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公開番号2025068877
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-30
出願番号2023178963
出願日2023-10-17
発明の名称トレイ
出願人株式会社丸三
代理人個人,個人
主分類B65D 1/34 20060101AFI20250422BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】包装容器を分解しやすいトレイを提供する。
【解決手段】トレイ10は、平板状の基部11と、基部11の第1面11aから凹む収容凹部12と、第1面11aから突出する嵌合凸部13と、第1面11aから凹む嵌合凹部14と、基部11の周縁部に設けられた第1切欠15とを有している。収容凹部12は、嵌合凸部13と嵌合凹部14との間に位置している。嵌合凸部13、収容凹部12、及び嵌合凹部14が並ぶ方向を第1方向とし、基部11の板厚方向及び第1方向と直交する方向を第2方向とする。嵌合凸部13及び嵌合凹部14は、第2方向に沿って延びるとともに第1方向における収容凹部12の中心を通過する第1仮想線L1に対して線対称な位置に設けられている。第1切欠15は、第1方向に沿って延びるとともに第2方向における収容凹部12の中心を通過する第2仮想線L2に対して非線対称に設けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
平板状の基部と、
前記基部の第1面から凹む収容凹部と、
前記第1面から突出する嵌合凸部と、
前記第1面から凹む嵌合凹部と、
前記基部の周縁部に設けられた切欠と、
を有し、
前記収容凹部は、前記嵌合凸部と前記嵌合凹部との間に位置しており、
前記嵌合凸部、前記収容凹部、及び前記嵌合凹部が並ぶ方向を第1方向とし、前記基部の板厚方向及び前記第1方向と直交する方向を第2方向としたとき、
前記嵌合凸部及び前記嵌合凹部は、前記第2方向に沿って延びるとともに前記第1方向における前記収容凹部の中心を通過する第1仮想線に対して線対称な位置に設けられており、
前記切欠は、前記第1方向に沿って延びるとともに前記第2方向における前記収容凹部の中心を通過する第2仮想線に対して非線対称に設けられていることを特徴とするトレイ。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記基部の前記第1面から凹むとともに前記第2方向における前記基部の全体に亘って延在する溝部を有し、
前記溝部は、前記第1方向において前記嵌合凸部と前記収容凹部との間、及び前記嵌合凹部と前記収容凹部との間に位置している請求項1に記載のトレイ。
【請求項3】
前記基部から前記第1方向に延出する第1部位及び前記第1部位の先端部から前記第2方向に延出する第2部位を有する引掛部を有し、
前記引掛部は、他の前記トレイと組み付けられた状態において前記他のトレイの前記引掛部とともに引掛孔を区画する請求項1に記載のトレイ。
【請求項4】
前記嵌合凸部として第1嵌合凸部と第2嵌合凸部とを有し、
前記嵌合凹部として第1嵌合凹部と第2嵌合凹部とを有し、
前記第1嵌合凸部及び前記第2嵌合凸部は、前記第1仮想線及び前記第2仮想線の交点を中心とした点対称な位置に設けられ、
前記第1嵌合凹部及び前記第2嵌合凹部は、前記交点を中心とした点対称な位置に設けられている請求項1に記載のトレイ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、トレイに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、2つの緩衝部材によって構成される包装容器が記載されている。各緩衝部材には、嵌合凸部及び嵌合凹部が設けられている。一方の緩衝部材に他方の緩衝部材が重ねられることにより、一方の緩衝部材の嵌合凸部が他方の緩衝部材の嵌合凹部に嵌合するとともに、一方の緩衝部材の嵌合凹部に他方の緩衝部材の嵌合凸部が嵌合する。このように2つの緩衝部材が凹凸嵌合によって組み付けられることにより、包装容器が形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平8-058863号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような包装容器では、2つの緩衝部材を引き離すことにより包装容器を分解する際の分解しやすさが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記問題点を解決するためのトレイは、平板状の基部と、前記基部の第1面から凹む収容凹部と、前記第1面から突出する嵌合凸部と、前記第1面から凹む嵌合凹部と、前記基部の周縁部に設けられた切欠と、を有し、前記収容凹部は、前記嵌合凸部と前記嵌合凹部との間に位置しており、前記嵌合凸部、前記収容凹部、及び前記嵌合凹部が並ぶ方向を第1方向とし、前記基部の板厚方向及び前記第1方向と直交する方向を第2方向としたとき、前記嵌合凸部及び前記嵌合凹部は、前記第2方向に沿って延びるとともに前記第1方向における前記収容凹部の中心を通過する第1仮想線に対して線対称な位置に設けられており、前記切欠は、前記第1方向に沿って延びるとともに前記第2方向における前記収容凹部の中心を通過する第2仮想線に対して非線対称に設けられている。
【0006】
上記構成によれば、嵌合凸部及び嵌合凹部は、第1仮想線に対して線対称な位置に設けられている。このため、2つのトレイを第1面同士が対向するように重ね合わせると、一方のトレイの嵌合凸部が他方のトレイの嵌合凹部に嵌合されるとともに、一方のトレイの嵌合凹部に他方のトレイの嵌合凸部が嵌合される。このように2つのトレイが凹凸嵌合によって組み付けられることにより包装容器が形成される。
【0007】
トレイは、基部の周縁部に設けられた切欠を有している。切欠は、第2仮想線に対して非線対称に設けられている。このため、2つのトレイが組み付けられた状態において、一方のトレイの切欠は、他方のトレイの基部における切欠が設けられていない部分と基部の板厚方向に重なる。すなわち、一方のトレイの切欠によって、他方のトレイには、一方のトレイと重ならない部分が生じる。また、他方のトレイの切欠は、一方のトレイの基部における切欠が設けられていない部分と基部の板厚方向に重なる。すなわち、他方のトレイの切欠によって、一方のトレイには、他方のトレイと重ならない部分が生じる。したがって、包装容器を分解する際には、片方のトレイのみが存在する部分を指でつまむことにより、2つのトレイを引き離しやすくなる。よって、包装容器を分解しやすくなる。
【0008】
上記トレイにおいて、前記基部の前記第1面から凹むとともに前記第2方向における前記基部の全体に亘って延在する溝部を有し、前記溝部は、前記第1方向において前記嵌合凸部と前記収容凹部との間、及び前記嵌合凹部と前記収容凹部との間に位置していてもよい。
【0009】
上記構成によれば、基部のうち、第1方向において一方の溝部を挟んで収容凹部とは反対側に位置する部分は、一方の溝部を起点として撓みやすくなる。このため、第1方向において収容凹部よりも一方側に位置する嵌合凸部及び嵌合凹部の嵌合状態を解除しやすくなる。
【0010】
また、第1方向において収容凹部よりも一方側に位置する嵌合凸部及び嵌合凹部の嵌合状態が解除された状態において、基部のうち、第1方向において他方の溝部よりも収容凹部側に位置する部分は、他方の溝部を起点として撓みやすくなる。このため、第1方向において収容凹部よりも他方側に位置する嵌合凸部及び嵌合凹部については嵌合状態を維持したまま、収容凹部に対して被収容物を出し入れすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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