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公開番号2025068045
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2025024826,2021124719
出願日2025-02-19,2021-07-29
発明の名称ギヤポンプ装置
出願人株式会社SOKEN,株式会社アドヴィックス
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類F04C 2/10 20060101AFI20250417BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】一例として、内部における流体の圧力による影響を抑制できるギヤポンプ装置を得る。
【解決手段】実施形態に係るギヤポンプ装置は、回転軸まわりに回転可能なインナロータと、前記インナロータに設けられた外歯と、前記インナロータを囲むアウタロータと、前記アウタロータに設けられる内歯と、を有するロータユニットと、前記回転軸の軸方向に前記ロータユニットから離間した壁と、前記壁から突出するとともに前記ロータ室を低圧領域と高圧領域とに区画する区画凸部と、を有する、シール部材と、前記回転軸まわりに互いに離間した位置で前記壁から前記アウタロータに向かって突出する三つ以上の支持部と、を備え、前記壁は、前記支持部が突出した第1の領域と、前記支持部のうち二つを結ぶ仮想線と平行且つ前記回転軸を通る仮想線によって区画される第2の領域と、を有し、前記支持部のうち少なくとも一つは、前記第2の領域から突出する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ロータ室と、前記ロータ室に連通する吸入路と、前記ロータ室に連通する吐出路と、が設けられたハウジングと、
回転軸まわりに回転可能なインナロータと、前記インナロータに設けられた外歯と、前記インナロータを囲むアウタロータと、前記アウタロータに設けられるとともに前記外歯と噛み合う内歯と、を有し、前記ロータ室に収容された、ロータユニットと、
前記回転軸の軸方向に前記ロータユニットから離間した壁と、前記壁から前記ロータユニットへ向かって突出するとともに前記ロータ室を前記吸入路に連通する低圧領域と前記吐出路に連通する高圧領域とに区画する区画凸部と、を有する、シール部材と、
前記回転軸に沿って延び、前記インナロータと一体的に前記回転軸まわりに回転可能であり、前記インナロータを回転させることで前記ロータユニットに前記低圧領域の流体を前記高圧領域へ送らせる、シャフトと、
前記回転軸まわりに互いに離間した位置で前記壁から前記アウタロータに向かって突出する三つ以上の支持部と、
を具備し、
前記壁は、前記支持部のうち少なくとも二つが突出した第1の領域と、前記回転軸と直交する仮想平面において前記第1の領域から突出した前記支持部のうち二つを結ぶ第1の仮想線と平行且つ前記回転軸を通る第2の仮想線によって、前記第1の領域から区画される第2の領域と、を有し、
前記支持部のうち少なくとも一つは、前記第2の領域から突出した、
ギヤポンプ装置。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記アウタロータは、前記軸方向に向く側面を有し、
前記支持部は、前記回転軸の径方向の外側における前記側面の縁に面する、
請求項1のギヤポンプ装置。
【請求項3】
ロータ室と、前記ロータ室に連通する吸入路と、前記ロータ室に連通する吐出路と、が設けられたハウジングと、
回転軸まわりに回転可能なインナロータと、前記インナロータに設けられた外歯と、前記インナロータを囲むアウタロータと、前記アウタロータに設けられるとともに前記外歯と噛み合う内歯と、を有し、前記ロータ室に収容された、ロータユニットと、
前記回転軸の軸方向に前記ロータユニットから離間した壁と、前記壁から前記ロータユニットへ向かって突出するとともに前記ロータ室を前記吸入路に連通する低圧領域と前記吐出路に連通する高圧領域とに区画する区画凸部と、を有するシール部材と、
前記回転軸に沿って延び、前記インナロータと一体的に前記回転軸まわりに回転可能であり、前記インナロータを回転させることで前記ロータユニットに前記低圧領域の流体を前記高圧領域へ送らせる、シャフトと、
を具備し、
前記アウタロータは、前記回転軸の径方向の外側に向く外周面を有し、
前記ハウジングは、前記外周面に面する内面を有し、
前記内面は、前記軸方向における前記外周面の両端に当接する当接部と、前記当接部と前記回転軸まわりに隣接するとともに前記外周面から離間する離間部と、を有し、
前記当接部の少なくとも一部の表面粗さは、前記離間部の表面粗さよりも低い、
ギヤポンプ装置。
【請求項4】
前記ハウジングは、前記当接部から窪む凹部が設けられた、請求項3のギヤポンプ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、ギヤポンプ装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、インナロータと、アウタロータと、シール部材とを備えるギヤポンプ装置が知られる。シール部材は、ギヤポンプの内部を低圧領域と高圧領域とに区画する。ギヤポンプ装置は、インナロータ及びアウタロータを回転させることで、互いに噛み合うインナロータの外歯とアウタロータの内歯との間の流体を、低圧領域から高圧領域へ送る(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-21526号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の構成では、ギヤポンプ装置の内部における流体の圧力が、ギヤポンプ装置の動作に種々の影響を及ぼす虞がある。
【0005】
そこで、本発明は上記に鑑みてなされたものであり、内部における流体の圧力による影響を抑制できるギヤポンプ装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施形態に係るギヤポンプ装置は、一例として、ロータ室と、前記ロータ室に連通する吸入路と、前記ロータ室に連通する吐出路と、が設けられたハウジングと、回転軸まわりに回転可能なインナロータと、前記インナロータに設けられた外歯と、前記インナロータを囲むアウタロータと、前記アウタロータに設けられるとともに前記外歯と噛み合う内歯と、を有し、前記ロータ室に収容された、ロータユニットと、前記回転軸の軸方向に前記ロータユニットから離間した壁と、前記壁から前記ロータユニットへ向かって突出するとともに前記ロータ室を前記吸入路に連通する低圧領域と前記吐出路に連通する高圧領域とに区画する区画凸部と、を有する、シール部材と、前記回転軸に沿って延び、前記インナロータと一体的に前記回転軸まわりに回転可能であり、前記インナロータを回転させることで前記ロータユニットに前記低圧領域の流体を前記高圧領域へ送らせる、シャフトと、前記回転軸まわりに互いに離間した位置で前記壁から前記アウタロータに向かって突出する三つ以上の支持部と、を備え、前記壁は、前記支持部のうち少なくとも二つが突出した第1の領域と、前記回転軸と直交する仮想平面において前記第1の領域から突出した前記支持部のうち二つを結ぶ第1の仮想線と平行且つ前記回転軸を通る第2の仮想線によって、前記第1の領域から区画される第2の領域と、を有し、前記支持部のうち少なくとも一つは、前記第2の領域から突出する。よって、一例としては、支持部のうち少なくとも二つは、周方向において互いに大きく離間している。このため、例えば流体の圧力によりアウタロータが回転軸に対して傾斜した場合、互いに大きく離間した支持部のうち少なくとも一つが、アウタロータを支持し、アウタロータが傾くことを抑制できる。すなわち、本構成のギヤポンプ装置は、当該ギヤポンプ装置の内部における流体の圧力による影響を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、第1の実施形態のギヤポンプ装置を示す断面図である。
図2は、第1の実施形態のギヤポンプ装置を図1のF2-F2線に沿って概略的に示す断面図である。
図3は、第1の実施形態のギヤポンプ装置の一部を図2のF3-F3線に沿って概略的に示す断面図である。
図4は、第1の実施形態の区画凸部の近傍におけるギヤポンプ装置の一部を概略的に示す断面図である。
図5は、第1の実施形態の当接部の近傍におけるギヤポンプ装置の一部を概略的に示す断面図である。
図6は、第2の実施形態に係るギヤポンプ装置を概略的に示す断面図である。
図7は、第3の実施形態に係るギヤポンプ装置の一部を概略的に示す断面図である。
図8は、第4の実施形態に係るケーシングの内面を概略的に示す図である。
図9は、第5の実施形態に係るギヤポンプ装置を概略的に示す断面図である。
図10は、第6の実施形態に係るギヤポンプ装置の一部を概略的に示す断面図である。
図11は、第7の実施形態に係るギヤポンプ装置の一部を概略的に示す断面図である。
図12は、第8の実施形態に係るギヤポンプ装置の一部を概略的に示す断面図である。
図13は、第8の実施形態のインナロータ、第1のシール部材、及び第2のシール部材の一部を概略的に示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(第1の実施形態)
以下に、第1の実施形態について、図1乃至図5を参照して説明する。なお、本明細書において、実施形態に係る構成要素及び当該要素の説明が、複数の表現で記載されることがある。構成要素及びその説明は、一例であり、本明細書の表現によって限定されない。構成要素は、本明細書におけるものとは異なる名称でも特定され得る。また、構成要素は、本明細書の表現とは異なる表現によっても説明され得る。
【0009】
図1は、第1の実施形態のギヤポンプ装置10を示す断面図である。図2は、第1の実施形態のギヤポンプ装置10を図1のF2-F2線に沿って概略的に示す断面図である。なお、図2と、図2に対応する各図面とは、見やすさのためハッチングを省略している。
【0010】
本実施形態のギヤポンプ装置10は、内接型ギヤポンプ(トロコイドポンプ)である。図1及び図2に示すように、ギヤポンプ装置10は、シャフト11と、ロータユニット12と、キー13と、ハウジング14と、複数の外周シール15と、第1のシール部材16と、第2のシール部材17と、複数の側方シール18とを有する。第1のシール部材16及び第2のシール部材17のそれぞれは、シール部材の一例である。
(【0011】以降は省略されています)

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