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公開番号
2025062261
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-14
出願番号
2023171204
出願日
2023-10-02
発明の名称
分注装置
出願人
メディカテック株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01N
35/10 20060101AFI20250407BHJP(測定;試験)
要約
【課題】簡易な動作で各ノズルのX方向及びX方向に交差するY方向のピッチを同時に変更して、遠沈管からマイクロプレートにサンプルを分注することが可能な分注装置を提供する。
【解決手段】配置面PLにおけるX方向、及びY方向に向けてそれぞれ複数配置され、Z方向に延在するノズルNdと、Y方向に延在し、複数のノズルNdをX方向に移動可能に連結する複数の第1連結部材11と、X方向に延在し、複数のノズルNdをY方向に移動可能に連結する複数の第2連結部材12と、一の第1連結部材11及び一の第2連結部材12の少なくとも一方に接続され、配置面PLの周囲に沿って移動可能な複数のベルト15と、各ベルト15をそれぞれ個別に移動させる第1、第2ギヤボックス21、22と、各ノズルNdの、X方向及びY方向のピッチが第1のピッチから第2のピッチの間のいずれかのピッチとなるように、第1、第2ギヤボックス21、22を制御する制御部60を備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
配置面におけるX方向、及び前記X方向に交差するY方向に向けてそれぞれ複数配置され、前記配置面の法線方向に延在するノズルと、
前記Y方向に延在し、複数のノズルを前記X方向に移動可能に連結する複数の第1連結部材と、
前記X方向に延在し、複数のノズルを前記Y方向に移動可能に連結する複数の第2連結部材と、
一の第1連結部材及び一の第2連結部材の少なくとも一方に接続され、前記配置面の周囲に沿って移動可能な複数のベルトと、
各ベルトをそれぞれ個別に移動させる移動機構と、
各ノズルの、前記X方向及びY方向のピッチが、第1のピッチから前記第1のピッチよりも小さい第2のピッチの間のいずれかのピッチとなるように、前記移動機構を制御する制御部と、
を備えた分注装置。
続きを表示(約 880 文字)
【請求項2】
前記移動機構は、
少なくとも1つのモータと、前記モータの回転角度に対し、それぞれ異なる角度だけ回転する複数の駆動軸と、
前記各駆動軸に設けられ、前記ベルトに係合するプーリと、
を備え、
前記制御部は、前記モータの回転角度を制御することにより、前記各ノズルのX方向及びY方向のピッチを前記第1のピッチから前記第2のピッチの間のいずれかのピッチに変更する
請求項1に記載の分注装置。
【請求項3】
各ノズルは、各ノズルを支持する支持部に連結され、各支持部のうち少なくとも一つは、クランク状に屈曲するクランク部を備え、
前記ノズルが前記第2のピッチのとき、少なくとも1つの支持部のクランク部上面は、前記X方向に隣接する他のノズルの支持部のクランク部下面と接している
請求項1に記載の分注装置。
【請求項4】
少なくとも1つの支持部の前記法線方向を向く側面には、前記第2連結部材の底面に接して前記法線方向を向く応力を支える係止部材を備えている
請求項3に記載の分注装置。
【請求項5】
各ノズルの先端部に搭載されて各ノズルを覆い、且つ、各ノズルに装着されたチップに当接する円筒形状のスリーブと、
各ノズルの、前記法線方向へ移動を規制する固定板と、
前記法線方向に変位可能であり、前記スリーブの周囲に対して法線方向に直交する面で当接する昇降板と、
前記昇降板を前記法線方向に変位させるチップ離脱機構と、
を備え、
前記制御部は、前記チップの離脱時に前記チップ離脱機構を制御して、前記昇降板を変位させて前記スリーブを前記法線方向に変位させ、前記スリーブに当接するチップを前記ノズルから離脱させる
請求項1に記載の分注装置。
【請求項6】
各ノズルに搭載される前記スリーブの少なくとも一つは、他のスリーブに対して前記法線方向の長さが異なっている
請求項5に記載の分注装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、複数のノズルにチップを装着してサンプルを分注する分注装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
複数のサンプルを同時に吸引して分注する分注装置が実用に供されている(例えば、特許文献1参照)。また、複数の遠沈管に充填されているサンプルを同時に吸引して、縦横のピッチが異なるマイクロプレートに滴下するため、サンプルを吸引するノズルのピッチを変更可能な分注装置が用いられている。マイクロプレートとは、少量のサンプルを収容する凹部が複数形成されたプレートを指す。
【0003】
例えば、縦横がそれぞれ38mmピッチで配置されている複数の遠沈管に充填されているサンプルを同時に吸引し、縦横がそれぞれ9mmピッチで配置されているマイクロプレートの凹部にそれぞれサンプルを滴下する場合には、ノズルのピッチを38mmから9mmに変更する必要がある。
【0004】
従来においては、縦方向及び横方向に38mmのピッチで整然と配置された複数のノズルに装着した各チップで、遠沈管からサンプルを吸引した後、第1の方向(例えば、縦方向)のピッチを38mmから9mmに変更する。その後、容器にサンプルを移し、第2の方向(例えば、横方向)のピッチを38mmから9mmに変更する。更に、縦方向及び横方向のピッチが共に9mmに変更された容器からサンプルを吸引して、マイクロプレートの凹部に滴下するという操作を行っていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-250191号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述したように従来における分注装置では、チップを装着したノズルのピッチを縦方向の変更させた後、再度横方向に変更するという2段階の操作を実施するため、作業に時間を要し且つ制御が複雑化するという問題がある。
【0007】
本開示は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、簡易な動作で各ノズルのX方向及びX方向に交差するY方向のピッチを同時に変更して、遠沈管からマイクロプレートにサンプルを分注することが可能な分注装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本開示に係る分注装置は、配置面におけるX方向、及び前記X方向に交差するY方向に向けてそれぞれ複数配置され、前記配置面の法線方向に延在するノズルと、前記Y方向に延在し、複数のノズルを前記X方向に移動可能に連結する複数の第1連結部材と、前記X方向に延在し、複数のノズルを前記Y方向に移動可能に連結する複数の第2連結部材と、一の第1連結部材及び一の第2連結部材の少なくとも一方に接続され、前記配置面の周囲に沿って移動可能な複数のベルトと、各ベルトをそれぞれ個別に移動させる移動機構と、各ノズルの、前記X方向及びY方向のピッチが第1のピッチから前記第1のピッチよりも小さい第2のピッチの間のいずれかのピッチとなるように、前記移動機構を制御する制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、簡易な動作で各ノズルのX方向及びX方向に交差するY方向のピッチを同時に変更して、遠沈管からマイクロプレートにサンプルを分注することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施形態に係る分注装置の外観図であり、各ノズルを9mmピッチとした状態を示す。
図2は、実施形態に係る分注装置の外観図であり、各ノズルを38mmピッチとした状態を示す。
図3は、(12×8)個の遠沈管が収容された遠沈管ラックの斜視図である。
図4は、マイクロプレートの斜視図である。
図5は、(12×8)個の各ノズル、各第1連結部材、及び各第2連結部材の配置を模式的に示す説明図である。
図6は、第1ギヤボックス21を背面側から見た斜視図である。
図7は、第1ギヤボックス21を正面側から見た斜視図である。
図8は、第2ギヤボックス22を背面側から見た斜視図である。
図9は、各ノズルを9mmピッチとしたときの配置を示す斜視図である。
図10は、各ノズルを9mmピッチとしたときの配置を示す説明図であり、(a)は天頂図、(b)は正面図である。
図11は、各ノズルを9mmピッチとしたときの配置を示す説明図であり、チップを取り外した状態を示す。
図12は、チップ離脱機構の駆動部の構成を示す斜視図である。
図13は、チップ離脱機構の詳細な構成を示す説明図であり、チップ離脱前の状態を示す。
図14は、チップ離脱機構の詳細な構成を示す説明図であり、チップ離脱後の状態を示す。
図15は、図12において揺動板を詳細に示した説明図である。
図16は、昇降板、ノズル、及びスリーブの位置関係を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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