TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025067364
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2023177303
出願日2023-10-13
発明の名称搬送用ベルト
出願人ニッタ株式会社
代理人弁理士法人ドライト国際特許事務所
主分類B65G 15/34 20060101AFI20250417BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】低温環境下においても硬化することがなく、搬送設備のモーターやプーリーが破損する可能性を低減できる搬送用ベルトを提供する。
【解決手段】搬送用ベルト1は、-30℃におけるJIS K7311に規定されるデュロメーター硬度A85以下の熱可塑性樹脂層11と、織布120にポリエステル樹脂を含浸した帆布層12とを積層して構成される。搬送用ベルト1は、低温環境下においても柔軟性を維持することができ、硬化することがなく、搬送設備のモーターやプーリーが破損する可能性を低減できる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
導電性を有する搬送用ベルトであって、
-30℃におけるJIS K7311に規定されるデュロメーター硬度A85以下の熱可塑性樹脂層と、帆布層とを少なくとも1層以上積層して構成される、
搬送用ベルト。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記熱可塑性樹脂層は、23℃におけるJIS K7311に規定されるデュロメーター硬度A75以上である、
請求項1に記載の搬送用ベルト。
【請求項3】
前記熱可塑性樹脂層は、ガラス転移温度が-30℃以下である、
請求項1に記載の搬送用ベルト。
【請求項4】
前記搬送用ベルトの搬送面は、JIS B0601に規定される表面粗さRzが15μm以上、100μm以下である、
請求項1から3のいずれか1項に記載の搬送用ベルト。
【請求項5】
前記搬送用ベルトの搬送面は、前記帆布層である、
請求項1から3のいずれか1項に記載の搬送用ベルト。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、搬送用ベルトに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
ポリウレタン樹脂等の熱可塑性樹脂層とポリエステル帆布等の帆布層とを積層したベルト本体を有する搬送用ベルトは、物流や食品工場等の様々な場面で利用されている。このような搬送用ベルトは、冷凍食品等の普及に伴い-30℃以下の倉庫内で使用されることもある。
【0003】
例えば、特許文献1には、米飯、パン生地等の食品搬送用の搬送用ベルトとして、帆布層に樹脂層を積層し、樹脂層の表面に複数の突起を形成した技術が開示されている。また、特許文献2には、動力伝導用、搬送用の歯付きベルトとして、熱可塑性エラストマーからなる本体部と、抗張体としての心線と、ベルト歯面を覆う帆布とを備えた歯付きベルトが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-134038号公報
特開2004-347054号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に記載の技術では、搬送用ベルトを-30℃以下の低温環境下で使用すると、ベルト本体に使用している熱可塑性樹脂層が硬くなり、熱可塑性樹脂層の表面のひび割れや、ベルト本体の継手部分の破断といった搬送用ベルトの損傷が生じ易いという課題がある。また、搬送用ベルトが破損しなかったとしても、柔軟性の低下により、搬送用ベルトが張設される搬送設備のモーターやプーリーの負荷が大きくなり、これらの部品が破損してしまう可能性がある。
【0006】
加えて、例えば、寒冷地において、夜間に搬送設備を停止し、翌朝再起動する等、搬送用ベルトを低温環境下に長時間放置すると、-30℃に到達していなくても、搬送用ベルトが硬くなってしまい、プーリーに接している搬送用ベルトにプーリーの型がついてしまうことがある。搬送用ベルトにプーリーの型がついてしまうと、搬送用ベルトを走行させる際、モーターに負荷がかかり、その分、搬送設備劣化や破損に繋がる可能性がある。
【0007】
本発明の目的は、低温環境下においても硬化することがなく、搬送設備のモーターやプーリーが破損する可能性を低減できる搬送用ベルトを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の搬送用ベルトは、導電性を有する搬送用ベルトであって、-30℃におけるJIS K7311に規定されるデュロメーター硬度A85以下の熱可塑性樹脂層と、帆布層とを少なくとも1層以上積層して構成される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、低温環境下においても搬送用ベルトの柔軟性を維持することができ、硬化することがなく、搬送設備のモーターやプーリーが破損する可能性を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係る搬送設備の構成を示す模式図である。
第1実施形態に係る搬送用ベルトの構成を示す断面図である。
第2実施形態に係る搬送用ベルトの構成を示す断面図である。
第3実施形態に係る搬送用ベルトの構成を示す断面図である。
第4実施形態に係る搬送用ベルトの構成を示す断面図である。
第5実施形態に係る搬送用ベルトの構成を示す断面図である。
第6実施形態に係る搬送用ベルトの構成を示す断面図である。
第7実施形態に係る搬送用ベルトの構成を示す断面図である。
第8実施形態に係る搬送用ベルトの構成を示す断面図である。
第9実施形態に係る搬送用ベルトの構成を示す断面図である。
第10実施形態に係る搬送用ベルトの構成を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

ニッタ株式会社
搬送用ベルト
3日前
個人
6か月前
個人
ゴミ箱
6か月前
個人
包装体
6か月前
個人
段ボール箱
24日前
個人
容器
3か月前
個人
ゴミ収集器
26日前
個人
段ボール箱
1か月前
個人
宅配システム
26日前
個人
土嚢運搬器具
2か月前
個人
パウチ補助具
6か月前
個人
折り畳み水槽
6か月前
個人
閉塞装置
4か月前
個人
コード類収納具
2か月前
個人
ダンボール宝箱
7か月前
株式会社和気
包装用箱
2か月前
個人
圧縮収納袋
7か月前
個人
ゴミ処理機
3か月前
個人
貯蔵サイロ
1か月前
株式会社新弘
容器
6か月前
株式会社新弘
容器
6か月前
個人
輸送積荷用動吸振器
4日前
株式会社イシダ
搬送装置
10日前
個人
塗料容器用蓋
6か月前
個人
包装箱
4か月前
個人
粘着テープ剥がし具
7か月前
株式会社イシダ
包装装置
6か月前
個人
粘着テープ切断装置
9か月前
個人
搬送システム
18日前
三甲株式会社
蓋体
1か月前
積水樹脂株式会社
接着剤
6か月前
個人
袋入り即席麺
1か月前
三甲株式会社
容器
9か月前
株式会社イシダ
箱詰装置
9か月前
三甲株式会社
容器
9か月前
三甲株式会社
蓋体
3か月前
続きを見る