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公開番号
2025067993
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-24
出願番号
2025021884,2020162406
出願日
2025-02-13,2020-09-28
発明の名称
好気発酵の評価方法
出願人
UBE三菱セメント株式会社
代理人
弁理士法人翔和国際特許事務所
主分類
B09B
3/60 20220101AFI20250417BHJP(固体廃棄物の処理;汚染土壌の再生)
要約
【課題】小規模な機器と少量の試料を用いた簡便な操作で、発酵原料を実規模の設備及び/又は堆積場で好気発酵させた際の発酵性を評価でき、その結果、簡便且つ迅速に発酵条件の最適化を行うことができ、有機性廃棄物の再資源化をより推進させることができる評価方法を提供すること。
【解決手段】本発明の好気発酵の評価方法は、有機性廃棄物と資材とを含む発酵原料を容量5000cm
3
以下の反応容器内に収容し、然る後に、前記発酵原料を断熱状態で好気発酵させながら、該発酵原料の温度変化を経時的に計測し、温度ピークの出現時間及び最高到達温度の双方に基づいて、好気発酵の良否を評価する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
有機性廃棄物と資材とを含む発酵原料を容量5000cm
3
以下の反応容器内に収容し、
前記発酵原料を断熱状態で好気発酵させながら、該発酵原料の温度変化を経時的に計測して、然る後に、
温度ピークの出現時間及び最高到達温度の双方に基づいて、好気発酵の良否を評価する、好気発酵の評価方法。
続きを表示(約 160 文字)
【請求項2】
前記発酵原料を複数の前記反応容器に収容し、
前記各反応容器を同一の断熱容器内に収容して、前記各発酵原料を好気発酵させる、請求項1に記載の評価方法。
【請求項3】
前記反応容器に収容された前記発酵原料を圧密化したあとに、前記発酵原料を好気発酵させる、請求項1又は2に記載の評価方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、有機性廃棄物の好気発酵の評価方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、家畜糞尿などの有機性廃棄物は、好気発酵で処理され、その処理物は肥料等として用いられている。有機性廃棄物のうち、生活活動に伴う下水処理の過程で不可避的に排出される下水汚泥は、その排出量が下水処理量の増加に伴って増えている。下水汚泥の効率的な処理のために、下水汚泥を好気発酵させて処理する方法が行われている。
【0003】
このような有機性廃棄物の好気発酵処理の方法として、例えば特許文献1には、種々の有機汚泥に発酵助材として麦わらを添加して好気発酵処理して、肥料とする方法が開示されている。また、例えば特許文献2は、有機性廃棄物に好気発酵を促進する微生物を添加して堆積し、堆積物を攪拌して所定の空間率を有する状態で好気発酵させる方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-228267号公報
特開2010-284608号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1及び2に記載の有機性廃棄物の好気発酵処理方法は、好気発酵が十分に進行しているか否かを評価するためには、特許文献1に示すような数千m
3
の実規模の堆積場、あるいは特許文献2に示すような容量数m
3
の試験容器を用いた条件で試験を行う必要がある。しかしこの場合、高額な装置や多量の試料が必要で、非常に手間がかかり、効率的でない。
【0006】
また、各特許文献に記載の方法では、発酵原料の組成や物性、あるいは発酵条件を変更して評価することは困難であり、組成や物性が異なる発酵原料の発酵性能を同時かつ迅速に比較するのに適していなかった。
【0007】
そこで本発明は、大規模な設備や多量の試料を必要とすることなく、有機性廃棄物と種々の資材とを混合した発酵原料を好気発酵させた場合の発酵性を簡便且つ迅速に評価できる、好気発酵の評価方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、上記の課題を解決すべく鋭意検討した結果、有機性廃棄物と資材とを混合した少量の発酵原料を容器内に収納して、断熱状態で好気発酵させて、該発酵原料の温度変化を計測するという簡便な操作で、前記発酵原料を実規模の設備及び/又は堆積場で好気発酵させた際の発酵性を良好に予測、評価できることを知見した。
また、発酵原料を入れた複数の反応容器を同一の断熱容器内に収納することで、異なる条件の発酵原料の発酵性の比較評価を迅速に行うことができること、並びに反応容器に入れた発酵原料を圧密して密度を変化させることで、実現場に応じた発酵原料の発酵性をより精度よく評価できることを知見し、本発明を成すに至った。
【0009】
すなわち、本発明は、有機性廃棄物と資材とを含む発酵原料を容量5000cm
3
以下の反応容器内に収容し、
前記発酵原料を断熱状態で好気発酵させながら、該発酵原料の温度変化を経時的に計測して、然る後に、
温度ピークの出現時間及び最高到達温度の少なくとも一方に基づいて、好気発酵の良否を評価する、好気発酵の評価方法を提供するものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、小規模な機器と少量の試料を用いた簡便な操作で、発酵原料を実規模の設備及び/又は堆積場で好気発酵させた際の発酵性を評価できる。その結果、簡便且つ迅速に発酵条件の最適化を行うことができ、有機性廃棄物の再資源化をより推進させることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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