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公開番号
2025066560
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-23
出願番号
2023176252
出願日
2023-10-11
発明の名称
跳ね出し梁の固定構造及び跳ね出し梁の固定方法
出願人
株式会社竹中工務店
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
E04B
1/58 20060101AFI20250416BHJP(建築物)
要約
【課題】跳ね出し梁の固定度を確保し易い、跳ね出し梁の固定構造及び跳ね出し梁の固定方法を提供する。
【解決手段】跳ね出し梁の固定構造は、柱仕口部と一体的に形成されると共に、端部同士が連結されて梁14を形成するプレキャストコンクリート製の梁部材(プレキャスト部14A)と、梁14と交わる方向に沿って配置されると共に、中間部が梁部材同士の連結部(現場打ち部14B)に固定され、一方の端部が梁14と交わる方向へ跳ね出し、他方の端部が建物の架構(梁16)に固定された鉄骨製の跳ね出し梁20と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
柱仕口部と一体的に形成されると共に、端部同士が連結されて梁を形成するプレキャストコンクリート製の梁部材と、
前記梁と交わる方向に沿って配置されると共に、中間部が前記梁部材同士の連結部に固定され、一方の端部が前記梁と交わる方向へ跳ね出し、他方の端部が建物の架構に固定された鉄骨製の跳ね出し梁と、
を備えた、跳ね出し梁の固定構造。
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
端面が対向配置された前記梁部材それぞれの下側部分から突出し、前記跳ね出し梁の下方において継手で連結された下端筋と、
端面が対向配置された前記梁部材それぞれの上側部分から突出し、前記跳ね出し梁の上方に配置された後差し筋の両端部と継手で連結された上端筋と、
前記跳ね出し梁、前記下端筋及び前記上端筋を被覆する現場打ちコンクリートと、
を備えた請求項1に記載の跳ね出し梁の固定構造。
【請求項3】
柱仕口部と一体的に形成されたプレキャストコンクリート製の梁部材の端面を対向して配置する工程と、
前記端面に挟まれた部分に鉄骨製の跳ね出し梁の中央部を配置し、前記跳ね出し梁の一方の端部が前記梁部材と交わる方向へ突出するように配置する工程と、
前記跳ね出し梁の上方に後差し筋を配置し、前記後差し筋と前記端面から突出した上端筋とを継手で連結する工程を、
前記跳ね出し梁を被覆するコンクリートを打設する工程と、
前記跳ね出し梁の他方の端部を建物の架構に固定する工程と、
を備えた跳ね出し梁の固定方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、跳ね出し梁の固定構造及び跳ね出し梁の固定方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、PCa大梁に鉄骨小梁を接合する工法が示されている。この工法では、鉄骨小梁の端部における下部フランジの端部を除去し、断面T形状のウェブ接合部を形成している。そして、このウェブ接合部を、PCa大梁に設けたスリットに差し込み支持している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-81397号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
プレキャストコンクリート部材に鉄骨梁を接合する際は、鉄骨梁と、プレキャストコンクリート部材内部の鉄筋、例えば柱主筋、フープ筋、梁主筋、あばら筋等との干渉に考慮する必要がある。また、上記特許文献1のように鉄骨梁の端部をプレキャストコンクリート部材に接合する場合は、接合部の剛性を確保する必要がある。係る点に関して、上記特許文献1では、PCa大梁と鉄骨小梁とを、スリットの隙間に注入したグラウト及び受け材によって接合している。しかし、このような方法では、鉄骨梁を跳ね出し梁として利用する場合は、固定度の観点から改善の余地がある。
【0005】
本発明は、上記事実を考慮し、跳ね出し梁の固定度を確保し易い、跳ね出し梁の固定構造及び跳ね出し梁の固定方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1の跳ね出し梁の固定構造は、柱仕口部と一体的に形成されると共に、端部同士が連結されて梁を形成するプレキャストコンクリート製の梁部材と、前記梁と交わる方向に沿って配置されると共に、中間部が前記梁部材同士の連結部に固定され、一方の端部が前記梁と交わる方向へ跳ね出し、他方の端部が建物の架構に固定された鉄骨製の跳ね出し梁と、を備える。
【0007】
請求項1の跳ね出し梁の固定構造では、跳ね出し梁がプレキャストコンクリート製の梁部材同士の連結部に固定されている。このため、プレキャストコンクリート製の梁は、跳ね出し梁を埋め込んだ状態で製作する必要がない。
【0008】
これにより、プレキャストコンクリート製の梁部材を製作する際に、跳ね出し梁と鉄筋との干渉を配慮する必要がなく、製作が容易である。また、跳ね出し梁を埋め込んだプレキャストコンクリート製の梁を形成する場合と比較して、プレキャスト部材の運搬が容易である。
【0009】
そして、この跳ね出し梁は、跳ね出し方向と反対側の端部が、建物の架構に固定されている。このため、跳ね出し梁は、建物の架構及び梁部材の2箇所において支持される。これにより、跳ね出し梁の固定度を確保し易い。
【0010】
請求項2の跳ね出し梁の固定構造は、請求項1に記載の跳ね出し梁の固定構造において、端面が対向配置された前記梁部材それぞれの下側部分から突出し、前記跳ね出し梁の下方において継手で連結された下端筋と、端面が対向配置された前記梁部材それぞれの上側部分から突出し、前記跳ね出し梁の上方に配置された後差し筋の両端部と継手で連結された上端筋と、前記跳ね出し梁、前記下端筋及び前記上端筋を被覆する現場打ちコンクリートと、を備える。
(【0011】以降は省略されています)
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