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公開番号
2025068029
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-24
出願番号
2025024003,2021056156
出願日
2025-02-18,2021-03-29
発明の名称
光ファイバ
出願人
古河電気工業株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
G02B
6/02 20060101AFI20250417BHJP(光学)
要約
【課題】低伝送損失でありながら比較的安価な光ファイバを提供すること。
【解決手段】光ファイバは、コア部と、前記コア部の外周を取り囲み、前記コア部の最大屈折率よりも低い屈折率であり、屈折率を低下させるドーパントを含むクラッド部と、を備え、前記クラッド部の外径が112μm以上118μm以下であり、ケーブルカットオフ波長が1530nm以下であり、波長1550nmにおける伝送損失が0.18dB/km以下であり、屈折率プロファイルがステップ型であり、前記コア部は、当該光ファイバのなかで平均の屈折率が最大であるセンタコアを有し、前記センタコアの平均の屈折率の純石英ガラスの屈折率に対する比屈折率差が-0.15%以上0.17%以下であり、前記クラッド部の平均の屈折率の純石英ガラスの屈折率に対する比屈折率差が-0.33%以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
コア部と、
前記コア部の外周を取り囲み、前記コア部の最大屈折率よりも低い屈折率であり、屈折率を低下させるドーパントを含むクラッド部と、
を備え、
前記クラッド部の外径が112μm以上118μm以下であり、
ケーブルカットオフ波長が1530nm以下であり、
波長1550nmにおける伝送損失が0.18dB/km以下であり、
屈折率プロファイルがステップ型であり、
前記コア部は、当該光ファイバのなかで平均の屈折率が最大であるセンタコアを有し、
前記センタコアの平均の屈折率の純石英ガラスの屈折率に対する比屈折率差が-0.15%以上0.17%以下であり、
前記クラッド部の平均の屈折率の純石英ガラスの屈折率に対する比屈折率差が-0.33%以下である
光ファイバ。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
コア部と、
前記コア部の外周を取り囲み、前記コア部の最大屈折率よりも低い屈折率であり、屈折率を低下させるドーパントを含むクラッド部と、
を備え、
前記クラッド部の外径が70μm以上120μm以下であり、
ケーブルカットオフ波長が1530nm以下であり、
波長1550nmにおける伝送損失が0.18dB/km以下であり、
屈折率プロファイルがW型であり、
前記コア部は、当該光ファイバのなかで平均の屈折率が最大であるセンタコアを有し、
前記センタコアの平均の屈折率の純石英ガラスの屈折率に対する比屈折率差が-0.15%以上0.17%以下であり、
前記コア部はゲルマニウムを含まず、
前記クラッド部の平均の屈折率の純石英ガラスの屈折率に対する比屈折率差が-0.13%以下であり、
前記コア部は、前記センタコアの外周を取り囲むように形成されており、屈折率が前記クラッド部の屈折率よりも小さいディプレスト層を有し、
前記ディプレスト層の平均の屈折率の純石英ガラスの屈折率に対する比屈折率差が-0.63%以上-0.25%以下である
光ファイバ。
【請求項3】
コア部と、
前記コア部の外周を取り囲み、前記コア部の最大屈折率よりも低い屈折率であり、屈折率を低下させるドーパントを含むクラッド部と、
を備え、
前記クラッド部の外径が80μm以上100μm以下であり、
ケーブルカットオフ波長が1530nm以下であり、
波長1550nmにおける伝送損失が0.18dB/km以下であり、
屈折率プロファイルがトレンチ型であり、
前記コア部は、当該光ファイバのなかで平均の屈折率が最大であるセンタコアを有し、
前記センタコアの平均の屈折率の純石英ガラスの屈折率に対する比屈折率差が-0.15%以上0.17%以下であり、
前記コア部はゲルマニウムを含まず、
前記クラッド部の平均の屈折率の純石英ガラスの屈折率に対する比屈折率差が-0.14%以下であり、
前記コア部は、中間層を挟んで前記センタコアの外周を取り囲むように形成されており、屈折率が前記クラッド部の屈折率よりも小さいトレンチ層を有し、
前記トレンチ層の平均の屈折率の純石英ガラスの屈折率に対する比屈折率差が-0.71%以上-0.31%以下である
光ファイバ。
【請求項4】
波長1550nmにおける有効コア断面積が150μm
2
以下である
請求項1~3のいずれか一つに記載の光ファイバ。
【請求項5】
波長1550nmにおける有効コア断面積が50μm
2
以上である
請求項1~4のいずれか一つに記載の光ファイバ。
【請求項6】
前記クラッド部の少なくとも一部が、フッ素またはホウ素を含む石英ガラスからなる
請求項1~5のいずれか一つに記載の光ファイバ。
【請求項7】
前記コア部は、純石英ガラス、または塩素、フッ素、ゲルマニウム、カリウム、およびナトリウムのうち1つ以上を含む石英ガラスからなり当該光ファイバのなかで平均の屈折率が最大であるセンタコアを有する
請求項1~6のいずれか一つに記載の光ファイバ。
【請求項8】
前記クラッド部の外周を取り囲む被覆層を備え、前記被覆層の外径が210μm以下である
請求項1~7のいずれか一つに記載の光ファイバ。
【請求項9】
前記被覆層は、前記クラッド部の外周を取り囲むプライマリ層と、前記プライマリ層の外周を取り囲むセカンダリ層とを備え、前記プライマリ層の厚さが10μm以上である
請求項8に記載の光ファイバ。
【請求項10】
ITU-T G.652で定義される規格に準拠する特性を有しかつ外径が125μmのクラッド部の外周に厚さが62.5μmの被覆層を有する標準光ファイバの波長1550nmにおけるマイクロベンド損失で規格化した規格化マイクロベンド損失が、波長1550nmにおいて20以下である
請求項1~9のいずれか一つに記載の光ファイバ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光ファイバに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
ガラスの屈折率を低下させるフッ素のようなドーパントをクラッド部にドープすることで、超低伝送損失を実現する光ファイバが開示されている(特許文献1)。この種のクラッド部の屈折率を低下させた光ファイバでは、コア部にドープするドーパントを減らす、あるいはほぼなくすことが可能である。その結果、コア部におけるドーパントの濃度分布に起因するレイリー散乱損失を低減させることで、超低伝送損失の光ファイバを実現することができる。この種の光ファイバでは、たとえば、屈折率を低下させるドーパントを含まない石英ガラスからなるクラッド部を有する光ファイバでは実現困難であった、波長1550nmで0.18dB/km以下の伝送損失を実現することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6690296号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、フッ素や、ガラスの屈折率を下げる他のドーパントであるホウ素のような、比較的高価で取り扱いの難しいドーパントをクラッド部にドープすると、クラッド部の材料コストや製造コストが上昇し、結果として光ファイバが高価になるという問題がある。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、その目的は、低伝送損失でありながら比較的安価な光ファイバを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様は、コア部と、前記コア部の外周を取り囲み、前記コア部の最大屈折率よりも低い屈折率であり、屈折率を低下させるドーパントを含むクラッド部と、を備え、前記クラッド部の外径が70μm以上120μm以下であり、ケーブルカットオフ波長が1530nm以下であり、波長1550nmにおける伝送損失が0.18dB/km以下である、光ファイバである。
【0007】
波長1550nmにおける有効コア断面積が150μm
2
以下であるものでもよい。
【0008】
波長1550nmにおける有効コア断面積が50μm
2
以上であるものでもよい。
【0009】
前記クラッド部の少なくとも一部が、フッ素またはホウ素を含む石英ガラスからなるものでもよい。
【0010】
前記コア部は、純石英ガラス、または塩素、フッ素、ゲルマニウム、カリウム、およびナトリウムのうち1つ以上を含む石英ガラスからなり当該光ファイバのなかで平均の屈折率が最大であるセンタコアを有するものでもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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