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公開番号2025062029
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-11
出願番号2025015976,2020184316
出願日2025-02-03,2020-11-04
発明の名称分析情報管理装置および分析情報管理方法
出願人株式会社島津製作所
代理人個人,個人,個人
主分類G01N 30/86 20060101AFI20250404BHJP(測定;試験)
要約【課題】分析装置の適切な監査を容易にする分析情報管理装置および分析情報管理方法を提供する。
【解決手段】分析装置に連続的な試料の分析を実行させるバッチファイルの選択が受付部1により受け付けられる。選択が受け付けられたバッチファイルに対応する分析結果を示すバッチ分析データが分析結果取得部3によりデータベース装置20から取得される。選択が受け付けられたバッチファイルに対応する分析装置による分析の妥当性を担保するための基準情報が基準情報取得部4によりデータベース装置20から取得される。取得されたバッチ分析データおよび基準情報に基づいて、バッチ分析データが示す分析結果と、分析装置による分析の妥当性についての評価結果とが記載されたレポートが作成部5により作成される。
【選択図】図2


特許請求の範囲【請求項1】
分析装置に連続的な試料の分析を実行させる複数のバッチファイルが登録されたデータベース装置と通信可能な分析情報管理装置であって、
前記データベース装置には、前記分析装置の分析により得られた前記複数のバッチファイルに対応する分析結果を示す複数のバッチ分析データと、前記分析装置による分析の妥当性を担保するための前記複数のバッチファイルに対応する複数の基準情報とが登録され、
前記分析情報管理装置は、
前記データベース装置に登録された前記複数のバッチファイルの選択を受け付ける受付部と、
前記受付部により選択が受け付けられた前記複数のバッチファイルに対応する前記複数のバッチ分析データを前記データベース装置から取得する分析結果取得部と、
前記受付部により選択が受け付けられた前記複数のバッチファイルに対応する前記複数の基準情報を前記データベース装置から取得する基準情報取得部と、
前記分析結果取得部により取得された前記複数のバッチ分析データおよび前記基準情報取得部により取得された前記複数の基準情報に基づいて、前記複数のバッチ分析データが示す分析結果と、前記分析装置による分析の妥当性についての評価結果とを含むレポートを作成する作成部とを備える、分析情報管理装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記基準情報は、前記分析装置の安定性を規定するシステムスータビリティ情報を含み、
前記作成部は、前記分析装置による分析の妥当性についての評価結果として、分析における前記分析装置の安定性の合否を含む前記レポートを作成する、請求項1記載の分析情報管理装置。
【請求項3】
前記基準情報は、分析結果の信頼性を規定する品質保証/品質管理情報を含み、
前記作成部は、前記分析装置による分析の妥当性についての評価結果として、試料に対する分析結果の合否を含む前記レポートを作成する、請求項1または2記載の分析情報管理装置。
【請求項4】
前記データベース装置には、前記分析情報管理装置の操作履歴を示す履歴情報がさらに登録され、
前記分析情報管理装置は、前記受付部により選択が受け付けられた前記複数のバッチファイルに対応する複数の履歴情報を前記データベース装置から取得する履歴情報取得部をさらに備え、
前記作成部は、前記履歴情報取得部により取得された前記複数の履歴情報が示す操作履歴をさらに含む前記レポートを作成する、請求項1~3のいずれか一項に記載の分析情報管理装置。
【請求項5】
前記データベース装置には、所定の分析メソッドに従う単発的な試料の分析結果を示すシングル分析データがさらに登録され、
前記受付部は、前記データベース装置に登録された前記シングル分析データの選択をさらに受け付け、
前記分析結果取得部は、前記受付部により選択が受け付けられた前記シングル分析データを前記データベース装置から取得し、
前記作成部は、前記分析結果取得部により取得された前記シングル分析データが示す分析結果をさらに含む前記レポートを作成する、請求項1~4のいずれか一項に記載の分析情報管理装置。
【請求項6】
分析装置に連続的な試料の分析を実行させる複数のバッチファイルが登録されたデータベース装置と通信する分析情報管理方法であって、
前記データベース装置には、前記分析装置の分析により得られた前記複数のバッチファイルに対応する分析結果を示す複数のバッチ分析データと、前記分析装置による分析の妥当性を担保するための前記複数のバッチファイルに対応する複数の基準情報とが登録され、
前記分析情報管理方法は、
前記データベース装置に登録された前記複数のバッチファイルの選択を受け付けるステップと、
選択が受け付けられた前記複数のバッチファイルに対応する前記複数のバッチ分析データを前記データベース装置から取得するステップと、
選択が受け付けられた前記複数のバッチファイルに対応する前記複数の基準情報を前記データベース装置から取得するステップと、
取得された前記複数のバッチ分析データおよび前記複数の基準情報に基づいて、前記複数のバッチ分析データが示す分析結果と、前記分析装置による分析の妥当性についての評価結果とが記載されたレポートを作成するステップとを含む、分析情報管理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、分析情報管理装置および分析情報管理方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
分析情報管理システムにおいては、データベースサーバ、1以上の分析機器およびクライアント端末がネットワーク回線を介して相互に接続される。データベースサーバには、分析機器による試料の分析データファイルと、分析データファイルに関連した様々なログ情報を示す監査証跡レポートファイルとが対応付けられた状態で登録されている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
ユーザが所望の分析データファイルを選択するとともに、レポートセットの作成を指示すると、選択された分析データファイルおよび対応する監査証跡レポートファイルがデータベースサーバからクライアント端末へ送られる。クライアント端末において、分析データファイルの内容および監査証跡レポートファイルの内容が記載された最終結果記録レポートが作成される。作成された最終結果記録レポートは、データベースに登録される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6699669号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載された分析情報管理システムにおいては、最終結果記録レポートに監査証跡レポートファイルの内容が記載される。そのため、分析機器の監査において作成された最終結果記録レポートを提示することにより、正しい操作で分析結果が得られたことを証明することができる。しかしながら、上記の最終結果記録レポートを提示するだけでは、分析機器を十分に監査することができない。
【0006】
本発明の目的は、分析装置の適切な監査を容易にする分析情報管理装置および分析情報管理方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、分析装置に連続的な試料の分析を実行させるバッチファイルが登録されたデータベース装置と通信可能な分析情報管理装置であって、前記データベース装置には、前記分析装置により得られた前記バッチファイルに対応する分析結果を示すバッチ分析データと、前記分析装置による分析の妥当性を担保するための基準情報とが前記バッチファイルに対応するように登録され、前記分析情報管理装置は、前記データベース装置に登録された前記バッチファイルの選択を受け付ける受付部と、前記受付部により選択が受け付けられた前記バッチファイルに対応する前記バッチ分析データを前記データベース装置から取得する分析結果取得部と、前記受付部により選択が受け付けられた前記バッチファイルに対応する前記基準情報を前記データベース装置から取得する基準情報取得部と、前記分析結果取得部により取得された前記バッチ分析データおよび前記基準情報取得部により取得された前記基準情報に基づいて、前記バッチ分析データが示す分析結果と、前記分析装置による分析の妥当性についての評価結果とを含むレポートを作成する作成部とを備える、分析情報管理装置に関する。
【0008】
本発明の他の態様は、分析装置に連続的な試料の分析を実行させるバッチファイルが登録されたデータベース装置と通信する分析情報管理方法であって、前記データベース装置には、前記分析装置により得られた前記バッチファイルに対応する分析結果を示すバッチ分析データと、前記分析装置による分析の妥当性を担保するための基準情報とが前記バッチファイルに対応するように登録され、前記分析情報管理方法は、前記データベース装置に登録された前記バッチファイルの選択を受け付けるステップと、選択が受け付けられた前記バッチファイルに対応する前記バッチ分析データを前記データベース装置から取得するステップと、選択が受け付けられた前記バッチファイルに対応する前記基準情報を前記データベース装置から取得するステップと、取得された前記バッチ分析データおよび前記基準情報に基づいて、前記バッチ分析データが示す分析結果と、前記分析装置による分析の妥当性についての評価結果とが記載されたレポートを作成するステップとを含む、分析情報管理方法に関する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、分析装置の適切な監査を容易に行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施の形態に係る分析情報管理装置を含む分析システムの構成を示す図である。
図1の分析情報管理装置の構成を示す図である。
分析情報管理装置により作成された統合レポートを示す図である。
分析情報管理装置により実行されるレポート作成処理のアルゴリズムの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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