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公開番号2025067540
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2023177600
出願日2023-10-13
発明の名称情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G06F 21/32 20130101AFI20250417BHJP(計算;計数)
要約【課題】 生体情報に基づく認証システムの管理者の負荷を低減しつつ、なりすましを防ぐ。
【解決手段】 本人確認システム100の顔検出部201は、被認証者の生体情報(撮影顔画像)を取得し(S402)、特徴ベクトル抽出部202は当該生体情報に基づいて得られる第一の特徴ベクトルと、被認証者により提示される身分証明書に基づいて得られる第二の特徴ベクトルとを照合することで類似度スコアを算出し(S404)、判定部204は、類似度スコアに基づいて被認証者が身分証明書で示される人物と別人であると判定された場合と、被認証者が身分証明書で示される人物と同一であるか否かが判定できないと判定された場合とで異なる本人確認方法が実行されるように制御する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
被認証者の生体情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された生体情報に基づいて得られる第一の特徴ベクトルと、前記被認証者により提示される身分証明書に基づいて得られる第二の特徴ベクトルとを照合することで類似度スコアを算出する算出手段と、
前記被認証者が前記身分証明書で示される人物と別人であると前記類似度スコアに基づいて判定された場合と、前記被認証者が前記身分証明書で示される人物と同一であるか否かが判定できないと前記類似度スコアに基づいて判定された場合とで異なる本人確認方法が実行されるように制御する制御手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記取得手段は、前記被認証者の顔画像、指紋、および虹彩のうち少なくとも何れか1つを前記生体情報として取得することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記算出手段は、前記被認証者の生体情報に基づいて得られる前記第一の特徴ベクトルと、前記身分証明書に格納された情報から得られる前記第二の特徴ベクトルとを照合することで前記類似度スコアを算出することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記被認証者が前記身分証明書で示される人物と別人であると判定された場合、目視により本人確認が行われる旨のメッセージを出力する一方、前記被認証者が前記身分証明書で示される人物と同一であるか否かが判定できないと判定された場合、秘密情報の入力に基づいて本人確認が行われるように制御することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記秘密情報は暗証番号、パスワード、およびパターン入力のうち、少なくともいずれか1つを含むことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記制御手段は、前記被認証者が前記身分証明書で示される人物と別人であると判定され、且つ、前記被認証者により入力された秘密情報が正解であった場合、前記秘密情報の漏洩の可能性があると判定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記制御手段は、前記秘密情報の漏洩の可能性があると判定された場合、前記秘密情報を無効にすること、前記身分証明書による本人確認処理を停止すること、目視により本人確認を行う旨のメッセージを出力すること、および、あらかじめ登録された連絡先に通知を送信すること、のうち少なくともいずれか1つを実行することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記制御手段は、
前記類似度スコアが第1閾値以上である場合、前記被認証者と前記身分証明書で示される人物が同一人物であると判定し、
前記類似度スコアが前記第1閾値よりも低い第2閾値未満である場合、前記被認証者と前記身分証明書で示される人物が別人であると判定し、
前記類似度スコアが前記第2閾値以上でかつ前記第1閾値未満である場合、前記被認証者が前記身分証明書で示される人物と同一であるか否かが判定できないと判定することを特徴とする請求項1乃至7のうち、いずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記算出手段は、前記被認証者から取得した第1生体情報に基づく第1類似度スコアが前記第2閾値以上でかつ前記第1閾値未満である場合、前記被認証者の第2生体情報に基づく第2類似度スコアを算出し、
前記制御手段は、前記第2生体情報に基づく第2類似度スコアが前記第2閾値以上でかつ前記第1閾値未満である場合、秘密情報の入力に基づいて本人確認が行われるよう制御することを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記制御手段は、前記生体情報に基づく類似度スコアが前記第2閾値以上でかつ前記第1閾値未満であることが所定回数くりかえされた場合、秘密情報の入力に基づいて本人確認が行われるように制御することを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、生体情報を利用した本人確認システムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、画像を高度に処理して有用な情報を抽出する技術が多く提案されている。その中でも、ディープネット(またはディープニューラルネットやディープラーニング)と呼ばれる多階層ニューラルネットワークを用いて、入力された顔画像が予め登録された顔画像と同一人物であるか判定する顔認証に関して、盛んに研究開発されている。
【0003】
また、顔認証の精度向上に伴い、顔認証付きカードリーダ装置を利用した、身分証明書による本人確認システムも実用化に向けて盛んに開発が行われている。
【0004】
特許文献1は、顔認証の過程で得られる認証スコアが第1閾値未満の場合は本人であると判定し、第2閾値以上である場合は他人であると判定し、第1及び第2閾値の間に設定された第3閾値以上である場合は他の個人情報の入力を促すことを記載している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006-78855号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
顔認証においては未認証(本人なのに他人だと判定されること)が発生する恐れがある。例えば、身分証明書に格納された顔画像と本人の顔画像とに基づいて本人確認を行う場合、身分証明書中に格納された顔画像は過去に撮影されているため、現在の顔画像との間には経年変化が生じる。そのため、経年変化に頑健ではない顔認証アルゴリズムを用いて顔認証を行うと、未認証が発生しうる。
【0007】
また、顔認証に成功しなかった場合にパスワードや暗証番号等の秘密情報を入力させることで未認証を救済しようとすると、身分証明書の貸与等によるなりすましの問題が発生し得る。一方、顔認証に成功しなかった場合に必ず認証システムの管理者が被認証者を目視確認することにすれば管理者の負荷が増大する。
【0008】
本発明は上記の問題点を鑑みてなされたものであり、その目的は、生体情報に基づく認証システムの管理者の負荷を低減しつつ、なりすましを防ぐことである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、本発明の情報処理装置は、例えば、以下の構成を有する。すなわち、被認証者の生体情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された生体情報に基づいて得られる第一の特徴ベクトルと、前記被認証者により提示される身分証明書に基づいて得られる第二の特徴ベクトルとを照合することで類似度スコアを算出する算出手段と、前記被認証者が前記身分証明書で示される人物と別人であると前記類似度スコアに基づいて判定された場合と、前記被認証者が前記身分証明書で示される人物と同一であるか否かが判定できないと前記類似度スコアに基づいて判定された場合とで異なる本人確認方法が実行されるように制御する制御手段と、を有する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、生体情報に基づく認証システムの管理者の負荷を低減しつつ、なりすましを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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