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公開番号2025066153
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-22
出願番号2025012793,2020128390
出願日2025-01-29,2020-07-29
発明の名称電力管理サーバ及び電力管理方法
出願人京セラ株式会社
代理人TRY国際弁理士法人
主分類H02J 13/00 20060101AFI20250415BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】電力系統の需給バランスの瞬時的な乱れを抑制することを可能とする電力管理サーバ及び電力管理方法を提供する。
【解決手段】電力管理サーバは、電力系統の需給バランスを調整する調整メッセージを受信する受信部と、2以上の機器を管理する管理部と、前記調整メッセージによって要請された総調整電力量が調整されるように、前記2以上の機器のそれぞれが調整する個別調整電力量及び前記2以上の機器のそれぞれが電力調整を開始する開始タイミングを決定する制御部と、前記個別調整電力量及び前記開始タイミングを特定する情報要素を含む制御メッセージを送信する送信部と、を備え、前記制御部は、前記2以上の機器毎に異なる前記開始タイミングを決定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
電力系統の需給バランスを調整する調整メッセージを受信する受信部と、
2以上の機器を管理する管理部と、
前記調整メッセージによって要請された総調整電力量が調整されるように、前記2以上の機器のそれぞれが調整する個別調整電力量及び前記2以上の機器のそれぞれが電力調整を開始する開始タイミングを決定する制御部と、
前記個別調整電力量及び前記開始タイミングを特定する情報要素を含む制御メッセージを送信する送信部と、を備え、
前記電力系統の需給バランスを調整する最小単位として所定時間間隔が定められており、
前記制御部は、
前記所定時間間隔において
前記2以上の機器毎に異なる前記開始タイミングを決定
し、
前記制御部は、前記所定時間間隔に含まれる第1時間において、前記総調整電力量の下限値に沿うように前記個別調整電力量及び前記開始タイミングを決定し、前記所定時間間隔に含まれる第2時間において、前記総調整電力量の上限値に沿うように前記個別調整電力量及び前記開始タイミングを決定する
、電力管理サーバ。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記総調整電力量は、前記総調整電力量の下限値及び前記総調整電力量の上限値で定義される範囲を特定する情報要素である、請求項1

記載の電力管理サーバ。
【請求項3】
前記送信部は、前記2以上の機器に含まれる1以上の機器に対して、2以上の異なる開始タイミングを特定する情報要素を含む前記制御メッセージを送信する、請求項1
又は請求項2に
記載の電力管理サーバ。
【請求項4】
前記2以上の機器は、蓄電装置を含み、
前記制御部は、前記開始タイミングとして、前記蓄電装置の放電動作及び充電動作の少なくともいずれか1つを開始する開始タイミングを決定する、請求項1乃至請求項

のいずれか1項に記載の電力管理サーバ。
【請求項5】
前記制御部は、前記蓄電装置の放電動作及び充電動作の少なくともいずれか1つの継続時間及び電力の大きさを決定する、請求項

に記載の電力管理サーバ。
【請求項6】
前記制御部は、n番目に制御する前記蓄電装置の放電動作及び充電動作の少なくともいずれか1つを終了する終了タイミングとn+1番目に制御する前記蓄電装置の放電動作及び充電動作の少なくともいずれか1つを開始する開始タイミングとを揃える、請求項

に記載の電力管理サーバ。
【請求項7】
前記制御部は、前記調整メッセージによって電力調整が要請される調整対象期間の全体を通じて、前記蓄電装置の放電動作が行われるように前記開始タイミングを決定し、前記蓄電装置の充電動作が行われるように前記開始タイミングを決定する、請求項

又は請求項

に記載の電力管理サーバ。
【請求項8】
電力系統の需給バランスを調整する調整メッセージを受信するステップAと、
前記調整メッセージによって要請された総調整電力量が調整されるように、2以上の機器のそれぞれが調整する個別調整電力量及び前記2以上の機器のそれぞれが電力調整を開始する開始タイミングを決定するステップBと、
前記個別調整電力量及び前記開始タイミングを特定する情報要素を含む制御メッセージを送信するステップCと、を備え、
前記電力系統の需給バランスを調整する最小単位として所定時間間隔が定められており、
前記ステップBは、
前記所定時間間隔において
前記2以上の機器毎に異なる前記開始タイミングを決定するステップを含
み、
前記ステップBは、前記所定時間間隔に含まれる第1時間において、前記総調整電力量の下限値に沿うように前記個別調整電力量及び前記開始タイミングを決定し、前記所定時間間隔に含まれる第2時間において、前記総調整電力量の上限値に沿うように前記個別調整電力量及び前記開始タイミングを決定するステップを含む、
電力管理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電力管理サーバ及び電力管理方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、リソースアグリゲータなどの事業者が、電力系統の需給バランスを調整するために、デマンドレスポンスなどの制御メッセージによって施設の電力を調整する仕組み(例えば、VPP:Virtual Power Plant)が知られている。
【0003】
上述した仕組みでは、制御メッセージによってリソースアグリゲータとして調整するように要請された総調整電力量が調整されるように、各施設に調整を要請する個別調整電力量を決定する。例えば、各施設の個別調整電力量の決定では、各施設の調整可能量が参照される(例えば、特許文献1、2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-135040号公報
特開2018-190115号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上述した仕組みにおいては、所定時間間隔(例えば、30分)毎に施設の電力情報を送信する電力メータ(例えば、スマートメータ)が用いられ、電力系統の需給バランスの調整が所定時間間隔を最小単位として実行されると想定される。
【0006】
このような想定下において、施設は、所定時間間隔の全体として個別調整電力量(積算電力(kWh))が調整されるように電力(瞬時電力(kW))を調整すればよい。言い換えると、施設は、所定時間間隔の全体を通じて一定の電力を調整し続ける必要がない。
【0007】
発明者等は、鋭意検討の結果、上述した知見によれば、所定時間間隔において積算電力が早期に個別調整電力量に達するように電力の瞬時電力を調整する可能性があることを見出した。このような施設の動作によれば、所定時間間隔内において瞬時的に調整される電力が所定時間間隔の前半に集中してしまい、電力系統の需給バランスが却って乱れてしまう。
【0008】
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、電力系統の需給バランスの瞬時的な乱れを抑制することを可能とする電力管理サーバ及び電力管理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
第1の特徴に係る電力管理サーバは、電力系統の需給バランスを調整する調整メッセージを受信する受信部と、2以上の機器を管理する管理部と、前記調整メッセージによって要請された総調整電力量が調整されるように、前記2以上の機器のそれぞれが調整する個別調整電力量及び前記2以上の機器のそれぞれが電力調整を開始する開始タイミングを決定する制御部と、前記個別調整電力量及び前記開始タイミングを特定する情報要素を含む制御メッセージを送信する送信部と、を備え、前記制御部は、前記2以上の機器毎に異なる前記開始タイミングを決定する。
【0010】
第2の特徴に係る電力管理サーバは、電力系統の需給バランスを調整する調整メッセージを受信する受信部と、機器をそれぞれ制御する2以上のゲートウエイ装置に対して制御メッセージを送信する送信部と、を備え、前記制御メッセージは、前記調整メッセージによって要請された総調整電力量が調整されるように、前記機器が継続して調整すべき調整電力を特定する情報要素と、前記調整電力を維持すべき継続時間を特定する情報要素と、を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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