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公開番号2025064642
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2023174556
出願日2023-10-06
発明の名称細胞培養システム及び疑似カートリッジ
出願人キヤノン株式会社,キヤノンメディカルシステムズ株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類C12M 1/00 20060101AFI20250410BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】高精度の温度制御を行うことである。
【解決手段】実施形態に係る細胞培養システムは、インキュベータと、疑似カートリッジとを備える。インキュベータは、細胞を培養するための培養容器を含むカートリッジが設置されるスロットを複数有し、設置されたカートリッジ内の培養容器が曝される温度を調整する。疑似カートリッジは、前記複数のスロットのうちカートリッジが設置されないスロットに設置するための、培養対象の細胞が封入されない。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
細胞を培養するための培養容器を含むカートリッジが設置されるスロットを複数有し、設置されたカートリッジ内の培養容器が曝される温度を調整するインキュベータと、
前記複数のスロットのうちカートリッジが設置されないスロットに設置するための、培養対象の細胞が封入されない疑似カートリッジと、
を備える、細胞培養システム。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
前記インキュベータは、前記複数のスロットで共通する内部空間を有し、前記内部空間のガスの温度を調整することにより、前記培養容器が曝される温度を調整する、請求項1に記載の細胞培養システム。
【請求項3】
前記疑似カートリッジの熱特性は、前記カートリッジの熱特性と同一である、請求項1に記載の細胞培養システム。
【請求項4】
前記疑似カートリッジは、前記複数のスロットのそれぞれに複数の前記カートリッジのそれぞれを設置した場合に、特異的な温度が曝される培養容器を備えるカートリッジが設置されるスロットに設置される、請求項1に記載の細胞培養システム。
【請求項5】
前記疑似カートリッジは、前記複数のスロットのうち、前記特異的な温度が曝される培養容器を備えるカートリッジが設置されるスロットとして、両端のスロットに設置される、請求項4に記載の細胞培養システム。
【請求項6】
前記疑似カートリッジは、前記複数のスロットのそれぞれに複数の前記カートリッジのそれぞれを設置した場合に、設置された前記複数のカートリッジ内の複数の前記培養容器が曝される複数の温度の平均値との差が所定値以上となる温度が、前記特異的な温度として曝される培養容器を備えるカートリッジが設置されるスロットに設置される、請求項4に記載の細胞培養システム。
【請求項7】
熱特性の異なる複数の前記疑似カートリッジを備える、請求項1に記載の細胞培養システム。
【請求項8】
前記複数の疑似カートリッジの中から、前記スロットに設置されているカートリッジに関する情報に応じて、前記カートリッジが設置されないスロットに設置する疑似カートリッジを選択し、選択された疑似カートリッジを出力部に出力させる制御部を備える、請求項7に記載の細胞培養システム。
【請求項9】
細胞を培養するための培養容器を含むカートリッジが設置されるスロットを複数有し、設置されたカートリッジ内の培養容器が曝される温度を調整するインキュベータの前記複数のスロットのうちカートリッジが設置されないスロットに設置するための、培養対象の細胞が封入されない疑似カートリッジ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書及び図面に開示の実施形態は、細胞培養システム及び疑似カートリッジに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
高品質で細胞を培養する細胞培養システムが求められている。典型的な細胞培養システムでは、温度等が調整された庫内に複数の培養皿が収容されて、細胞の培養が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-284492号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
効率よく細胞を培養するために、細胞培養システムは、複数のカートリッジが設置される複数のスロットを有することが考えられる。ここで、カートリッジとは、例えば、細胞を培養するための培養容器を含む容器である。細胞培養システムは、複数のスロットを有する場合、複数のカートリッジについて、各カートリッジ内の培養容器が曝される温度を高精度に制御する必要がある。このような細胞培養システムにおいて、全てのスロットにカートリッジが設置されておらず、一部のスロットのみにカートリッジが設置されている場合、すなわち、空スロットがある場合、高精度の温度制御が困難となることがある。
【0005】
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、高精度の温度制御を行うことである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決しようとする課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態に係る細胞培養システムは、インキュベータと、疑似カートリッジとを備える。インキュベータは、細胞を培養するための培養容器を含むカートリッジが設置されるスロットを複数有し、設置されたカートリッジ内の培養容器が曝される温度を調整する。疑似カートリッジは、前記複数のスロットのうちカートリッジが設置されないスロットに設置するための、培養対象の細胞が封入されない。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、第1の実施形態に係る細胞培養システムの構成の一例を示す図である。
図2は、第1の実施形態に係る細胞培養システムの機能構成の一例を示す図である。
図3は、第1の実施形態に係るインキュベータの構成の一例を示す図である。
図4は、第1の実施形態に係る疑似カートリッジの設置手順の一例を説明するための図である。
図5は、第1の実施形態に係るカートリッジの熱特性と、疑似カートリッジの熱特性との関係の一例を説明するための図である。
図6は、第1の実施形態の変形例に係る細胞培養システムのインキュベータの一例を示す図である。
図7は、第2の実施形態に係る疑似カートリッジの一例を示す図である。
図8は、第2の実施形態に係る細胞培養システムの機能構成の一例を示す図である。
図9は、第2の実施形態に係る制御機能が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して各実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
【0009】
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係る細胞培養システムについて説明する。図1は、第1の実施形態に係る細胞培養システム1の外観構成の一例を示す図である。図1に示すように、細胞培養システム1は、台10と、カートリッジ20と、インキュベータ30とを備える。なお、細胞培養システム1は、図1では図示が省略されているが、図2に示す制御装置40も備える。細胞培養システム1では、インキュベータ30がカートリッジ20内の培養容器に対して細胞の培養に適した温度のガスを供給することにより、培養容器内の細胞が培養される。
【0010】
台10は、インキュベータ30を支持するとともに、カートリッジ20が載置されるための台である。台10に載置されたカートリッジ20は、台10上を移動可能である。カートリッジ20は、ユーザ90による手動でインキュベータ30の内部空間30b(図3参照)内に挿入されてスロット30aに設置されるか、又は、図示しない移動機構により自動的にインキュベータ30の内部空間30b内に挿入されてスロット30aに設置される。インキュベータ30の詳細については後述する。
(【0011】以降は省略されています)

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