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公開番号2025062162
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-14
出願番号2023171045
出願日2023-10-02
発明の名称シートシャッターの装飾方法及びシャッターカーテン
出願人個人
代理人個人,個人,個人
主分類E06B 9/13 20060101AFI20250407BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】
シートシャッターに、耐久性に優れた装飾を施すことができるシートシャッターの装飾方法を提供する。
【解決手段】
可撓性のカーテン用シート11で形成されたシャッターカーテン10と、シャッターカーテン10をロール状に巻き上げるための巻き上げ装置20とを備えたシートシャッター1に装飾を施すためのシートシャッターの装飾方法において、装飾用シート100に切れ目110を入れることにより、装飾用シート100を複数のシートピース200に切り分ける切り分け工程と、切り分け工程で切り分けられた複数のシートピース200をカーテン用シート11に貼り付ける貼付け工程とを経ることにより、シャッターカーテン10を巻き上げ装置20で巻き上げた際に、装飾用シート100とカーテン用シート11との間に発生する面方向のズレを、複数のシートピース間の前記切れ目110で逃がすことができるようにした。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
可撓性のカーテン用シートで形成されたシャッターカーテンと、シャッターカーテンをロール状に巻き上げるための巻き上げ装置とを備えたシートシャッターのシャッターカーテンに装飾を施すためのシートシャッターの装飾方法であって、
装飾用シートに切れ目を入れることにより、装飾用シートを複数のシートピースに切り分ける切り分け工程と、
切り分け工程で切り分けられた複数のシートピースをカーテン用シートに貼り付ける貼付け工程と
を経ることにより、
シャッターカーテンを巻き上げ装置で巻き上げた際に、装飾用シートとカーテン用シートとの間に発生する面方向のズレを、複数のシートピース間の前記切れ目で逃がすことができるようにした
シートシャッターの装飾方法。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記切れ目が、シートシャッター上で略水平となる方向の切れ目である水平カットを複数本含む請求項1記載のシートシャッターの装飾方法。
【請求項3】
隣り合う水平カット間の距離が、10mm以上50mm以下である請求項2記載のシートシャッターの装飾方法。
【請求項4】
切り分け工程において、装飾用シートに、複数のシートピースが最大幅50mm以下の略多角形状となるように切れ目を入れる請求項1記載のシートシャッターの装飾方法。
【請求項5】
シートシャッター用の装飾付きシャッターカーテンであって、
可撓性のカーテン用シートと、
カーテン用シートに貼り付けられた装飾用シートと
を備え、
装飾用シートが、切れ目によって複数のシートピースに切り分けられた状態でカーテン用シートに貼り付けられていることにより、
シートシャッターの巻き上げ装置でロール状に巻き上げられた際に、装飾用シートとカーテン用シートとの間に発生する面方向のズレを、複数のシートピース間の切れ目で逃がすことができるようにした
装飾付きシャッターカーテン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートシャッターの装飾方法に関する。本発明はまた、シートシャッターで採用することができる装飾付きシャッターカーテンにも関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
工場や店舗等の出入口や窓等には、可撓性のカーテン用シートで形成されたシャッターカーテンと、シャッターカーテンを巻き上げるための巻き上げ装置とを備えたシートシャッターが設置されることがある。このようなシートシャッターは、頻繁に(例えば、一日に平均10~20回も)開閉されることが多い。このため、シャッターカーテンに、塗装等で装飾(例えば、企業ロゴ、宣伝広告、注意喚起等の装飾)を施した場合には、開閉を繰り返すことによって塗装割れや塗装剥がれが起こるおそれがあった。
【0003】
一方、特許文献1の図1等には、複数枚の細長いスラットを組み合わせて構成されるスラットシャッター4に対して各種宣伝広告や装飾効果を付加することができるシャッター用ディスプレイ装置1が記載されている。同文献に記載のシャッター用ディスプレイ装置1は、同文献の図3及び図4等に記載のように、建物等に敷設され巻取ロールにより上下動自在な巻き上げ式のスラットシャッター4に対して取り付けられる。シャッター用ディスプレイ装置1は、シャッター4の下部に固定され、一方向に回転付勢された巻き取り軸を備える巻き取り部材8と、巻き取り部材8に下端部を固定され上端部をシャッター4表面の上方部に位置する水平材9に固定してなるディスプレイシート2とを備えている。シャッター4を下げた状態においては、巻き取り部材8から繰り出されたディスプレイシート2がシャッター4表面に並設されるようになっており、シャッター4を上げる際には、ディスプレイシート2が巻き取り部材8に下端部から巻き取られていくようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-97839号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、特許文献1に記載のシャッター用ディスプレイ装置1は、頻繁に開閉されるシートシャッターに適用することが難しいものであった。というのも、同装置においては、シャッター4が開閉されるたびに、回転付勢された巻き取り軸を備える巻き取り部材8によってディスプレイシート2が巻き取られるようになっているため、頻繁に開閉されるシートシャッターに同装置を適用した場合には、巻き取り部材8が破損しやすくなるおそれがあるからである。また、シートシャッターでは、スラットシャッターとは異なり、シャッターカーテンが可撓性のカーテン用シートで形成されているため、同装置のようにディスプレイシート2とシャッター4との間に隙間がある状態では、ディスプレイシート2とシャッター4のうち一方が、他方に対してずれたり撓んだりしやすい。そして、その状態でシャッター4を開閉した場合には、ディスプレイシート2が巻き取り部材8に正しく撒き取られず、結果としてシャッター4の巻き上げにも支障をきたすおそれがあった。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するために為されたものであり、シートシャッターに、耐久性に優れた装飾を施すことができるシートシャッターの装飾方法を提供するものである。また、耐久性に優れた装飾が施された装飾付きシャッターカーテンを提供することも本発明の目的である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題は、
可撓性のカーテン用シートで形成されたシャッターカーテンと、シャッターカーテンをロール状に巻き上げるための巻き上げ装置とを備えたシートシャッターのシャッターカーテンに装飾を施すためのシートシャッターの装飾方法であって、
装飾用シートに切れ目を入れることにより、装飾用シートを複数のシートピースに切り分ける切り分け工程と、
切り分け工程で切り分けられた複数のシートピースをカーテン用シートに貼り付ける貼付け工程と
を経ることにより、
シャッターカーテンを巻き上げ装置で巻き上げた際に、装飾用シートとカーテン用シートとの間に発生する面方向のズレを、複数のシートピース間の前記切れ目で逃がすことができるようにした
シートシャッターの装飾方法
を提供することによって解決される。
【0008】
これにより、例えば既設のシートシャッターに、耐久性に優れた装飾を施すことができる。すなわち、仮に、切れ目が入っていない状態の(複数のシートピースに切り分けられていない一枚物の)装飾用シートをカーテン用シート(シャッターカーテン)に貼り付けたとすると、シャッターカーテンが巻き上げ装置によってロール状に巻き上げられて湾曲した際に、装飾用シートとカーテン用シートとの間に面方向のズレが発生してしまう。そして、その後、再びシャッターカーテンを降ろすと、装飾用シートとカーテン用シートのうち、巻き取り時に外側に配されていた方が、内側に配されていた方に対してたるんだ状態となる。これが繰り返されると、装飾用シートにシワが寄りやすくなるおそれや、カーテン用シートから装飾用シートが剥がれやすくなるおそれがある。
【0009】
この点、本発明に係るシートシャッターの装飾方法においては、切り分け工程において装飾用シートを複数のシートピースに切り分け、貼付け工程において複数のシートピースをカーテン用シートに貼り付けるようにしている(すなわち、一旦切り分けた装飾用シートを、パズル状に再度組み合わせた状態でカーテン用シートに貼り付けている)。これにより、巻き上げ装置によってシャッターカーテンを巻き上げた際に、装飾用シートとカーテン用シートとの間に発生する面方向のズレを、複数のシートピース間の切れ目で逃がすことができ、装飾用シートにシワが寄りにくくすることや、カーテン用シートから装飾用シートが剥がれにくくすることができる。したがって、頻繁に開閉されるシートシャッターに対しても、耐久性に優れた装飾を施すことができる。
【0010】
また、万が一、装飾用シート(シートピース)がカーテン用シートから剥がれてしまったとしても、一枚物の装飾用シートが剥がれた場合に比べて、シートピースがシートシャッターの巻き上げ装置に巻き付いたり絡まったりするリスクを小さくすることもできる。さらに、装飾用シートに汚れや破れが生じた場合には、汚れたり破れたりした箇所のシートピースだけを新しいものに交換することができるため、再施工の手間やコストを軽減することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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