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公開番号2025069888
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-01
出願番号2023179902
出願日2023-10-18
発明の名称柱脚構造
出願人株式会社竹中工務店
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類E02D 27/00 20060101AFI20250423BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】筒プレートの内部が下方に開放されている場合と比して、柱部材から受けたせん断力を効果的に基礎梁に伝達させることである。
【解決手段】柱脚構造は、基礎梁の上に立設される柱部材の下端部に取り付けられ、基礎梁の頂面に載せされると共にアンカーボルトが挿入される貫通孔が形成されたベースプレートと、ベースプレートの下面に取り付けられ、下方から見て矩形筒状の筒プレートと、筒プレートの内部に配置されると共にベースプレートの下面に端面が接触し、かつ、筒プレートを構成する一方のプレートと一方のプレートと対向する他方のプレートとに端面が接触するリブプレートと、筒プレートの内部を閉塞すると共に筒プレートに取り付けられる底プレートとを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基礎梁の上に立設される柱部材の下端部に取り付けられ、前記基礎梁の頂面に載せされると共にアンカーボルトが挿入される貫通孔が形成されたベースプレートと、
前記ベースプレートの下面に取り付けられ、下方から見て矩形筒状の筒プレートと、
前記筒プレートの内部に配置されると共に前記ベースプレートの下面に端面が接触し、かつ、前記筒プレートを構成する一方のプレートと前記一方のプレートと対向する他方のプレートとに端面が接触するリブプレートと、
前記筒プレートの内部を閉塞すると共に前記筒プレートに取り付けられる底プレートと、
を備える柱脚構造。
続きを表示(約 120 文字)【請求項2】
前記底プレートの端面が、前記筒プレートの板面に接触している、
請求項1に記載の柱脚構造。
【請求項3】
前記リブプレートの端面が、前記底プレートの板面に接触している、
請求項1に記載の柱脚構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、柱脚構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の柱脚構造は、基礎コンクリートの上に立設される柱部材の下端部に設けられた柱脚構造であって、平面形状が柱部材の水平断面形状より大きくなるように形成され、その上面に柱部材の下端部が固定される板状のベースプレートと、内部に空洞が形成され、下端が開口した囲み部を有し、ベースプレートの下面から下方に突出するように設けられた突出部とを備え、突出部の下端部が、基礎コンクリートの表面より下方に位置するように、基礎コンクリートの内部に突出部が埋設されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-143444号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の柱脚構造において、ベースプレートの下面に設けられた基礎梁(基礎コンクリート)に埋設される部分には、下方から見て十字状のリブプレートと、このリブプレートを囲む矩形筒状の筒プレートとが設けられることがある。このような構成では、筒プレートの内部は、下方に開放されている。
【0005】
本開示の課題は、筒プレートの内部が下方に開放されている場合と比して、柱部材から受けたせん断力を効果的に基礎梁に伝達させることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1態様に係る柱脚構造は、基礎梁の上に立設される柱部材の下端部に取り付けられ、前記基礎梁の頂面に載せされると共にアンカーボルトが挿入される貫通孔が形成されたベースプレートと、前記ベースプレートの下面に取り付けられ、下方から見て矩形筒状の筒プレートと、前記筒プレートの内部に配置されると共に前記ベースプレートの下面に端面が接触し、かつ、前記筒プレートを構成する一方のプレートと前記一方のプレートと対向する他方のプレートとに端面が接触するリブプレートと、前記筒プレートの内部を閉塞すると共に前記筒プレートに取り付けられる底プレートと、を備えることを特徴とする。
【0007】
上記態様によれば、筒プレートを構成する一方のプレートが受けた水平方向の外力は、一方のプレートから、リブプレート及び底プレートを介して他方のプレートに伝達される。これにより、柱部材が受けたせん断力が、柱脚構造の全体で基礎梁に伝達されることで、筒プレートの内部が下方に開放されている場合と比して、柱部材から受けたせん断力を効果的に基礎梁に伝達させることができる。
【0008】
第2態様に係る柱脚構造は、第1態様に記載の柱脚構造において、前記底プレートの端面が、前記筒プレートの板面に接触していることを特徴とする。
【0009】
上記態様によれば、底プレートの端面が筒プレートの板面に接触した状態で、底プレートが筒プレートに取り付けられている。これにより、筒プレートの端面に底プレートの板面が接触した状態で、底プレートが筒プレートに取り付けられる場合と比して、筒プレートから受けた力によって底プレートが効果的に圧縮することで、一方のプレートが受けた水平方向の外力は、一方のプレートから、リブプレート及び底プレートを介して他方のプレートに伝達される。換言すれば、筒プレートの端面に底プレートの板面が接触した状態で、底プレートが筒プレートに取り付けられる場合と比して、柱部材から受けたせん断力を効果的に基礎梁に伝達させることができる。
【0010】
第3態様に係る柱脚構造は、第1又は第2態様に記載の柱脚構造において、前記リブプレートの端面が、前記底プレートの板面に接触していることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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