を下げるために、導線を強く圧着すると、内部の導線の伸びと、端子の圧着部の伸びとが周方向で均一とならず、却って接続強度の低下の懸念がある。しかし、弱圧着とすると、接続強度が十分得られず、接続抵抗も上昇するおそれがある。
【0008】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、接続強度と接続抵抗を両立することが可能な端子付き電線等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前述した目的を達するために第1の発明は、端子に被覆導線が圧着された端子付き電線であって、前記被覆導線は、抗張力体と導線が被覆部で被覆されており、前記端子は、前記被覆導線の先端の前記被覆部から露出する前記導線が圧着される圧着部を具備し、前記導線は、前記抗張力体の外周部に配置される素線からなり、前記圧着部で圧着される前記導線の長手方向の寸法をA(mm)、前記被覆部を除去した際に外周に露出する圧着前の前記導線の総周長をB(mm)、前記導線の引張強さをC(MPa)、前記圧着部が前記導線に圧着された状態での前記圧着部の前記導線の周方向の寸法と前記導線の全体の周長との比をD、前記圧着部と前記導線との接続強度をE(N)としたとき、4≦(A×B×C×D)/E≦20の条件を満たすことを特徴とする端子付き電線である。
【0010】
電線の断面積が0.35sq以下であることが望ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
超音波接合
8日前
日星電気株式会社
平型電線
17日前
株式会社GSユアサ
蓄電設備
16日前
株式会社FLOSFIA
半導体装置
14日前
株式会社村田製作所
電池
14日前
日星電気株式会社
ケーブルの接続構造
14日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
7日前
株式会社村田製作所
電池
15日前
シチズン電子株式会社
発光装置
7日前
株式会社村田製作所
電池
14日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
16日前
株式会社村田製作所
電池
14日前
キヤノン株式会社
無線通信装置
9日前
株式会社東京精密
ワーク保持装置
20日前
住友電装株式会社
コネクタ
15日前
住友電装株式会社
コネクタ
14日前
トヨタバッテリー株式会社
組電池
1日前
ローム株式会社
半導体装置
15日前
株式会社アイシン
電池
7日前
富士電機株式会社
半導体モジュール
15日前
オムロン株式会社
スイッチング素子
15日前
芝浦メカトロニクス株式会社
基板処理装置
15日前
三菱電機株式会社
半導体装置
1日前
KDDI株式会社
伸展マスト
16日前
株式会社村田製作所
二次電池
15日前
日東電工株式会社
スイッチ装置
15日前
ローム株式会社
半導体発光装置
20日前
TDK株式会社
電子部品
14日前
ローム株式会社
半導体発光装置
20日前
TDK株式会社
電子部品
9日前
日東電工株式会社
スイッチ装置
15日前
株式会社SUBARU
電池モジュール
16日前
三桜工業株式会社
冷却器
14日前
株式会社豊田中央研究所
二次電池
14日前
TDK株式会社
全固体電池
8日前
トヨタバッテリー株式会社
二次電池セル
15日前
続きを見る
他の特許を見る