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公開番号
2025062486
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-14
出願番号
2023171600
出願日
2023-10-02
発明の名称
マルチトーンレーダおよび送受信方法
出願人
三菱電機株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01S
7/38 20060101AFI20250407BHJP(測定;試験)
要約
【課題】レーダおよびEW装置を広帯域化させ、かつ、ハードウェアの規模の増大を抑える。
【解決手段】マルチトーンレーダ100は、マルチトーン信号を、脅威レーダ波を妨害する妨害信号およびレーダ信号として送信し、目標から反射されたレーダ信号を含むマルチトーン信号をエコー信号として受信するマルチトーンレーダである。マルチトーンレーダ100の送受信周波数範囲を分割した複数の周波数範囲で、それぞれマルチトーン信号を送信する複数の分割回路#1~#nを備える。複数の分割回路#1~#nは、マルチトーン信号をレーダ信号として送信するレーダ用の分割回路とマルチトーン信号を妨害信号として送信する妨害用の分割回路とを含む。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
マルチトーン信号を、脅威レーダ波を妨害する妨害信号およびレーダ信号として送信し、目標から反射された前記レーダ信号を含むマルチトーン信号をエコー信号として受信するマルチトーンレーダであって、
前記マルチトーンレーダの送受信周波数範囲を分割した複数の周波数範囲で、それぞれ前記マルチトーン信号を送信する複数の分割回路を備え、
前記複数の分割回路は、前記マルチトーン信号を前記レーダ信号として送信するレーダ用の分割回路と前記マルチトーン信号を前記妨害信号として送信する妨害用の分割回路とを含む、
マルチトーンレーダ。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記複数の分割回路の一部または全部を、前記レーダ用の分割回路または電力妨害する前記妨害用の分割回路にそれぞれ割り当てる統合処理回路を備え、
前記統合処理回路は、前記脅威レーダ波の周波数を含む周波数範囲に割り当てられた分割回路を前記妨害用の分割回路とする、
請求項1に記載のマルチトーンレーダ。
【請求項3】
前記統合処理回路は、
前記レーダ用の分割回路にレーダ用波形データを出力し、前記妨害用の分割回路に妨害用波形データを出力するように前記レーダ用波形データと前記妨害用波形データとを切り替える切替部を備える、
請求項2に記載のマルチトーンレーダ。
【請求項4】
前記統合処理回路は、前記妨害信号を探知した結果を取得する探知結果取得部を備え、
前記探知結果取得部から出力された指示信号に基づき、前記切替部にて前記レーダ用波形データと前記妨害用波形データとを切り替える、
請求項3に記載のマルチトーンレーダ。
【請求項5】
前記複数の分割回路に共通のミキサに入力され、前記マルチトーンレーダの送受信周波数範囲を規定する第1ローカル信号を発生する信号発生第1回路と、
前記複数の分割回路ごとの個別のミキサに入力され、それぞれ対応する分割回路が前記複数の周波数範囲のうちどの周波数範囲に対応するかを規定する第2ローカル信号を発生する複数の信号発生第2回路と、
を備える、
請求項1に記載のマルチトーンレーダ。
【請求項6】
前記統合処理回路は、前記妨害用の分割回路に対応する前記信号発生第2回路を個別に制御し、電力妨害する信号を前記第2ローカル信号として発生させる、
請求項5に記載のマルチトーンレーダ。
【請求項7】
前記統合処理回路は、前記脅威レーダ波がホッピングまたはアジャイルしている場合、前記妨害用の分割回路に対応する前記信号発生第2回路を個別に制御し、前記第2ローカル信号の周波数を前記脅威レーダ波の周波数の変動に合わせて変動させる、
請求項5に記載のマルチトーンレーダ。
【請求項8】
前記妨害用の分割回路は、受信した前記脅威レーダ波に基づいて生成した欺瞞妨害信号を送信する欺瞞妨害用の分割回路を含む、
請求項1から7のいずれか1項に記載のマルチトーンレーダ。
【請求項9】
前記統合処理回路は、前記欺瞞妨害用の分割回路が受信した前記脅威レーダ波の波形を一旦記憶し、設定された遅延時間で、前記脅威レーダ波の波形の信号を出力するDRFM(Digital Radio Frequency Memory)を有し、
前記欺瞞妨害用の分割回路は、前記DRFMから出力された前記脅威レーダ波の波形の信号に基づいて、前記欺瞞妨害信号を生成する、
請求項8に記載のマルチトーンレーダ。
【請求項10】
1つの空中線と、
前記1つの空中線を、送信と受信とに切り替える送受切替器と、
を備え、
前記送受切替器は、前記レーダ信号および前記妨害信号の送信と、前記エコー信号および前記脅威レーダ波の受信とを切り替える、
請求項8に記載のマルチトーンレーダ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示はマルチトーンレーダおよび送受信方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、デジタル部品の性能向上によってレーダおよびEW(Electronic Warfare)装置の広帯域化が進んでいる。一般的にレーダとEW装置とは個別に開発されているため、例えば航空機にレーダおよびEW装置を搭載した場合、アビオニクス全体としてのハードウェアの規模が大きくなり、これらを統合する装置も必要であった。
【0003】
例えば、特許文献1には、広帯域信号を送信する送信機と、送信機から送信された広帯域信号の反射波を受信する受信機と、を備え、受信機に受信された反射波における周波数帯域が互いに異なる複数のサブバンド信号のうち、干渉があるサブバンド信号を除いてバンド幅合成した結果に基づいて、目標を検出する広帯域レーダ装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-8452号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示されている広帯域レーダ装置は、不要波の除去を目的とした装置であり、妨害波を送信する機能はない。このため、この広帯域レーダ装置を使用して、広帯域の脅威レーダへの妨害を実現するためには、広帯域で妨害波を送信する別のEW装置と、これらを統合する装置とが必要となり、ハードウェアの規模が大きくなる。
【0006】
本開示は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、レーダおよびEW装置を広帯域化させ、かつ、ハードウェアの規模の増大を抑えることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本開示に係るマルチトーンレーダは、マルチトーン信号を、脅威レーダ波を妨害する妨害信号およびレーダ信号として送信し、目標から反射されたレーダ信号を含むマルチトーン信号をエコー信号として受信するマルチトーンレーダである。マルチトーンレーダは、複数の分割回路を備える。複数の分割回路は、マルチトーンレーダの送受信周波数範囲を分割した複数の周波数範囲で、それぞれマルチトーン信号を送信する。複数の分割回路は、マルチトーン信号をレーダ信号として送信するレーダ用の分割回路とマルチトーン信号を妨害信号として送信する妨害用の分割回路とを含む。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、マルチトーンレーダの送受信周波数範囲を分割した複数の周波数範囲に対応する分割回路を備え、複数の分割回路がレーダ用の分割回路と妨害用の分割回路とを含むことで、レーダおよびEW装置を広帯域化させ、かつ、ハードウェアの規模の増大を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1に係るマルチトーンレーダの構成例を示す図
実施の形態1に係る広帯域のBPFの周波数範囲を示す図
実施の形態1に係る狭帯域のBPFの周波数範囲を示す図
実施の形態1に係るマルチトーンレーダにおけるレーダ信号のホッピングを表す図
実施の形態1に係る統合処理回路の構成例を示す図
実施の形態1に係るマルチトーンレーダのECCM効果を表す図
実施の形態1に係る目標検出処理を示すフローチャート
実施の形態2に係るマルチトーンレーダのレーダ波および妨害波のイメージを示す図
実施の形態2に係るマルチトーン信号の妨害信号への割り当ての一例を示す図
実施の形態2に係るマルチトーンレーダの使用方法とマルチトーン信号の割り当てを示す図
実施の形態2に係る使用方法がレーダおよび電力妨害であるマルチトーンレーダの構成例を示す図
実施の形態2に係る使用方法がレーダおよび電力妨害であるマルチトーンレーダの統合処理回路の構成例を示す図
実施の形態2に係る使用方法がレーダ、電力妨害および欺瞞妨害であるマルチトーンレーダの構成例を示す図
実施の形態2に係る使用方法がレーダ、電力妨害および欺瞞妨害であるマルチトーンレーダの統合処理回路の構成例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本実施の形態に係るマルチトーンレーダについて図面を参照して詳細に説明する。なお、図中同一または相当する部分には同じ符号を付し、その説明は原則として繰り返さない。マルチトーンレーダとは、マルチトーン信号をレーダ信号として送信して目標から反射されたレーダ信号を含むマルチトーン信号をエコー信号として受信し、エコー信号に基づいて目標を検出するレーダである。ここで、マルチトーン信号は、同時に複数の信号を送信することである。マルチトーン信号の反対語として、マルチスポット信号がある。マルチスポット信号は、瞬時に1波を送信することである。
(【0011】以降は省略されています)
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